リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

「ママチャリ」を「ベンツ」にする方法

2012-11-26 11:56:58 | Weblog

ママチャリがベンツになるわけないじゃないか!

その通りです。

「ベンツ」になるとはものの「たとえ」です。

 

何故ベンツなのかということから始めます。

 

ベンツに乗った方なら分かると思いますが、ベンツの走りは安定しています。

どう考えても「事故」を起こしそうにないのです。

それくらい、ベンツの走りは安定しています。

 

レクサスには乗ったことがないのですみません。

多分、ベンツなみでしょうが。

 

 

 

察しのいい読者の方は、もうお気づきのことと思います。

そうか、「ママチャリ」を「ベンツ」にするとは、自転車の走りを「安定」させることなのだと。

そうなのです。

今回は、どうしたら「ママチャリ」を「ベンツ」にすることが出来るか?

すなわち「安定した乗り物」に出来るかを書きます。

 

サドルを高くして、走行力をアップさせ安定した走りにする。

 

車(エンジン車)でいえば、エンジンの排気量を上げてパワーアップする方法です。

ママチャリのサドルを両足の先が、地面につくくらいの高さにします。

(普通のママチャリなら、サドルの下のハンドルを緩めてサドルを上下すればできるはず)

 

するとあーら不思議、あなたのママチャリがサイクリング車に変身します。

今までこいでいた力で、軽く走行できるようになります。

 

自転車が、ふらふらするのはスピードが遅いときです。

二輪だからしかたありません。

 

そこで、パワーを上げるとより少ない時間で、このふらつく時間帯を脱することができます。

 

嘘だと思ったらやってみてください。

実感できるはずです。

 

空気が抜けないように、「虫ゴム」を「チューブレスバルブ」に取り替えて、空気圧の低下を防いで、安定した走りにする。

 

サドルを高くしても、それだけで、安定した走りにすることは難しい。

タイヤの空気圧が少ないとタイヤの転がり抵抗が増し、せっかくのパワーアップが帳消しにされるからだ。

それだけでなく、タイヤの空気圧が少ないと接地面積が増え、タイヤがかた減りし、タイヤ自身の寿命を短くする。

 

車も自転車もそうだが、タイヤの空気圧をきちんとコントロールしないと、「安定」した走りはできない。

空気圧をできるだけ一定にするには、空気が抜ける原因を取り除けばいい。

 

一般的な自転車では、空気を入れるバルブに「虫ゴム」を使っている。

これは、風船まではいかないが、かなり薄いゴムの間を空気が抜けていくことで、タイヤに空気が入り、また抜けないようになっている。

しかし、虫ゴムはそもそもゴムなので、劣化しやすい。

ゴムだから、どうしてもゆるくなりそこから空気が抜けやすい。

 

ところが、「チューブレスバルブ」なら、そういうことがない。

仕組みはよく分からないが、とにかく空気が抜けづらい。

100円ショップでは、2個100円で売っている。

 

前後輪とも、「チューブレスバルブ」に変えてから、ほとんど空気が抜けない。

ぜひ、お勧めする。

 

「虫ゴム」を、「チューブレスバルブ」に変えると、タイヤの空気圧の低下を防いで、接地面との摩擦による抵抗の少ない、かつ速度低下を極力避けることが出来るスムーズな安定した走りに出来る。

(空気圧が低いときは、こぐと重いので、こいで軽くなるように空気圧を調整する。ただし、夏場はパンクすることもあるので空気の入れすぎは要注意。もっともそれほど空気圧が減らない良好な「虫ゴム」まで変える必要はないが)

 

バックミラーをつけて後方確認する時のふらつきを押さえて、ハンドリングを安定させて、方向転換を安全かつ容易にする。

また、後方確認を楽に出来るようにし、安定した走りにする。

 

バックミラーは、左側通行の我が国では、自転車の右ハンドルにつける。

(自転車は、車道の最も左側を走行するので、右側のバックミラーで後方から接近する車両を確認できるようにするため)

自転車の幅が若干広くなるので、走行時には、その分余裕をとる。

ホームセンターやあさひで1000円から2000円くらいで売っている。

自分で簡単に取り付けられる。

 

さて、こんなこと言わなくてもみなさんおわかりだと思うが、自転車のハンドルは、方向転換以外の重要な機能がある。

ハンドルを小刻みに左右に切って、転倒を防止している。

これが、できないと自転車は転倒してしまう。

 

低速走行時ほど、このハンドルを小刻みに切って、走行を安定させているのは、自転車初心者の走りを見れば、一目瞭然である。

 

ところが、若葉マークがとれた自転車運転者でも、この初心者に戻ることがある。

低速走行時と、後方確認の時である。

 

低速走行時は説明するまでもない。

 

後方確認の時を考えてみよう。

 

自転車で後方確認するときは、2通りある。

1.停止した状態で後方確認する。

 これは、問題ない。

 ふらつく要因がないからだ。

 停止しているから、ハンドルを小刻みに切る必要がない。

2.走行しながら後方確認をする。

 これが、問題なのだ。

 自転車は走行しているから、転倒しないようハンドルを小刻みに切らなければならない。(1)

 しかも、前方を注視しながら。(2)

 さらに、首を後ろに向けて後方を見る。(3)

 

後ろにつけた(1)~(3)は、意味がある。

正確には(4)まである。

(4)とは、走行しているので、ペダルを両足でこがなければならない。

 

人間が「一度に」情報処理出来る量は、普通2つである。

優秀な人間で3つ。

走行しながら、後方確認する場面では何と4つもある。

とっくに、情報処理の限界を超えているのだ。

だから、多くの自転車が後方確認しないまま、車道へ飛び出したり、走行中の車の前に急に割り込んできたりするのだ。

 

こうしたことになるのは、走行中、後方確認するときに、バックミラーがないことによる。

バックミラーがないと、どうなるか。

 

首を後ろに振り向かざるを得なくなる。

この結果、前方注視する(2)とその結果としてのハンドルを小刻みに切って安定させることの(1)ができなくなる。

場合によっては、こぐこと(4)までおぼつかなくなる。

 

そこで、生物としての防御反応として自転車運転者(人)は、転倒防止を優先順位の一位とし、優先順位の低い後方確認を怠る行動をとらざるを得なくなる。

 

その結果どうなるかは、多くの事故が物語っている。

(実は、車でも同じ。バックミラーがあるから後方を確認できるが、なければたちまち前方不注意に陥る。自転車より速度は速い分、事故に直結する。ただ、 四輪だから車両自体は自転車のように不安定にはならない。自転車がいかに後方を振り返るときに危険かが分かる)

バックミラーがあれば、どうか。

首を後ろに振り向ける動作がなくなるので、(1)と(2)とも安定して行える状態なので、確実に後方確認が出来る。

(ただし、バックミラーの「死角」はあることは念頭に置かねばならない)

その結果、安定して走行しながら後方確認ができるので、後方から車両が来ていないことを確認して、進路変更ないしは、右左折ができる。

 

これは、自転車に乗っている自転車運転者だけでなく、車を運転しているドライバーにとっても、きわめてありがたい。

 

なぜなら、大型でかつ長尺のトレーラーなどのドライバーにとって、自転車ほど怖いものはないだろうから。

特に、車線の幅が狭く、自転車通行帯もないようなところで、自転車を追い越すのは、ドライバー生命をかけていると思われる。

 

いつふらついて転倒するかもしれないだけでなく、後方確認しないまま直前に飛び出して来ることも常に予想して運転しなければならないからだ。

(「想定外」なんて言い訳したって、事故を起こしたらそれまでだ。人を傷つけ、仕事を失い、収入を失い、その上・・・)

 

一方、バックミラーをつけている自転車の運転車にとっても、メリットはたくさんある。

バックミラーで、後方確認ができるので、後方からトレーラーなど長尺の大型車両が接近してくれば、「のしいか」になるのはいやだから、自ら「緊急避難」して、歩道を一時的に走ることができる。

 (歩道は、あくまで歩行者のためのもの。そこに一時的に避難させてもらう。歩行者がいないときに)

(バカな自転車が、歩道を我が物顔に走る多くの原因は、バカな車にあると思っている。エンジンをがんがん吹かしながら、歩行者や自転車を「威嚇」するようにエンジン音を立てながら接近して、「弱者を追い払う走行」をしている。弱者に対する配慮が全くない。プリウスに乗って、なんて今までバカなことをしていたんだと反省させらた。それが当然と思っていたが、全く間違いだった。歩行者や自転車に対して配慮出来ない人は、そもそも車に乗らない方がいいと考え方が180度変わった。もちろん、自転車に乗る人は同じことが歩行者に対して言える)

実は、自転車にとって、歩道を走ることより、車道の方がはるかに、走りやすい。

(1)路面が、車両用だからきれいに整備され、でこぼこがほとんどないため快適に走れる。

(2)歩道のように多くの障害物がない。

(3)車両なので、一定のスピードに乗ると目的地まで早く着ける。

 

などである。

 

もちろん、私はママチャリにバックミラーをつけている。

バックミラーをつけて、マイママチャリは、「ベンツ」になった。

 

低速時も高速時も安定して後方確認できるので、ふらつきがほとんどなくなり、自転車が安定して走行できる乗り物つまり「ベンツ」になった。

 

まとめると、ママチャリにバックミラーをつけて後方確認時のふらつきを押さえて、ハンドリングを安定させて、進路変更や方向変換を容易にすると、「ベンツのような安定した走り」になる!!!

 

 

進路変更や方向転換だけでなく、普通に車道を走行中の後方確認が実に楽にできます。

楽=安全が成り立ちます。

後方から、トレーラーや幅寄せしてくる車があっても、いち早く待避できます。

 

是非、バックミラーを取り付けてみてください。

もう元には戻れなくなりますので。

プリウスに乗っると、もう二度と単なるエンジン車には乗りたくなくなるのと同じです。

バックミラーのある自転車に乗ると、もう二度とバックミラーのない自転車には乗りたくなくなるでしょう。

 

自分でやれば、予算は、総額で2000円前後に収まるかと思います。

新年からあたなのママチャリを「ベンツ」にしてみては、いかかでしょうか?

 


 

 - まとめ -

ママチャリを「ベンツ」にするとは、一言で言えば、ママチャリを安全にするということ。

言い換えれば、安全を担保するということだ。

安全を担保するには、「処理が3つ4つと重ならない」ようにすることが肝要だ。

人間の一時的な処理能力は、3つくらいであることは、「世界一受けたい授業」などで明らか。

そのためには、十分な計画と対策(今回は、バックミラーとチューブレスバルブとサドルの高さ)をすることをお知らせした。

この考え方は、個人、家庭、国などあらゆる「判断」を迫られる人間やチームに必要な考え方だと思う。

そのために、iPod touchをどう活用していくか、項を改めてお知らせする予定だ。

今回は、焦点を当てなかった、「計画」の部分も含めて。

-まとめ2-

バックミラーをつけることは、「強くなり、優しくなる」ことでもある。

処理が3つ、4つと重ならないから、余裕をもって対応できる。

つまり、後方確認が楽にできるので、周りの人や車両に配慮できる余裕をもった運転ができるのだ。

バックミラーをつけて情報処理に「強く」なった分、周りに「優しく」できるのだ。

プリウスとまったく同じだ。

モーターで力強く加速できるので、がんがんエンジンを吹かす必要がない。

だから、余裕が生まれる。

周りの人や車両に配慮できるのだ。

がんがんエンジンを吹かして、騒音をまきちらしているのは、「自分が弱い弱い」と言っているに過ぎない。

こんな車や人に囲まれていては、「強く」て「優しい」社会はできない。

 

 


アプリ 「ユーチューブ」と「Lyrica」で聴きたい、HYの「NAO」とビートルズの「ヘイジュード」

2012-11-19 00:53:29 | Weblog

  まずアプリ、ユーチューブについて。

 iPod touchのiOSがバージョンアップしたことで、ユーチューブのアプリがなくなった。

 このもともとのアプリとても良かった。

 これがなければ、ユーチューブはあまり見なかったのではないかとさえ思う。

 

 ワンタップでユーチューブへ行けるし、何よりお気に入りに登録するのもワンタップで簡単にできたからだ。

 さらに、お勧めの動画、ランキングなどが画面下をタップすれば見られたのも良かった。

 

 iOSがバージョンアップして、一番困ったのがユーチューブをどうするかである。

 お気に入りに登録していた動画を見られなくなってしまって困った (>_<)。

 

 HYさんのNAOが聞きたい (?_?)。

 

 この曲との出会いは、iPod touchのユーチューブである。

もし、これがなければ、未だにHYのNAOは知らなかったろう。

作詞と作曲は、HYさんのIzumi Nakasoneさんである。

 

(HYさんは、今NHKの朝ドラ「純と愛」の主題歌を歌っているが、同世代の知人の間では、私しか知らなかった。)

 

 最初にこの曲HYのNAOを聴いたとき、しびれてしまった。

 

 どうして、こんなに素直に失恋の気持ちを表現できるのだろう?

 特に、失恋の悲しい、重い気持ちを、詩「あなたへの思いで歩けない」と実にうまく表現している。

(実際の歌詞の方がもっといい表現です。念のため。是非原曲を聴いてください。上のリンクをクリックして)

 どうして、こんなに情感豊かに心を込めて歌えるのだろう?

リスナーの心にそのままつきささってくるような、Izumi Nakasoneさんの思いが込められた歌声。

 これだけ、リスナーに訴えることができた曲は、今までなかったのではないかとさえ思うくらいだ。

 

この素晴らしいメロディーと歌詞は。

 

そして、ただ聴くよりももっとこの曲を楽しみたいなら、HYのアルバム「confidence」を購入されるか、HYを単曲で購入されることをお勧めする。

(私は、「confidence」を購入したが。この1曲のために購入しても惜しくないアルバムだ)

 

すると、アプリ「Lyrica」で歌詞を見ながら、NAOを楽しむことができる。

 

もちろん、NAOは曲だけ聴いていても素晴らしい。

曲の情感に、欧米の方も感動している。

 

しかし、曲を聴きながら、「Lyrica」で歌詞を見ると、本当にこの曲の神髄に触れることができる。

 

歌詞なんて聴けばわかるじゃない。

という、意見も分かる。

しかし、この曲は、歌詞を「見て味わう」ことの醍醐味を私に教えてくれた。

 

「文学書」と「音楽」が一体になったような感じと表現すればおわかりいただけるだろうか?

 

ネットの音質より遙かにいい音質で、NAOをiPod touchで楽しめるし。

 

この曲NAOの歌詞は、「文学」である。

「文学」と、メロディーつまり「音楽」がHY(Izumi Nakasone)さんによってコラボされると、こんなにも素晴らしい、訴える力のあるものになるんだ!!!

 


 

HYのNAOが聞きたい (?_?)。

 

と思ったとき、新しくダウンロードしたアプリ「ユーチューブ」では、実に簡単に探し出すことができる。

 

ユーチューブトップ画面の虫眼鏡マークをタップし検索画面にして、マイクのマークをワンタップする。

 

「お話しください」と表示されたら、「HY」と言えば検索して表示してくれる。

そこから、NAOを選択すればいい。

 

実に検索が簡単に楽になった。

キー入力しなくてもいい。

音声入力で検索ができるからだ。

 

もちろん、ID登録すれば、お気に入りにもワンタップで登録できる。

 


 

12月30日に「ユーチューブ」と「Lyrica」で今年1年の曲を振り返る

 

アプリ、ユーチューブで「お気に入り」に登録された曲を楽しんでいく。

そうか、今年はこんないい曲に出会えたな!

などと、曲を聴きながら1年を振り返る。

 

もちろん、平原綾香さん、鈴木愛理さんも聞く。

いろいろ聞いた後で、最後に聞く大取の2曲は決まっている。

 

一曲目はもちろん、NAO。

これを聞いて思い切り泣く。

悲しいこともいっぱいあったからだ。

 

ちなみに、「Lyrica」で歌詞は必ず見る。

トップに「Now listening 26人」のように、今この曲を何人が聴いているか分かるからだ。

「NAO」の大好きな方たちと一緒に、この素晴らしい曲を聴くことができるから。

 

そして、二曲目はビートルズの「ヘイジュード」だ。

(上のリンクをクリックすれば、ヘイジュードを日本語訳を見ながら聴ける)

 

NAOを聞いて思い切り泣いたら、「ヘイジュード」の歌詞をiPod touchのレティナディスプレイで見ながら、声を出して歌う。

 

「ヘイジュード」の歌詞、

Take a sad song make it better

(悲しい曲は、人を優しくしてくれる)

の"sad song"(悲しい曲)とは、ここではもちろんNAOのこと。

「ヘイジュード」のこのワンフレーズは、NAOを聴いて思い切り泣いた後には、

「大丈夫きっと今度はうまくやれる!」

と、あなたに元気をくれるはず。

 


 

1年の最後に聴く曲は、この2曲の他にないと思っている。

「NAO」で悲しんでも、

「ヘイジュード」を聴けば、

「悪いことばかりではない」、「いい日が来るさ」という気持ちになるだろう。

 


 

「ヘイジュード」の歌詞の意味が分かって、英語で歌いたい人は、下をクリックすれば歌えます。

ヘイジュードを英語で歌う!

Let's song!

 


 

「NAO」と「ヘイジュード」の音楽の世界をさらに深く味わいたい、人生って何?と思う人は、

http://www.youtube.com/watch?v=OJ3H6Mo8zW8&feature=player_detailpage

上をクリックして、最後までご覧になることをお勧めする。

最後に歌う、チェコの歌手マ­ルタ・クビショバさんのチェコ版「ヘイジュード」がほんとにいい。

*途中、原曲の日本語訳も出てくるが、こちらの方が訳として自然だという方もあるかも知れない。

聴き比べて(いや見比べてか?)楽しんでください。

 

 


 


<< 次回の予告 >>

次回は、

「ママチャリ」を「ベンツ」にする方法

の予定です。

 

さわりをどうぞ。

 

 

 

ママチャリがベンツになるわけないじゃないか!

 

その通りです。

 

「ベンツ」になるとはものの「たとえ」です。

 

 

 

何故ベンツなのかということから始めます。

 

 

 

ベンツに乗った方なら分かると思いますが、ベンツの走りは安定しています。

 

どう考えても「事故」を起こしそうにないのです。

それくらい、ベンツの走りは安定しています。

・・・

次回をお楽しみに!


プリウスとiPod touchの相乗効果(4) ― 「平均燃費」をiPod touchとアプリSheet2およびPCで分析 ―

2012-11-10 21:56:06 | Weblog

前回、プリウスのエネルギーモニターの「見える化」が明らかにしたことを書いた。

 

同じ1500ccの車なのに、エンジン車ではリッター10kmの燃費。

プリウスでは、リッター20kmの燃費。

 

プリウスのエネルギーモニターが私に明らかにしたことは、

プリウス以前は、1リッターのガソリンのうち1/2は捨てながら走っていたということだ。

そうした運転を、恐れることもなく、恥ずかしくもなく、何年も何十年も続けていたことだ。

 

今更気づいても手遅れだが、これまでの失敗はできるだけ早く取り戻したい。

 

お約束したように、エネルギーモニターの「見える化」情報をさらにiPod touchによって活用する方法を書いて、どうしたら究極の省エネ運転と安全運転につながるかを書くつもりである。

 

まず、下の写真を見てほしい。

燃費・回収エネルギー画面で、燃費「31.8km」と表示されているのに気づく。

 

これは、出発から「114km」走行してその間の平均燃費を表している。

 

プリウス購入以来、近距離以外はほとんど、1日の最後に燃費・回収エネルギー画面の「距離」すなわち「走行距離」と、「平均燃費」つまりその日の「最終燃費」を記録してきた。

 

自宅に戻ったとき、この2つをプリウス車内で記録する。

これ以外に記録したのは、「年月日」「目的地」「直前のガソリン価格」「経由地」「高速代金」などである。

 

iPod touchを買ってからは、アプリ「Sheet2」を使って記録した。

 

入力がその場でできるのが超便利なiPod touch → 情報収集に最適

 

iPod touchを購入する前は、ザウルスに入力していたが、本体が重くて持ち運びに不便だったので、車内でメモして、自宅に入ってさらにザウルスのエクセルに入力するという煩雑なことをしていた。

 

それが、iPod touchを持ち歩くようになって、車内で表計算ソフト「Sheet2」に入力してしまうので、二度手間がなくなった。

 

しかも、ザウルスでは絶対できなかった音楽を聞いたり、撮影したビデオを見たりということができるようになった。

(ザウルスではネットはできたし、電話も可能だった。そういう意味では世界最先端のツールであった。もちろん、カメラもついていたし、ファックスだってできた。しかし、いかんせん「まじめ」すぎた。アミューズメント機能がほとんどなかった。仕事ではとても使えたが)

 

iPod touchは、超小型軽量なので、「情報収集」にも、最適である。

 

iPod touch と「Sheet2」で様々な情報の整理、分析が可能

 

ザウルスの表計算ソフトは、PCとの互換がありザウルスで収集したデータは、パソコンでも分析可能だった。

 

だが、なかなかPCで分析する気にならなかった。

 

カードスロットに対応するパソコンがなくなってしまったからだ。

 

そこに登場したのが、iPod touch と「Sheet2」だ。

 

Sheet2で収集したデータが簡単にPCで分析できるようになった。

Sheet2で収集したプリウスの「年月日」「目的地」「距離」「平均燃費」「直前のガソリン価格」「経由地」「高速代金」などのデータを無線LANつまりネット経由でパソコンに取り込んだ。

 

これに、今までザウルスで記録した同じデータを、手入力してPCで分析できるようにした。

 

Sheet2は、iPod touch単体でも情報の整理はかなりできる優れものである。

しかし、データの分析となると非力だ。

パソコンの力を借りるしかない。

 

だが、分析するにも大切なのは、データがあるかどうかだ。

データが収集されていなければ、パソコンは何の役にも立たない。

分析するデータを手軽に集められるのは、iPod touchとSheet2があってこそ。

 

プリウスの「平均燃費」をiPod touchとPCで分析して見えてきたもの

 

プリウスの「年月日」「目的地」「距離」「平均燃費」「直前のガソリン価格」「経由地」「高速代金」などのデータのうちもっとも大切なのは、「平均燃費」だ。

 

これが、究極の省エネ運転と安全運転につながるからだ。

 

「平均燃費」を「最高値と最低値」と「平均燃費のグラフ」の2つの観点から分析してみた。

具体的には、これまでの全ての「平均燃費」のデータの最高値(リッター30km以上)と最低値(リッター22km未満)のデータをエクセルの関数を使って色分けしてマークする。

次に、全ての「平均燃費」のデータをグラフ化して傾向を分析した。

PCのエクセルは、こうした分析には絶大な力を発揮する。

 

1.ディーラーの営業社員が言っていたとおり、燃費は春と秋にいい。

つまり、最高値と最低値をとったり、グラフにして分析すると春と秋で、最高値を示す。

2.最低値は、冬と夏。これは、暖房や冷房で電力を消費するから燃費も悪いため。

3.最高値と最低値の差は、購入時には大きいが、省エネ運転の技術を身につけるにつれて、最高値と最低値つまり春・秋と冬・夏の差がなくなる。

4.省エネ運転に慣れていないはじめの頃は、山(燃費のいい春と秋)と谷(燃費の悪い冬と夏)の落差の大きな横に寝たS字カーブだったものが、省エネ運転の技術を身につけてくると、山と谷の落差の小さい横に寝たなだらかなS字カーブになっていく。

5.しかも、そのならだかなS字カーブは、平均燃費30kmのラインに徐々に上昇して近づいていく。

はじめの頃は、平均燃費20kmと30kmとの間を大きく蛇行していたものが。

 

このように燃費が上がってきたのは、燃費・回収エネルギー画面を見ながら省エネ運転を心がけてきたことはもちろんだが、それ以外にもいくつか考えられることがある。

 

はじめの頃に比べて、コース取りが良くなってきたことが第一に考えられる。

高速も下道も時間は大して変わらないにもかかわらず、高速を選択していたことがはじめの頃は多かった。

高速経由で行くと確かに高速の時間は速いが、高速に入るまでに渋滞してしまい、そこで燃費と時間を損失する。

このことに、気づいてから、高速を使わなければ時間がかかる長距離以外は、できる限り高速と高速のインター周辺を避けるコース取りをするようになった。

もちろん、そういうコースを選択できる場合に限るが。

 

結果、渋滞に巻き込まれることが減り、安定した定速走行が出来るようになった。

そのことが、平均燃費30kmへ大きく近づく運転ができるようになった大きな要因と今では考えている。

 

もちろん、ベースとしての「燃費・回収エネルギー画面」と「エネルギーモニター」があることは言うまでもないが。

 

こうした、分析が可能になったのは、プリウスの「平均燃費」のデータとそれをiPod touchの「Sheet2」で記録し、データをiPod touchでPCに簡単に橋渡しできるようになったからに他ならない。

いつでも、一緒にいる(ペットみたいだが)という携帯性のよさが、PCにデータを引き渡すハードルを下げたといってもいい。

 

 

しかも、そのデータをまたiPod touchに送り、時々眺めてはさらに燃費を上げる方法を考えていくことができる。

 

プリウスの「平均燃費」をiPod touchで分析して見えてきたものと言ったが、正確にはiPod touchは、PC上で分析するデータの橋渡しをしたのである。

 

だが、せっかく貴重なデータがありながら、今までできなかったのは、この「橋渡し」である。

 

「パソコン本来の性能」を発揮させるためには、iPod touchや「Sheet2」は不可欠であると言える。

 

同じことは、プリウスの「燃費」や「安全運転」にもiPod touchや「Sheet2」は不可欠であると言える。

 

やっと、エネルギーモニターの「見える化」情報をさらにiPod touchによって活用する方法を書くことができた。

究極の省エネ運転と安全運転につながる方法も書いたつもりである。

 

今まで、プロのドライバーが経験値として体得していたものを、客観的なデータとして明らかにし、誰にでもプロのドライバーと同じレベルになれる道をプリウス、iPod touch、「Sheet2」は開いている。

 

こうしたデータを簡単に集約できグラフなどに示すことが出来る「プリウス」アプリがあればさらにいいに超したことはないが・・・。


 

ライターから一言

今回の原稿を書きながら気づいた非常に大切なことは、データの重要性である。

データがなければ何も言うことが出来ない。

しかし、データがあれば実際に運転技術が上がっていることが、客観的に証明される。

ゴールド免許は、ペーパードライバーなら誰でもとることができる。

しかし、実際に「平均燃費30km」をとる安全なドライバー(実質を兼ね備えたゴールド免許)になることは、おそらくプリウスやアクアなどのドライバーでなければ、できないだろう。

 

ライターからもう一言

今回の原稿を書きながら気づいたもうひとつ大切なことがある。

それは、アクセルの踏み方である。

多分、エンジン車のアクセルの踏み方の悪い癖をずっと引きずっていたのが、エネルギーモニターによってハイブリッド車に適切な踏み方に変わっていたと思う。

このアクセルの踏み方は、ブレーキの踏み方と関係しているように思う。

このあたりは、また項を改めて書く予定である。


 注

PCで分析した結果の「グラフ」や「最高値」「最低値」の分析結果は、iPod touchのSheet2に送っても表示されない。

Sheet2は、モバイル用の表計算ソフトなので、そこまで対応していないと思われる。

(多分、もっと詳しい人なら別の方法で可能となるかも知れない。必要な方は、詳しい人に聞いた方がいい)

しかし、メールの添付ファイルで送れば、グラフは表示される。

これは、結構便利である。

Office2013では、iOSにも対応するとどこかで読んだ気がする。

そうなれば、あわててSheet2を買わなくても大丈夫かもしれない。

時間の余裕のある人は。

Sheet2は、そこまでできないが、十分満足している。

モバイルでここまで出来れば、ちょっとしたデータの整理にはもってこいである。

Sheet2については、項を改めて、使い方(操作方法でなく活用例)を書きたい。

ザウルスの表計算ソフトと重複する可能性もあるが。

 


 

 次回は、アプリ「ユーチューブ」についてお知らせする予定だ。


プリウスとiPod touchの相乗効果(3) ― キーワードは「見える化」 ―

2012-11-05 13:14:13 | Weblog

プリウスとiPod touchの相乗効果第3回目は、ずばり「見える化」で世界がどう変わっていくかを書きたい。

 

本題に入る前に、第1回目と第2回目を振り返っておきたい。

 

第1回目では、iPod touchのグーグルアプリによって交通渋滞を避けられることを書いた。

交通渋滞の回避が可能となったのは、手軽なPC iPod touchによって、自宅付近の交通渋滞が手に取るように分かるようになったからである。

 

これまで、交通渋滞に巻き込まれたとき、カメラ付きの無線操縦の模型ヘリを飛ばして映像を受信できればいいのにと、何度思ったことか。

 

それが、iPod touchとグーグルマップ(渋滞情報)の登場で、より的確に広い範囲にわたって、情報収集でき、適切な行動がとれるようになった。

一言で言えば、渋滞情報「見える化」である。

 

第2回目では、プリウスのエネルギーモニターが、省燃費だけでなく安全運転につながることを書いた。

さらに、交通渋滞の解消にもつながることを書いた。

 

これが、可能になったのは、今までブラックボックスの中に入っていたエネルギーの流れが、エネルギーモニターという形で「見える化」されたからである。

 

エネルギーの流れがドライバーに見えるから、ガソリンをできるだけ使わない運転には、ドライバーがどうしたらいいかという情報が分かる。

情報が分かるから、ドライバーは適切な行動をとることができる。

それは、省燃費だけでなく安全運転につながっていることを書いた。

 

 

こうして、振り返ると共通のキーワードは、「見える化」である。

 

今回、今まで車のエネルギーの流れが、まったくドライバーに分からなかったということをまず書く。

さきほど書いた、「ブラックボックス」だったという意味がよく理解できると思う。

繰り返しになる部分もあるが、今までのエンジン車が「ブラックボックス」だったということをきちんと書かないと、次へつながらないので。

 

次に、エネルギーモニターの「見える化」情報をさらにiPod touchによって活用する仕方を書く予定である。

つまり、本題のプリウスとiPod touchの相乗効果である。

 

具体的には、どうしたら究極の省エネ運転と安全運転につながるかを書くつもりである。

 

はじめに、今まで車のエネルギーの流れが、まったくドライバーに分からなかった」ことである。

 

車のエネルギーの流れなんかエネルギーモニターなんかなくたって、分かるじゃない。

エンジン → ギア → 車輪

にきまっているじゃないかと。

 

その通りなのである。

エネルギーモニターを見ていなかったら、私も何の疑問も抱かなかった。

 

前に書いたように、我が家の車のエンジン排気量は、前の車も今のプリウスも1500ccで同じである。

 

平均で前の車は、リッター10km、今のプリウスは20km。

この差は、何だったのか?

 

プリウスのエネルギーモニターを見ると分かるのだが、余分なエネルギーは全て回収している。

* 加速時の必要以上のエンジン出力は、モーターを発電機代わりに、電気に変えバッテリーへ充電。

* 減速する時の運動エネルギーも、モーターを発電機代わりに、電気に変えバッテリーへ充電。

 

前の車はどうしていたか?

 

これらのエンジンのエネルギーをほとんど(たぶん熱として)捨てていたのだ。

捨てていたから、利用できない。

利用できないからまた、ガソリンが必要になるという無駄の繰り返しだった。

 

ということに、プリウスに乗って、エネルギーモニターを見て、初めて気づかされた!

 

しかも、全エネルギーの1/2も捨ていていたのだ!!!

前の車の燃費、リッター10kmと、

今の車、プリウスの燃費20kmが如実に証明している。

な、な、な、なんと、1リッターのガソリンのうち1/2は捨てながら走っていた!!!

ガガーンである。

 

この気持ち、アプリ「line」のメールでお化けのようなスタンプを押された方でないとわからないかも?

 

頭の上から、雨のような筋が降りてきて、両手、両膝を地面にすりつけてがっかりしている。

まさに、このスタンプが私の気持ちだった。

 

よく考えると思いたたる節がある。

エンジンが非力なので、必要以上の急加速をする癖がついていた。

つまり、エンジンががんがん音を立てないと加速していないという錯覚にとらわれていた。

 

そのため、プリウスを購入して慣れない頃は、まるでガソリンエンジン車のように停止から加速するとき、アクセルペダルを強く踏み込みすぎていた。

踏みすぎて、前の車に追いついて、今度はまた急ブレーキという繰り返しだった。

 

必要以上の急加速と無駄な減速の繰り返し。

あー神様。

なんていうことをしていたんだ。

 

(アクセルペダルを踏みすぎて、急加速するからエンジンのコントロールができなくなり、アクセルをブレーキと踏み間違えて、コンビニに突っ込んだりする事故が起こるのだと考えられる。車重の割にエンジン出力の小さい、軽自動車が危ないと思われる)

 

プリウスは、停止から加速するとき、やんわりとアクセルを踏めば静かに加速するから、アクセルをいっぱいに踏み込む必要がない。

またモーターも加速時に力を出すので、エンジン車のように必要以上のアクセルペダルの踏み込みが必要ない。

 

プリウスは不要なアクセルペダルの踏み込みがほとんど必要ないので、事故を起こす確率もきわめて低くなると考えられる。

つまり、安全な車ということになる。

 

実際、バックで車庫入れするとき、エンジンは停止している。

アクセルペダルをやんわり踏み込めば、車もやんわり反応する(モーターのみで駆動する)ので、段差をスムーズに越えられる。

だから、エンジン車のようにエンジンを吹かすことなく、スムーズに車庫入れできる。

バックで急発進することがないので、自分から後方の車や建造物に当てることはほとんどない。

つまり、誰でも楽に車庫入れができる。

 

後方視界の問題はあるにしても。

 

こうしたことが全て分かるのは、エネルギーモニターによってエネルギーの流れを「見える化」してドライバーが分かるようになったからだと考えている。

 

 

すみません、今回も本題にはたどりつけませんでした。

次回に譲ります。

m(_ _)m

 

本題のエネルギーモニターの「見える化」情報をさらにiPod touchによって活用する仕方については。

そして、本題のプリウスとiPod touchの相乗効果についても。

 

でも、ヒントは差し上げましたので、いろいろ想像してみてください。