BABYMETALさんの「ギミチョコ!!」は、YouTubeで5000万回以上再生されている!
今日は、この「ギミチョコ!!」に使われているオノマトペ 「ずっきゅん、どっきゅん、ずきゅん、どきゅん」について書く。
「ずっきゅん」は、「きゅん」より程度が重い様子を表すオノマトペである。
「きゅん」は、彼氏の優しい言葉に「きゅん」となるというように使う。
心臓がちょっと締め付けられるような、でも半分嬉しいという心と体の状態を表す。
その「きゅん」に「ず」が付いて、より一層心臓が締め付けられ、より嬉しい状態を表す。
こんなに長々と書かなくても「きゅん」となると言えば、日本人なら誰でも理解できる。
だから、「ずっきゅん」もすぐ理解できる。
「どきゅん」は、何かにびっくりして心臓が止まるのではないかと思われるほどのドキドキしている心と体の状態を表す。
「ど」は「ず」よりさらに、程度が重い状態を表す。
例えば、「どしん、どしん歩く」と言えば、進撃の巨人くらいであろうか?
だから、「どっきゅん」は、
「彼氏に突然告白されてどきゅんとなった」
のように使う。
前にオノマトペの便利さについてこのブログで書いたが、心の状態つまり「感情」もたった4音のオノマトペで「ずっきゅん、どっきゅん」と表現できるのだ。
その便利さを、ベビーメタルは徹底的にうまく利用している!
それを、メタルの早いリズムに載せるから、さらに相乗効果で「ずっきゅん」「どきゅん」が引きたつ。
メタルの高速リズムに乗るオノマトペで心を捉えて、その後は日本語の母音の美しさで引っ張っていく。
メタルで始まったと思ったら、ソプラノ歌手と同じようにSU-METALさんの歌う日本語の母音の美しさで聴衆を捉える。
これをやられたら、たまらない。
リズムが早いから、ノリノリで走ったり踊ったり!
まるで、阿波踊りやヨサコイソーランの世界に繋がるものがある。
ただ、3人のダンスを見ているだけで楽しいのだが、自分も踊っちゃうという感じになる。
これは、まさに和の国の盆踊りに通じるところがある。
盆踊りは、もっとゆったりしているが、メタルは早い。
そこが、すごくいい。
しかも、言いたいことはただ一つ。
チョコレートにずっきゅん、どっきゅんなのだ。
チョコレートはおいしくて見ているだけで、きゅんとなる。
いや、ずっきゅんとなる。
食べ過ぎて太るとどっきゅん。
世界中誰にでも分かるメッセージなのだ。
それが、メタルの高速リズムと、感情を的確に表す日本語のオノマトペと美しい母音と、可愛い女の子が楽しそうに踊るダンスで迫って来れば、それこそ、ずっきゅん、どきゅん(4泊(ずっきゅん)を3泊(どきゅん)に変えて単調さを防ぐ)だ。
ベビーメタルさんはうまい!
そして、素晴らしい!