「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20110305

2011-03-05 | 矮小布団圧縮袋

○今週も終日業務、土曜も重要な業務と審査会議で朝8時から午後までかかった。夜まっすぐ家に帰って、じっとして部屋でパソコン見てたりごろごろしてたりするより、外に出かけると気分転換になるのか、逆に精神が高揚して頭がすっきりして疲労感が緩和されるようなところが、映画鑑賞の効能なのか。と改めて思ったのが先週の「英国王のスピーチ」だったので、今日また夕方、帰りに映画館に寄ってしまった。というか、ケーブルテレビに入っているとJ:comの映画割引券(3月末まで1回1000円引き)がもらえたので、それじゃあこいつを使って1回800円で見よう!という勢いである。いやあこの季節、東京の帝国劇場まで飛行機で日帰り往復してSHOCK1回見に行くのと比べたら、充分安価な催し物でっせこれは(爆) (写真:パンフと帰宅後のたれぱんだとキイロイトリ)

今日見た映画:「ツーリスト」(The Tourist 2010)
 昨秋のAXNミステリーの仏テレビドラマ「無実はさいなむ」の時に気になった人、とにかくそのJulien Baumgartner先生がこの映画のどこに出てくるかを見に行こうぜ、という、正直それだけの勢いで(爆)800円で行ったのです(すまん)。だって予告編にも出てこないんだもん。見れば、何のことは無い、すぐにどこにいるかわかります(笑)。わあい大画面で見ちゃったぞ。でもちょっとだけです。事件の舞台がベニスでなくてパリだったらもっと出番も台詞も多いんだろうけどなあ。まるで影の軍団シリーズの「今週の福本清三先生」が数分、今回はどこに出てるのか?を探す式のごとく、映画館で「おおっ、ジュリアン先生だ!きゃー♪」とかいって川端のキャナルシティの場内でテンション上げてるのはワシだけか?(爆)などという唯我独尊のヲタクな観客でありました。でもまさかこんな封切り日に行くとはな~(><)一応、座れたけどさ←いや、先週もそうだけど、思いついた日に行っとかないと、きっとまた行く時間なくなっちゃうもんね!ということで。
 この映画そのもの自体は、先週の英国王とは違って、もう堅苦しく考えることなく、全く軽く娯楽作です。さすがシネコンでのユナイテッド・シネマ。この話はネタバレはもうアウトと思われ、一回見ればわかりますので、詳しくは書きません(わかっちゃってから2回目見始めたら、多分爆笑もんでしょう。もう、今日帰ってきて、予告編見てたら、もう「ぷっ」て噴かずにはおれんもん。そういうツッコミ的興味で、2回目以降は見ればいいのかもしれない)。
 以下、ヒント。(もしくは、映画見た後で読んでいただければわかると思います)
 なんでこの役がJohnny Deppなのか?っていうと正装して黙ってれば顔立ちだけなら一見Helmut BergerのLudwig the Ⅱの中年版みたいな雰囲気にもなるのに、口を開けば「おらウィスコンシンの田舎もんずら」みたいなずーずー米語(?)(しかも高見のっぽさんみたいなちょっと歪んだ声で)ができるからだろう、と勝手に思っている。なぜ「ダイエットしてないように見える(からアンジェリーナ・ジョリーが怒ったとかどうとかのゴシップ記事を去年の秋ごろ見かけたな~)」とか「どたどたパジャマで、むさい」のかも、わかりました。これってコメディなのかな?結末も、なんか、そうじゃないかなあ、って思ってたけど、やっぱり「ぷ。くすくす」でわろてもた。ジョニー・デップって、大作小作関係なくこんな感じの脚本の話によく出るような気がするんだけど、好みなのかな?こういうのが。
 だが、ロケこそ風光明媚なベニスだが、アンジーとの会話も、小洒落た、というてもアメリカ映画風にやや軽め。まさにあの「煙は出るがタバコじゃない電子タバコ」のやう。ただ、もしかすると、欧州人のアメリケーナの見下し方とか、アメリカ人の欧州歴史文化伝統へのコンプレックスみたいなところとか、イギリスの金融成金ヤクザがロシア人の三下を沢山雇っててイタリア警察なんて黒い霧そのもの、なんてコンテクストが結構言葉だの表情だのの端々に隠されてておちょくられてたりするのかもしれないが(そのへんの言外や行間に隠された欧州事情にうとそうで悟れない日本人の客にはウケないかも)。
 それにしてもティモシー・ダルトン先生、そんな大岡越前のお白洲みたいなまとめ方で納得しちゃっていいのか!?江戸むらさき特急かあんたは(笑)
 今回ジョニデよりも、個人的にウケたのはポール・ベタニー先生の、時々菅貫太郎の代官みたいな立ち位置のスポ根(爆)。しょうがねーなーw、なんだけど、本当にありがとうございました(わろた)。といいながら、頭の中では勝手にベタニーさん=スガカン、ジョニデ=天知茂、アンジー=浅丘ルリ子姐さんみたいな(昭和40年代の日活+大映か何か?)のにMAD邦画イメージ変換し始めているワシ。まあ、映画って、ほんとうに、脳内連鎖反応なんですねえ(と水野晴郎先生が言ったかどうかはさだかではない^^)。ベタニーさんの出てる他の映画を探して見たくなってきました。
 ※まあ浅丘ルリ子脳内変換よか先に「アンソニー・ジマー」を見ればいいんじゃね?という感じではありますが。

本日のBGM: Starlight / Muse (「Black Holes & Revelations」)
 サントラに入ってるのか?は未確認。スクリーンからなんか聞き覚えのある歌が流れてきたぞ、と思ったら、なぜかそこでMuseがw (20110305)

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