リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

和のすすめ(46)妻と夜 縄文の丘 風涼し:tsu ma to yo ru jo u mo n no o ka ka ze su zu shi

2016-07-19 13:29:00 | Weblog

妻と夜
縄文の丘
風涼し

つまとよる          tsu ma to yo ru
じょうもんのおか   jo u mo n no o ka
かぜすずし         ka ze su zu shi

 


 

夕食後、妻と散歩した。

 

我が家の周辺は、丘とその下の、幾つかの小川が流れている小さな谷の地域が一体となっている。

丘の上には、縄文時代のたて穴式住居の跡がある。

我が家はそのたて穴住居跡があるところから、少し離れた丘の上にある。

 

丘の上と言っても広く、今でも一部は畑になっている。

縄文時代にはその丘の上で、大豆や稗など栽培していたのであろう。

丘の上には、栗や柿などの果樹が、秋になるとたくさん採れたであろう。

柿は、我が家にもある。

 

丘の下の谷筋には、海進(海面上昇)によってたて穴住居のすぐ近くまで、海が迫っていた。

少し降りていけば、魚介がたくさん採れたであろう。

 

我が家は、縄文時代人がくらした、おなじ丘の上にある。

 

その丘と谷筋を夜妻と散歩して、いろいろ思いを巡らせた。

 

丘の上は、けっこう風通しが良い。

特に、丘の端の崖になっているところや、家が混み合っていない開けたところは、特に風通しがいい。

縄文時代には、たて穴住居がいくつかあるだけったので、もっと風通しが良かったに違いない。

 

丘の端から谷筋に降りると、やはり空気が動かないため、蒸し暑い。

縄文時代の人々も、私たちのように風通しのいい丘の上で涼んでいたに違いない。

月を見ながら。

 


 

私たちは、LEDの明るい照明で、縄文時代人がくらした丘を安全に散歩できる。

しかし、縄文時代人も案外私たち以上に、満月の光を浴び、涼しい風に当たって、はっきり見える月と星々を見ながら宇宙を感じて、ロマンチックな夜を過ごしていたのではないか。

クーラーの冷え冷えする風を浴びずに、自然の風と光の中で、涼を取りながら。

スマフォもなく、テレビもなかったけれど。

 


 

和の国へいらして、1万年以上も前の、縄文時代人と同じ体験をしてみませんか?

どうして約1万3000年以上も、縄文時代が続いたかが分かると思います。

そして、夏は想像以上に縄文時代人は豊かだったことが、理解できると思います。

 

縄文時代の竪穴式住居跡など遺跡は、和の国の各地にあるので。

和の国へいらして、これを見ないなんてもったいなさ過ぎます。


和のすすめ(45)盲導犬 主人の脚下 丸まって 電車の乗客 席ゆずりあい

2016-07-14 22:11:31 | Weblog

盲導犬 主人の脚下 丸まって
電車の乗客 席ゆずりあい

もうどうけん       mo u do u ke n
しゅじんのあしした   syu ji n no a si si ta
まるまって        ma ru ma tte
でんしゃのじょうきゃく de n sha no jo u kya ku
せきゆずりあい     se ki yu zu ri a i

 

 


 

 

今回は内容が多いので、俳句や川柳の17音では情景が収まらない。
そこで、5,7,5,7,7の31音の短歌にした。
多少字余りになっているが。

短歌なので、季語はない。

 


 

少し前のこと。

JRの車内で起こった出来事である。

夕方、通勤で混み合うまえの時間帯である。

 

私が席に座ってうとうとしていると、突然、右となりの方が騒がしい。

ふと目を開けると、盲導犬とその主が乗車してきたのだった。

座っていた乗客が、みな立ち上がり、盲人の方と盲導犬に席を譲った。

ここまでなら、普通だ。

驚いたのが、その後である。

 

柴犬くらいの大きさの多分雑種と思われる盲導犬が、主人の膝下にくるくるっと小さく丸まって、チョコンと座っている。

もちろん、尾っぽも身体にピッタリとつけて、隣の人に迷惑をかけないようにしている。

その可愛らしさと、盲導犬の謙虚な姿勢に、思わず居ずまいを正した。

そして、乗客達はみなその盲導犬に釘付けとなった。

 

この盲導犬のおかげで、電車の車内には、互いを活かし合う素敵な時間と空間がしばらく続いた。

みんなその盲導犬に感心して、みんなが席を譲ろうとしていたのだ。

私にはそのチャンスは無かったが、まるで盲導犬がお手本のように、みんな自分の席を譲り合っていた。

 

多分、盲導犬のトレーナーによって、公共の場所では、自分(盲導犬)と主人以外に迷惑をかけないように訓練されているのだと思われた。

もちろん、主人も盲導犬が迷惑をかけないように、自分の脚下に留まるよう、しつけをしているのだ。

盲導犬の主人やトレーナーの思い、他の人に迷惑をかけないという気遣いが、電車の他の乗客への「敬意」として、盲導犬の行動からひしひしと伝わったのだ。

 

私も他の乗客も、盲導犬の姿に「神」を見る思いであった。

人間誰しも敬意を表されたら、敬意で応えるであろう。

それが、人間である。

 


 

少し横道へそれるが、和の国では基本的に人間であろうが、動物であろうが、区別しない。

和の国では、動物に心が伝わると考えているし、動物の思いも伝わると考えている。

それも縄文時代(約1万5000年前〜2300年前)から。

 

縄文時代に和の国の人々は、狩猟を共にした、犬を手厚く葬っている

狩猟でイノシシやシカ、クマと戦い、歯が折れたり、骨折が多かったようだ。

我が家の近くでも、埋葬された犬の骨格が出土している。

犬と人間の相互の思いの表れである。

その思いが、文化(縄文時代の遺跡)として和の国には、今でも各地に残っている。

 


 

縄文時代からの思いが、今を生きている犬、盲導犬との乗客達の間で交わされたのだから、車内の乗客が感動しないわけはない。

お互いが敬意を表して、認め合うという「敬意」に心が震えたのだ。

 


 

人間どうし、人間と動物、相互の間で、敬意を表して認め合うという和の国の「心性」がどうして培われたかについては、これからこのブログで少しずつ書いていきたい。

さわりだけ、申し上げれば、和の国の恵まれた「環境」があると考えている。

どうして、そんなに恵まれていたのか、少しずつ書いていきたい。

 

 


 

 

縄文時代の生活は、現代の私たちが思うほど、貧しい生活ではないと思われる。

江戸時代より、縄文時代の方が歯のエナメル質の形成が良いという研究もあるようだ。

 

次のYouTubeの動画が、縄文時代の豊かさを表している。

 

実は、我が家も縄文時代の人々が住んでいた跡がすぐ近くにあるので、かなり具体的に理解出来る。

詳しくは、追々書いていくつもりである。


和のすすめ(44)白蓮や ゆらす緋の鯉 何処かへ:bya ku re n ya yu ra su hi no ko i i zu ko ka e

2016-07-09 22:18:12 | Weblog

 

白蓮や
ゆらす緋の鯉
何処かへ

びゃくれんや       bya ku re n ya
ゆらすひのこい    yu ra su hi no ko i
いずこかへ         i zu ko ka e

 


 

白蓮は、文字通り白い蓮の花。

緋の鯉とは、赤い色の入った鯉のこと。

何処かへは、どこかへの古い言い方。

 

蓮の花は本当に美しい。

仏陀にも例えられる。

その美しさにしばし、見とれていた。

 

すると、突然白い蓮の花が大きく揺れる。

何かと水面に目をこらすと、白地に緋色の入った鯉。

これが、私の見つめていた、美しい白い蓮の花を揺らしたのだ。

花をゆらす緋鯉に、私の心も揺れた。

 

しかし、花を揺らした鯉は、池の土色の水に隠れて、何処かへ行ってしまった。

静まりかえった水面に白い蓮の花が、元のように美しく咲いていた。

 


 

あなたは、和の国へいらして何に感動されましたか?

俳句にして残しておくと、情景をいつでも思い出すことが出来ますよ!

ほんの一瞬の時間を。

そして、誰にでも伝えることが出来ますよ!

日本語ならば。

 


 

多分、日本語を話される方には、この句だけで情景を思い浮かべることが出来ます。

しかし、わかりやすく俳句写真にしました。

日本語をマスターすれば、写真は不要でしょう。

 

芭蕉のように矢立(筆記用具)と紙があればokです。

いや、紙さえ不要でしょう。

あなたの頭脳さえあれば。

 

さあ、和の国で俳句を作って、日本語を楽しみましょう!

 

 


和のすすめ(43)七夕の夜 自転車で 風をきる:ta na ba ta no yo ru ji te n sha de ka ze wo ki ru

2016-07-07 23:24:10 | Weblog

 

七夕の夜
自転車で
風をきる

たなばたのよる    t a na ba ta no yo ru
じてんしゃで        ji te n sha de
かぜをきる          ka ze wo ki ru

 


 

 

今日は日中は気温が上がり、とても暑かった。

しかし、夜になると、心地よい風が吹いてきた。

この風に誘われて、 マイ自転車(マウンテンバイク)で、近所をポタリング(散歩)。

自転車でかぜをきるととても涼しい!

 

昼間は激しい運動はできないが、涼しくなった夜ならば大丈夫。

幸い、iPhoneアプリの「歩数計」は、きちんと自転車に乗っている間も、歩数をカウントしてくれる。

それに、我が家の近所は適当なアップダウンがあり、マウンテンバイクで脚力をつけるにはうってつけ。

涼しくなった夜が、歩数を上げるのに絶好なのだ。

歩くより、風を切ることができて遙かに快適に、筋力をつけることができる。

 

 


 


和の国の夏の夜。

浴衣を着て、夕涼みしてもいい。

 

長良川では、鵜飼いを楽しんでもいいだろう。

東北のねぷたや竿灯もいいと思う。

 

ホテル近くの神社のお祭りの夜店の楽しみもある。

金魚すくい、あんず飴、綿あめ、盆踊り、・・・

 

楽しみは盛りだくさん。

和の国の夜は本当に、ワクワクする。

 

色々な楽しみ方があるので、あなた流に、和の国の夜を楽しんでください!

きっとハマりますよ。

宿に着いてからが、本当の楽しみの始まりです!

 


和のすすめ(42)夏の夜 カラコロ出で湯 巡るたび:na tsu no yo ru ka ra ko ro i de yu me gu ru ta bi

2016-07-05 17:42:41 | Weblog

 

夏の夜
カラコロ出で湯
巡る旅

なつのよる        na tsu no yo ru
からころいでゆ   ka ra ko ro i de yu
めぐるたび        me gu ru ta bi

 


 

 

梅雨も半ばになり、いよいよ暑さは頂点に近づいていきます。

和の国の暑さは厳しくなりますが、これからの季節は、楽しいことがたくさんあります。

その一つを句にしました。

 

上の句は、妻と城崎(きのさき)温泉に行った時の句です。

城崎温泉では、宿泊した旅館以外の温泉(外湯)に無料で入ることが出来ます。

 

昼の旅で疲れた身体を、温泉をハシゴして、癒すことが出来るんです!

 

妻と私は、温泉旅館の浴衣を着て、下駄を履いて、温泉街へ出かけました。

カラコロと。
(カラコロとは、下駄を履いて歩く時の音を表すオノマトペです。砂利道ではカラコロという音は出ません。下駄は素足で履くのでべたつかず、サッパリして気持ちいい!)

昼間の暑さも一服し、涼しくなった温泉街を新婚のように、手をつないでカラコロと歩きます。

 

掛け流し温泉(温泉=出で湯です。温泉だと字余りになるので、句中では出で湯としました)の玄関で妻を待っていると、湯の香りが広がって来ます。

若い人たちでいっぱい。

 

火照った身体を、涼しい月に当てながら、二人で温泉街を歩くと、昔懐かしい射的屋さんがあったり、スマートボール屋さんがあったり。

とても、落ち着く。

 

あなたも和の国へいらして、出で湯を巡ってみませんか?

あなたは、どなたと巡りますか?

 

 


 

 

浴衣で温泉を出た後の、 ビールやラムネ(サイダー)がこれまた最高!

身体の中に炭酸が染みわたる。

 

これを味わうために、和の国へいらしても十二分に価値がある!

子供ならスティックアイスのガリガリ君(ソーダ味)が、いいかも。

一度味わうとくせになります!

 

味あわせると、また連れて来てと言われますよ。

 


 

 

女性の浴衣は、実に綺麗!

洋服と違って、身体の線が肩しか出ない。

しかも、肩から裾にかけて帯で絞られていく曲線が実に美しい。

とても、かわいい!

男性なら、あなたの彼女を抱き上げたくなってしまうのでは?

 

男性もいい。

キリッとして、男らしい!

 

姫と殿になったよう。

 

是非、次の浴衣のビデオを見てください!

和の国へ来たくなっても知りませんよ。

 


なお、旅館の浴衣は、このビデオの浴衣より、ずっと地味です。

ビデオの浴衣は、どちらかというと花火など外出用です。

しかし、買った浴衣を大事にしまっているよりも、温泉でも使ってあげたほうが、浴衣は喜ぶと思います。

使わないのが一番もったいないと思いますが、どうでしょうか?

 

また、旅館によっては華やかな浴衣をレンタルしているところがあるかも知れません。

京都では、街中にたくさんありましたので。