「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20160517

2016-05-17 | 矮小布団圧縮袋

〇土日も出張や仕事で回ってる上に平日も朝から夜までだから寝る時間が減ってよくない。
 (写真:羽田空港で出発前にちょっと休憩しているキイロイトリ)
 BGM:Lockdown / Johnny Marr (「The Messenger」) 

 重版出来!で先週の社長の話がもはや昭和のプロジェクトX的に面白かったので、今日は安井さんの回をやっぱり見てしまうわけだが、もし自分にも妻子がいたら、もうちょっと家族サービスしようとか夕方早く帰ろうとか考える人生だったのかなあ、とか妙に考えてしまった。そういうのがないと、確かにずるずると仕事が止まらずに気づくと夜中まで書き続けてる、とか、自分などはしばしばなりがちであるからだ。その点では編集者より漫画家の方に近いのか(もち自分は漫画家じゃないが)。かと思えば、十年二十年と仕事を続けてきて、そういうふうに仕事は仕事、数字は数字と割り切って働く人も確かにいる。あるいは冷静に、クールダウンする方となって抑えに回る、とか。だから今日の回は、とてもアダルトな内容で、何にせよ組織の中で、それぞれがそれぞれの役割を果たして働く、ということを理解している中年以上には、他人事ではなく堪える話なのだろうなと思う。
 物事にはいくつもの側面があって、表面だけでは見えなかったものが、ある観方から見た時にまざまざと見えてきて、それまで見ていたものの意味が次第に換わってしまう、っていうのは一種のミステリーの醍醐味でもある(※実験刑事トトリ的な説明にもそんなのがあったね)。新人や若手には見えてないんだろうなと思われるようなところを、編集長副編集長や先輩たちが共有して実は黙って支えている、ってところにもリアリティが感じられた(会社員として見ていて身につまされるところもありつつ)。
 何つうのか安田さんはどことなくやさぐれた感じが底に漂ってる感じで、それでも一生懸命なところがちらちらと垣間見えるような役の時、じわじわくるような気がする。単に演技力とか技術的な問題だけでなく、人間観みたいなもんだろうか。この人のドラマを見てると、「ああ、人間ってそんな、いつも明朗でプラス思考でイケイケでかわいくて単純でばっかりじゃなくってもいいんだ。もっと時々無理せずにダウナーな時があっても、いいし」とか思えてきて、そのためにむしろ素でいてもいいような「少し、ほっとする」感がするのは、なぜだろう。なあんて思ってると、その直後にキリンチューハイ・ビターズのCMとか突然来るしさ(爆)(20160517)
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