土方と言うと差別用語のように思われるだろうが土をつかさどる方である。
この土方力は、毎度、こんな災害時に役に立つ。
大体、力技と思う向きもあるが、実は段取り力だったりする。
あと道具を使う。
道具は、やっぱりロープだね?次は滑車、そしてバール、楔、パイプ、ポートバー(圧力シリンダー)、クランプ、ハンマー、
それと気合い。
先ずは、取っ掛かりを見つけると、そこが頑丈か見定めると、楔やバールを突っ込んで「おりゃぁぁあああ!」と持ち上げて、引っ掛かりが確保できたら、ポートバーやワイヤーをかける。
このワイヤーも麻縄だったりステンレスワイヤーだったり、スリングベルトだったりする。
状況に応じて変えるね。でもスリングベルトが一番安心できるね。
チェーンブロックやレバーを持っていると、それを使ったりするけど、一般性があるのは、ロープと滑車だろうね。
昔、中国人は、特に香港の人は、本当に凄くて、竹と荒縄があれば、直ぐに足場を組んで、それで50mぐらい立ち上げる。
色々な資材を使っても、今は5m程度ぐらいしか上げない。そういう意味で香港も日本も劣化している。
何か、援助を待つとか言っているけど、それはそう。でも、それ以外で色々やれる分はやらないと。
今の時代バイクと自動車は結構使える。
例えば、ウインチ代わりに車輪を使う事もできる。スクーターでは空回りするからバイクじゃないと駄目だ。意外とモンキーなんかの小さいバイクが使える。
車の場合は、一方のタイヤ外して、他方は地面につけるとディファレンシャルの左様で、片方の車輪ばかりが回る。
他にも、車のパンタジャッキもあるが、パリダカールラリーで有名になったのがディーゼル車しか使えないが「排気ガスジャッキ」である。
この排気ガスジャッキは、ディーゼル車のハイ気圧の高さを使った、頑丈な風船で、これは意外にも力が強い。
ラリーカーは2tとか3tとかする。(補器が多いから)それを軽々持ち上がるし、軟弱地盤でも持ち上げる。接触面積が広いからだ。
この排気ガスジャッキは、この災害救助には実に役に立つ。何しろ圧力が入らなければスッカスカであるが、圧力が入ると棒の様に硬くなり、重量物を平気で持ち上げる。
この排気ガスジャッキは、動力は出力軸、排気ガスを使ってジャッキと2つの美味しさがある。
でも、やっぱり最後の最後は滑車、ロープ、ウインチである。それと突っ張る棒である。
この下らない道具の最たるものが、この災害時には役に立つ。
それ以外には、水、食い物、藁(のようなもの)、石灰(消毒薬)、そして医療品となる。まぁ衣料品も必要だけどね。
私は、今でも知恵としての新しい道具があってしかるべきと思う。
例えば排気ガスジャッキは、アレンジすると特殊な救助が出来るだろう。その拡張はエアー通し、自由な形で出来るとあれば、これ以上のものはない。
それと今の時代、LEDはいっぱいある。このLEDは実は1.7Vから5.0Vないと光らない。これを0.8Vから光らせる事が可能なのである。通常、電池は1.1~1.2Vで使え無いと言うが実は0.8~0.6,0.3まで使えるのである。
それは秋月電子のステップアップ電圧装置を繋いだLEDで可能である。
今まで捨てていた電池で丸まる1日光るのである。
この手の色々な技を使えば救助はより簡単になるだろう。
だが今一番重要なのは、水、食料、医薬品、ゆっくり休めるテントかベッドだろう。これも、今後発展工夫は可能である。
こういうものを作るのも「開発」である。
頭の悪い馬鹿文科系大学出の塊、糞馬鹿経団連は考えないだろうがね。