綺羅星の
まぶし春の陽
都市眼下
きらぼしの ki ra bo shi no
まぶしはるのひ ma bu shi ha ru no hi
としがんか to shi ga n ka
「春の陽」とは、春の太陽の光のことである。
生命が息吹くように、日の光が日ごとに輝く強さを増すこの季節。
都市は、自然の多い郊外と比べ、格段に鏡やガラス、ステンレス、車・・・といった平滑面が多い。
その、平滑な面に春の強い日光が当たり、するどく反射する。
まるで、キラキラ輝く星のように美しい。
しかも、その反射する日の光がとても強く、目を射る。
綺羅星は、そのようすを一言で形容した。
もともと、「綺羅星のごとし」は「綺羅、星のごとし」ということで、綺・羅という絹の様子が星のようという表現である。
ここでは、「綺羅星」をキラキラ輝く星という意味の一つの単語として使っている。
東京で、日が昇る午前中に、高層のホテル等から、日の低い東や南東の方向を望めば、この句のような美しいきらきら光る、地上の星の光景を見ることが出来るでしょう。
和の国は、自然も美しいですが、都市も実に美しい!
この「地上の星」がキラキラ光る美しい春の光景を是非、あなたも脳裏に収めてください。
きっと一生の記念になるでしょう。
条件のよい部屋なら、同時に富士山も臨むことが出来るかも知れません。
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