今日は良く晴れていました。
とは言っても実は外に出るのは4日ぶりです。
はい。入院していました。
その理由はまた明日と言う事で、今日はベトナム病院食特集です。
実は、ベトナムの病院にはほとんど給食(病院指定食)はありません。
その代わりに、大きな病院には病院食堂(チャンティーンCan tin)があります。
最近の病院食堂は、材料や味付け、化学調味料不使用など気を使っています。
僕が、ベトナム料理が化学調味料が酷くて食べられなかった頃
唯一食べられたのが病院食堂だったのですよ←かれこれ14年前の息子が産まれた時。
今回は
絶食しなくてはならない病気だったので医者指定の食事でしたが。。。
3日絶食して、許されたのは
白粥、軽く塩味が付いていましたが。。。
最初の2食は、絶食後だったのでなんとか食べられましたが、3食目からは、結構辛い。。。
でも、食べないといけないし、なぜか最初の1食目は塩コショウが付いてきたのに
2回目からは付いてこないし、う~む。。。どうしようかな。。。
と言うか、もう塩は嫌だ。出汁を使っていないから味に深みも無いし。。。
かばんを漁ったらあったのです!神の助けが!
五島うどんの粉末あごだし!←賞味期限はとっくに切れている。
なぜ、こんな物がかばんに入っていたかと言うと
かつて、山の取材などで食事が食べられないものばかりの時、
こうゆうものをふりかけにしたり、お湯で溶いてスープにしてお茶漬けにしたりと
重宝した事があったので、常に1個は入れておくようにしていました。
これが。。。これが。。。いい仕事をしたんですよ。。。
ほんのちょっと振り掛けて混ぜるだけで
あご出汁お粥に変身!
助かりました。これでまた2食白粥を食べられました。
5食目からは、パンも許されてバンミーオプラー(パンと目玉焼き)。
め。。。だ。。。ま。。。焼き??? 目玉無いけどね。。。
病人にこんな油使ったの食べさせていいのか?と思いましたが
使っている油も悪く無かったですね。日本で言うキャノーラ油的な癖の無い油で食べられました。
6食目からは何でもいいよ。と言うので、普通のご飯に挑戦!
イナダの甘辛煮と卵焼き、卵は完全食なのとたんぱく質なので意識して摂りました。
これも、思った以上に美味しいし、ご飯が美味しかったですね。
白粥が食べられるレベルだったので、お米も良い物を使っているのでしょう。
翌日の朝は7食目、なんでもいいと言われてもやはり朝はこわごわと鶏粥を。
これは正解でした。朝のお腹に優しくて高たんぱく低脂肪←まぁべつに低脂肪じゃなくてもいいんだけど。
これは、最後、あご出汁添加で完食しました。
8食目の昼はどうしようかなぁ。。。とおもいつつ、無難にもう一度バンミーオプラー。
今度はちゃんと目玉がありました。
9食目の夕飯は、ちょっと冒険でBun Mamを。
これは、専門店には劣りますが、それなりに美味しい。
と言うか、やっぱり刺激の少ない食事ばっかりだったので美味しかった。
Bun Mamは旅行者では食べた人が少ないと思いますが、塩辛と干物が食べられれば美味しいですよ。
ぜひ試してみてください。ちょっと辛いけどね。
さぁ退院許可の出た10食目の朝ごはん。
やっぱり、優しく牛肉細うどんBun Boに。
まぁ、シンプルブンボー、と言うか
ハードコアブンボー。
ハーブ野菜無し、牛肉以外の具無し。
これ、病院食堂の定番メニューなので、ベトナム人は普通に食べているのでしょう。
言ったら
出汁も効いてない素うどん。。。
これは残念ながら専門店で食べるべきです。。。
その後、無事、退院してきました。
胃も治してもらったので、今は食事が美味しいので頑張ってたくさん食べてます。
ご心配をおかけいたしました。