イタリアでは、ホテルの水が飲めない。
ナポリのホテルに泊まったとき、歯を磨こうとして水を流すと白い陶器の流しが、うっすらと茶色になる。
気をつけなければ、分からないほどだ。
だが、歯を磨いて口をすすぐとはっきりと分かる。
異物を含んでいる。
もちろん異臭もする。
そのためか、ナポリのホテルでは、ペットボトル(1000ml)の水がサービスされていた。
これは、嬉しかった。
ドイツのミュンヘンからずっとペットボトルの水を毎日、買ってきたし。
ミュンヘンの空港ではガス(炭酸ガス)入り(500ml)が、3.1ユーロであった。
日本円にすると当時のレートで、527円。
(当時、日本円が対ユーロで最も安いレートだった)
コーラ(500ml)でさえ、2.5ユーロしていた。
同じく日本円で、425円。
旅行中、水はバスの運転手さんが提供してくれたのが一番安く、500mlが1ユーロで170円。
食事の時に水を頼むと3ユーロくらいはした。
イタリアでは、日本のような蒸し暑さはなかったが、直射日光の中を歩くことが多かったので、水は欠かせなかった。
日本で有名な、エビアンなども多かった。
だが、私にとっては、銘柄などどうでもよかった。
とにかく、水が飲めれば。
この体験を通して生活が、がらりと変わった。
それまで、一日1本は500ml入り緑茶を好んで飲んでいたのが、まったく飲みたくなくなった。
そのかわり、何を飲んでいるか。
水道の水である。
イタリアの水に比べれば、日本の水道の水は何の問題もなく「飲める」。
塩素の臭いは多少するが、長時間放置しても塩素が入っているため、雑菌が繁殖する危険性は「天然水」に比較すればほとんどないと思われる。
(特にペットボトルで飲むときは、口のみするため)
冷蔵庫で冷やせば、塩素臭もなくおいしく飲める。
氷でも入れれば、まさにカクテル。
そんな思いをしているとき、土曜日の朝日新聞の朝刊の記事。
「トイレの進化どこまでも」
のタイトルで、最近のトイレは、1回で使う水の量が5.5リットルから6リットルになったとのこと。
1980年頃は、1回13リットルだったので、使用量はなんと54%削減されたのだ。
そのときは、気にも留めなかったのだが、「読書の秋」
トイレで用を足しながら誰にも邪魔されず「読書」。
最後にふと思った。
我が家のトイレは、1回何リットル使うのだろうと
我が家のトイレは、一昨年の正月、突然配管が折れて水浸し。
それも夕方近く。
30年近く使った結果、配管が腐食して水圧で破断してしまったのだ。
だが、前にも来てもらった「クラシアン」で便器ごと交換してもらった。
さすが、プロと思ったのは、最初の質問が
「ほかにトイレはありますか?」
との質問だった。
我が家には2階にもトイレがあるので、その心配はなかった。
幸いその日のうちにINAXの最新式のトイレに交換してもらって直った。
タンクは、コンパクトになるし、水量は格段に少なくなって喜んでいた。
だが、土曜日の朝日の記事。
「INAXが、1回6リットルで流せる方式「ECO6」を開発し、昨年春に住宅向け機種の8割に搭載した」
との記事。
気になって、説明書を見てもどこにも水の使用量の記載がない。
しかたなく、フリーダイヤルに電話して、教えてもらった。
「小」が6リットル。
「大」が8リットルとのこと。
だが、使っているのはただ流すだけに使う何の問題もない「飲める水」。
そんなおいしい「飲める水」を、トイレ1回で6リットルも流すなんて信じられない!
「大」なら、8リットル。
ミュンヘンの空港で買った水の16本分。
527円×16本分=8432円
である。
ヨーロッパ基準なら、トイレで用を足して、1回8432円。
ただただ
飲める水をただ汚物を流すために使っている
ほんとに、こんな水の使い方をしていていいのだろうか
別にINAXを責めているわけではない。
ただ、世界は広い。
別の視点から見てみると、全く違った見方もできる。
イタリアへ行ってほんとによかった。
ナポリのホテルに泊まったとき、歯を磨こうとして水を流すと白い陶器の流しが、うっすらと茶色になる。
気をつけなければ、分からないほどだ。
だが、歯を磨いて口をすすぐとはっきりと分かる。
異物を含んでいる。
もちろん異臭もする。
そのためか、ナポリのホテルでは、ペットボトル(1000ml)の水がサービスされていた。
これは、嬉しかった。
ドイツのミュンヘンからずっとペットボトルの水を毎日、買ってきたし。
ミュンヘンの空港ではガス(炭酸ガス)入り(500ml)が、3.1ユーロであった。
日本円にすると当時のレートで、527円。
(当時、日本円が対ユーロで最も安いレートだった)
コーラ(500ml)でさえ、2.5ユーロしていた。
同じく日本円で、425円。
旅行中、水はバスの運転手さんが提供してくれたのが一番安く、500mlが1ユーロで170円。
食事の時に水を頼むと3ユーロくらいはした。
イタリアでは、日本のような蒸し暑さはなかったが、直射日光の中を歩くことが多かったので、水は欠かせなかった。
日本で有名な、エビアンなども多かった。
だが、私にとっては、銘柄などどうでもよかった。
とにかく、水が飲めれば。
この体験を通して生活が、がらりと変わった。
それまで、一日1本は500ml入り緑茶を好んで飲んでいたのが、まったく飲みたくなくなった。
そのかわり、何を飲んでいるか。
水道の水である。
イタリアの水に比べれば、日本の水道の水は何の問題もなく「飲める」。
塩素の臭いは多少するが、長時間放置しても塩素が入っているため、雑菌が繁殖する危険性は「天然水」に比較すればほとんどないと思われる。
(特にペットボトルで飲むときは、口のみするため)
冷蔵庫で冷やせば、塩素臭もなくおいしく飲める。
氷でも入れれば、まさにカクテル。
そんな思いをしているとき、土曜日の朝日新聞の朝刊の記事。
「トイレの進化どこまでも」
のタイトルで、最近のトイレは、1回で使う水の量が5.5リットルから6リットルになったとのこと。
1980年頃は、1回13リットルだったので、使用量はなんと54%削減されたのだ。
そのときは、気にも留めなかったのだが、「読書の秋」
トイレで用を足しながら誰にも邪魔されず「読書」。
最後にふと思った。
我が家のトイレは、1回何リットル使うのだろうと
我が家のトイレは、一昨年の正月、突然配管が折れて水浸し。
それも夕方近く。
30年近く使った結果、配管が腐食して水圧で破断してしまったのだ。
だが、前にも来てもらった「クラシアン」で便器ごと交換してもらった。
さすが、プロと思ったのは、最初の質問が
「ほかにトイレはありますか?」
との質問だった。
我が家には2階にもトイレがあるので、その心配はなかった。
幸いその日のうちにINAXの最新式のトイレに交換してもらって直った。
タンクは、コンパクトになるし、水量は格段に少なくなって喜んでいた。
だが、土曜日の朝日の記事。
「INAXが、1回6リットルで流せる方式「ECO6」を開発し、昨年春に住宅向け機種の8割に搭載した」
との記事。
気になって、説明書を見てもどこにも水の使用量の記載がない。
しかたなく、フリーダイヤルに電話して、教えてもらった。
「小」が6リットル。
「大」が8リットルとのこと。
だが、使っているのはただ流すだけに使う何の問題もない「飲める水」。
そんなおいしい「飲める水」を、トイレ1回で6リットルも流すなんて信じられない!
「大」なら、8リットル。
ミュンヘンの空港で買った水の16本分。
527円×16本分=8432円
である。
ヨーロッパ基準なら、トイレで用を足して、1回8432円。
ただただ
飲める水をただ汚物を流すために使っている
ほんとに、こんな水の使い方をしていていいのだろうか
別にINAXを責めているわけではない。
ただ、世界は広い。
別の視点から見てみると、全く違った見方もできる。
イタリアへ行ってほんとによかった。