のち
午前中曇っていましたがだんだんと晴れてきて
午後には暑いくらいになりました
今日はお客様とホイアンへ
ホイアンと言えば名物は「カオラウ」
伊勢うどんがルーツと言われている麺料理です
以前は、伊勢うどんを食べたことがなかったので
この節を鵜呑みにしていたのですが
今日のお客さまは伊勢出身、しかも過去ダナン在住約5年
一度帰国された際に伊勢うどんを頂いたんですよ
そしたらね!!!
カオラウとはまったく別物!!
むしろ、ミークアンの方が伊勢うどんに近いです
そこから考察してみると。。。
1)かつてホイアンに住んでいた日本人が伊勢うどんのレシピを取り寄せた
*これがカオラウ伊勢うどんルーツ説になっています
2)クアンナム-ダナン(ホイアンのある近辺)にはミークアンという和え麺が地元料理としてある
3)日本人が鎖国でいなくなったあと、中国人がホイアンと取り仕切る
4)カオラウの語源は「高い蒸篭」
5)フエでカオラウは「ワンタンメン」のこと
*高い蒸篭でワンタンと麺を蒸して出していたことに由来する
**ホイアンでもかつて、ワンタンメンもカオラウと称していた
時期があるとの証言もあり
6)カオラウは歯ごたえのある麺に濃い目の醤油味のタレをからませる
7)ミークアンは柔らかめの麺に、各家独自のタレをからませる
8)伊勢うどんは、讃岐うどんの対極にあり、超柔らかいうどんとダシ醤油が命
こう考えていくと
どちらも元は伊勢うどんで、それが分派して、
中華文化が強いところでは蒸し麺的発想に変化して行って
ローカルに根付いたところでは、麺はそのままで
ローカルの味付けに変わって行ったのではないかと
ちょっと仮説立ててみました
とりあえず、この仮説を元に
「カオラウよりはミークアンの方が伊勢うどんの影響が強い」
という説を打ち出させていただきます