「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20150819

2015-08-19 | 矮小布団圧縮袋

○まだまだ出張先からキイロイトリがお届けします。「キノウ フッタ アメデ ミズガ フエテル」

 本日のBGM:
 サンダーバードのマーチ / バリー・グレイ
 (NHK総合「サンダーバード」傑作選:ジェットモグラ号の活躍 8/19 24:10~)
 オリジナル版の方が物凄い手作り感で(糸で動くやつ)あるのに、CGよか圧倒的なスリルとサスペンスである。
 久しぶりに見たけど「ワイヤーが切れそうで危ない」不安定ではらはらする感じの動きが、アナログっぽくてよく出来てる。
 二か国語の吹き替えの昭和40年代な日本語もクラシカルな映画みたいに典雅だ。大泉滉さんのブレインズが懐かしい(20150819)
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20150818

2015-08-18 | 矮小布団圧縮袋

○再び出張で県外にて。(お出かけ中のキイロイトリ「シカシ アツイ」)
本日のBGM:愛をとりもどせ!! / クリスタルキング
(NHK教育「一声入魂!アニメ声優塾」8/18、21:30~)
第三回講師: 千葉繁(爆) 北斗の拳の次回予告やザコキャラなどのテンションの上げ方、演技のコツのポイントを指導。なかなかすごい内容。(20150818)
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20150817

2015-08-17 | 矮小布団圧縮袋

○怒涛の突貫工事に突入。
 お昼は小麦冶で「小麦冶そば」のざるそばをお願いするむすび丸たち。聞いたことはあったがいただくのは初めて。
 キイロイトリ「ソバ ダケド ソバコ ジャナイ」
 ライ麦とか小豆の粉を混ぜて細く蕎麦状態にしたらしい。(そういえば二八そばでも蕎麦粉:小麦粉=2:8てなくらい入ってるわけだから、小麦粉ベースでこういうのありなわけだ)
 蕎麦粉的な香りでは確かにないが、うどん的にもちっとしているともいえる。そばつゆはちょっと甘めかも。

 
 本日のBGM:
 原始少年リュウが行く / 水木一郎 作詞:石森章太郎、作曲:大塩潤(渡辺岳夫)
 昨日の「松本ぼんぼん」で検索していたら「前川陽子」→「渡辺岳夫」で出てきた。このアニメは何となく見ていた記憶がある。歌も覚えていた。EDは女の子の方の歌だったと思う。
 リュウの声が井上真樹夫さんだったことを確認(YouTubeっていろいろあるね)。その声じゃ色男に決まっている。今見るとストーリーが原始時代の話というのに限らず、21世紀の現代の世界でも各地で起こっている暴力的な人間関係の問題を告発したサバイバルのドラマに見える。(20150817)
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20150816

2015-08-16 | 矮小布団圧縮袋

○帰省は帰省でやはり平穏ではなく、様々な事件があり、通常勤務とはまた別の疾風怒濤である。
 キイロイトリとむすび丸「晴れたりゲリラで降ったり大変ですよ」
 気疲れはしても、結局週末の数日作業中断してしまったので、こっちも週明けから急激に平日業務に戻らなければ…(困)
 そして今晩も福岡は豪雨である。
 
 本日のBGM:
 言葉にできない / オフコース (テレ東系 TVQ「トーキョーライブ22時」8/16 21:54~ MC:堂本剛 ゲスト キングコング西野 他)
 構成作家がよく作っているというか大井町は濃くてインパクトがdeepだったw 。盆踊リストの人の登場で「東京ばやし」という曲も初めて知った(「ゴーゴーゴーという歌詞が!?)さらに後半に出てきた「どっこいどっこいじんじょ」の「松本ぼんぼん」(歌唱:前川陽子!?)も衝撃的。(20150816)
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20150813

2015-08-13 | 矮小布団圧縮袋

○田舎に帰省中ですよ。(田んぼのキイロイトリ)

BGM:イカ大王体操第二 / 槇原敬之
いま、昨日の話のそのケント・モリさんが
お昼のテレビでくまモンと踊ってるみたいなんですがw
(20150813)
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(12日夜、マリンメッセ福岡) (20150812)

2015-08-12 | live2002-2025

○結局今週もぎりぎりまで仕事が続き、先に休暇に入った人々の不在で閑散とする社内でひたすら入力と原稿直し。日航機墜落事故から30年めの追悼、という日をまさかこんな場所でこういう仕事をして過ごしているとは(だいたい福岡で生活しているってこと自体)1985年の当時には想像がつくべくもなかった。そんな夕方。

○Koichi Domoto LIVE TOUR 2015 「SPIRAL」(8/12 18:00~ マリンメッセ福岡)
 さすが天下の雨男(爆)自分でもMCで福岡LIVEの以前の台風の時の話題を語っていた。今見たら、2006年だな。随分前だ。
 せめて「嵐を呼ぶ男」くらい言ってもいい(しかし今朝の福岡市内、いや九州北部の局所的ゲリラ豪雨の通過はしゃれにならんかった。通勤時間でぐちゃぐちゃになり会社で着替えた><)
 そんな仕事帰りだから(辛うじて、雨の晴れた空の下を出発できたが)また到着がぎりぎりになり、既に照明が落ちかけて開始を待つ客席の騒ぎの中を進む。すぐにスタート。

 The Interactionalのソウルっぽい「タメ」の踊りは、いつものレディガガ系の直線的な動きよりもヒップに揺れるので、逆に筋力を使っていて運動量が多そうだと近くで見てわかった。
 今日の地元ローカル番組の今日感テレビで「きみまろ王子」(!?)と紹介されていた、というネタのとおり、今回も、というより年々毒舌が芸と化しているというか、(15年前のKinKiのコンサートなんかの手もちぶさたでうろうろしてたのと比べても)随分年季が入ってきた感じがする。定番の「僕たちをデビュー前から応援してくださっている人たちは…(ry」から始まり「2時間半の間だけの恋人」「終わったらさっと消える」「現実に戻れ!」(会場大笑)。いいじゃないですかきみまろ。それか、逆に考えるんだ。綾小路きみまろさんが約50年位前に中高校生だった時はきっと銀狼みたいな感じの若造だったかもしれん、と思えば(爆)


 本日のBGM:SHOCK! / 堂本光一 (「Spiral」(bonus track))
 ケント・モリ超絶振付の曲、というのを近くで見るとこれまた「肉迫」した迫力であったが、楽曲もなかなかインパクトがある。歌詞の主張といい決めのフレーズといい「堂本光一がリングに上がる時のテーマ曲」みたいで、これから何かに使うんだろうか?、と思った。
 やっぱ源泉にマイケルあるんだなあ。と思われるほど、全体的にダンスと楽曲に徹したLIVEで、ダンサーさんとバンドを従えて登場。最初の頃のなんでもありだったソロLIVEと比べて、パフォーマンスが集中的に絞られてきている感で、充実してきたと思う。Over YouとかLIVEで聴いたらなかなかいいナンバーだなと思ったり。そして改めて気づいたが、光一さんの歌の歌詞には「戻れない」という単語が出てくることが多い(爆)

 ともかく連日仕事で全然夏休みな心地ではない中、久しぶりに夏らしくLIVEな轟音と電飾の時間を味わせてもらったのでありがとう。堂本さんたちは盆や正月など年に1~2度会う親戚の子みたいな気分になるのでほっとする、といっては申し訳ないが、どっちかというときゃーきゃーいうよりも、そういう感じなのだw
 こないだのTM兄さんの佐賀の時はネットで意外な論争になってる記事を帰ってから後で見て驚いたが。KinKiの人たちはいつもの調子で立ったり座ったりまでネタなMCになるので、やっぱりきみまろぽいかも。確かに周囲の席をちょっと見ると客が小学生から高齢者まで様々だったからrockの箱なLIVEとは違うのだろう。40代になっても敢行されたし。二日目もがんばってね。

 
 (おまけ)久々の光一さんソロLIVEで突然アリーナAブロックという驚き。ありがたく銀テープをGETしてきたたれぱんだやキイロイトリたち。カツオ人間とともにSpiralノートの上に置いてみる。
 むすび丸「多くとれたので、隣の人に譲りましたよw」←※MCできみまろ王子からは「銀テープの取り合いは危険ですからやめましょう」(><)的な注意があったw 
 さて昼間から夜までのあれこれで疲弊しているが、明日も早いので準備するか。(20150812)
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20150809

2015-08-09 | 矮小布団圧縮袋

○長崎原爆の日の平和祈念式典を見て黙祷した後、図書館に資料の本を返してまた借り、その帰りにちょっとひと回り、バイクで走ってこようと思った。
 7月下旬からようやく天候が回復したのに連日の猛暑を避けて出張以外は室内作業に徹しており、かつ咽頭炎(昨夜のニュースキャスターの安住アナが夏風邪だそうで声が枯れていたが、自分が先々週からなったのがこれとほとんど同じ症状のようである)で休んでいたこともあって、あまり日光を浴びていない。ようやく恢復してきたし、8月中旬下旬になるとまた出張や作業が続くので、ちょっと暑さに身体を慣らすことも必要かもしれない。というより、ずっと活字を目で追っていて疲れたというか作業速度が落ちてきたからってこともある。
 午後の気温も高く日射も厳しいが、走行中の体感気温は(気温-10)℃位になるともいう(信号停止時は暑いが)。日焼け止めを塗って飲料水持参で出発。幸い、夕方のにわか雨はなさそうなので、近場のツーリングということにして県道35号線から内陸へ進む。

   
 久山町の猪野ダムの道は夜間通行止め(夕方7時に閉門)。きっと街灯もなかろうし、山道だから冬季は路面凍結や積雪だと通れないし。
 キイロイトリ「キセツ テキニハ イマガ チャンス」

    
 森の木陰で少し涼しめのかなりスーパーな林道を上って行った先に、猪野ダムがある。道路の一部に側面が崩落した箇所があって、そこだけ片側対面通行になっている。7月中の大雨の影響だろうか。むすび丸やカツオ人間も来たので一緒に記念撮影。
 前にここに来たのは、この「別室」ページを遡って探してみたら、何と7年前の事だった(爆)。年月というのはあっという間に過ぎてしまう。それに、この7年間で、なんと自分のいる環境を含め様々なことが急速に激変してしまったことか…少なくとも2008年の夏にここに立っていた自分が、2015年夏現在の自分の状況なぞ全く想像もつかずにいた、な程度のレベルではもはや済まない。おそらくは自分をとりまく社会も環境条件そのものも全く変わってしまった、この7年間こそ凄まじい激動の日々の連続である(であった)。それでもまだ2015年の今、生きてこのダムを再び訪れることができたことに感謝せねばなるまい。
 
   
 前に来た時には、どこからのアングルで写真を撮ったのだろうか?やや謎。周囲の木々が茂って対岸から見ると隠れてしまうところもある。とりあえず、どこかの秘密基地?みたいなダムの風貌はそのままで、静かに水を湛えている(8月7日の時点で貯水量は100%)。キャンプ場のような公園の方にも、家族か友人同士かの車で来て周辺のハイキングだの川遊びだの、簡易テントで日陰を作ってくつろいだりして、遊んでいる行楽客がわりといる。

  
 さて、さらにダム周囲の道路を走り、逆の方向から林道を下りる。麓に通じているはずだが。
 むすび丸「いったい、どこに出るんでしょう?」(7年ぶりだからうろ覚え。)まだまだ林道は続く。
  
 
 なんとか、もう一方のダム林道出口に出たようだ。出てみたが、ここはいったいどこか?
 集落が見える方に向かってしばらく進むと、新幹線の高架が見えた。猪野の久原本家付近に出たようだ。「山陽新幹線」の碑が建ってる。ここは博多から小倉に向かう時、トリアス久山の脇を過ぎて新幹線がトンネルに入る瞬間のだいたいその入口あたりのところである(土井から猪野に行く道は、新幹線に乗ってるといつも窓から見てる)。ルートはだいたい把握した。とりあえず位置がわかってよかったぞ。
 というわけで福岡市というと街のように言われるが、近郊はちょっと走ればすぐこんな山奥に遭遇する。短距離でも起伏と変化が大きくて、異界に迷い込んだトリップ感はかなりある。このへんといえば、秋になると麓の方に紅葉を見に来る程度であった。時々、折々の景色がどんなになっているのか、見に来るのもいいかも。(でも夕方仕事帰りってわけにはいかないな、遅いと真っ暗で怖そうだし)

 本日のBGM:
 イギリス組曲第3盤BWV808 ガヴォット(J.S.Bach)/ Glenn Gould (「The Little Bach Book」)
 仕事用兼旅行準備用にPCの中のBGM用のmp3ファイルを整理していて改めて見つけて聴く。
 グレン・グールドは涼しい。音で納涼。(20150809) 
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20150808

2015-08-08 | 矮小布団圧縮袋

○土曜日で休日出勤しなくてもいい日は久しぶりである。宿題もあるのだが、家の中の掃除や、春先から忙しすぎてできなかった大きな毛布などの洗濯もして、干す。暑くて紫外線も強いから良く乾くだろう。

 先日から外回りでもお昼にはお蕎麦をいただいている、と書いているが、ただ「ざるそばが頼めればいい」のではなく、やはり美味しいざるそばをいただきたいものであると思っている。(安いところでもよいのだが、場所によってはまだ何か茹で麺を洗ったかのような軟らかいのが出たりすることもあるから。)
 今回は博多の信州そばむらた以外で、手打ちそばがいただける場所があると聞き、国道3号線からちょっと遠出でぐるっと回って福寿庵のお蕎麦にした。
 カツオ人間とキイロイトリ「コレハ ウマイ デス」
 これは蕎麦の香りも感触も茹で具合もよい。しかもお店の感じもほんとに「蕎麦屋」らしく、かつ親しみやすくてほっとする。八女の蔵屋でも感じたが、正直言って、うどん文化の福岡市内でも最近はここまで蕎麦文化が来てるようになったんだな、って感じがする。

 本日のBGM:
 Trailing the Suspect / Daniel Pemberton (「The Game Original Television Soundtrack」)
 家で片づけをしながらもう一度BBC「ザ・ゲーム」(2014)の第1回~第6回(AXNミステリー)を通して見る。結末に至るまでの、この場面はこの意味だったのか、と理解しながら時々早送りを入れつつも再度確認。
 非常に面白い。1~6を通しての一つの映画を、映画館で見ているような濃さの気分。第4回くらいまでうまい具合に「出てくる人全員」に怪しい要素をもたせている。
 ドラマの怖さはどこからくるのか、殺人事件の場合は、殺害シーンが直接出るんじゃなくて、「それが終わった結果」だけの映像で何が起こったかを見る側に想像させるところが怖いんだろうなと思う。オーディンも嫌な感じを漂わせていて、しかも被害者が「誤解が解けないまま死ぬ」とか、ちょっとした一瞬の隙が処刑人を呼んでしまうようなところもあるからだ。
 わりと普通ぽい側としてジム(ショーン・ドゥーリー)の視点とか、堅物なウェンディの視点があるのも、見ている視聴者の側には効果的だな、と続けて見ていて思った。ジムは警察の刑事だから最初MI5そのものに批判的だったのが、行動を一緒にしているうちに「この世界のやり方」の中でだんだん仲間になっていく。また、この手の映画やドラマでは、ちょっと器量がよくなくて頑固だったり引っ込み思案だったりしても誠実で真面目な手仕事職人タイプが意外な役割を果たし、こつこつ苦労する末に得るものがあるって展開が多い。逆に軽薄で楽に儲けようとする虚栄心の人格破綻タイプが破滅しやすい展開もある。単純な勧善懲悪ってだけでもなく、職業的倫理観みたいなものがどこかで大事にされているような気がする。第6回は結末に向けて一気に複数の物事が動き出すので、第5回までの展開とは逆に、視聴者には途中経過は見せずに最後になって種明かしされるようなものかもしれない。(20150808)
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20150807

2015-08-07 | 矮小布団圧縮袋

○今週はずっと猛暑日が続いた。週末から週明けも作業が続くと思う。今日は来客もあり。
 休暇をとる前にすることがあるので、まあぼちぼち行きましょう。
 (再び郊外の田園地帯を行くキイロイトリ)

 本日のBGM
 The Game-End Credits / Daniel Pemberton (「The Game BBC Soundtrack theme 」)(AXNミステリー、8/6 22:00~)
 BBCの「ザ・ゲーム」(2014)のテーマ。続けて見るとほんとに渋い映画のようなミステリーサスペンスドラマだ。6日が第5回「戦場の英雄」と第6回の最終回「動く星々」である。最初から全員がほどほどに地味で(突出して派手な人がいなくて)、かつそれぞれが個性的で能力に優れつつも、どこか灰汁のえぐみがあるというか秘密を持ってそうで怪しい(ジョナサン・アリスやポール・リッターなどが配されているから最初から不審な)上に、さらに途中のエピソードでいろんな怪しい人をゲストに盛り込みすぎなくらいなため、暗殺的な殺人事件がからみ出す中でミスディレクションの具の多い五目中華そば状態。そしてダニエル・ペンバートンのテーマ曲が毎度くりかえし流れ、否応なくひそやかに不安感がかきたてられる。
 KGBが仕掛けてくるガラス作戦とは何を意味し、内通している「もぐら」は誰なのか。第5回あたりでようやく容疑者がわかってくる(誰が有利か、と考えると確かにそうか)のだが、だからといってすぐ解決するはずもなく逆に反撃も始まり、それじゃどーなるんだよ!?なサスペンスが迫り、そしてラストまで「もやもや」と微妙なグレーさを残して終わるあたりが、よくできている。なにせトム・ヒューズの主人公ジョー・ラムも能面チックで「何考えてるのかわかんない」感じで、過去の経緯からしても不審なため、十分容疑者になりうるポジションなところがミソである。それぞれのプライバシー、恋人や夫婦の話もせつない。それぞれの立場と状況が最後まで分かった上で、もう一度第1回から見ると伏線がわかって複雑な気分になりそう。だから、国家や政治の理念の話というよりは、その理念に観念が囚われがちな人間の心理の陥穽だの、仕事に関わっている人間が抱く疑念とか不信から崩れる関係だの、その中で問われる職業倫理的なものや、人間の心の機微が鍵になっているようなドラマである。
 Tinker Talor Soldier Spyの時もそうだったが、1970年代の冷戦時のロンドンの風景のくすみ方が妙にファッショナブルな扱いをされているようだ。エージェントたちが地味に、しかし熟練した手技できびきびと処理の作業に入るデスク周りとか、また仲間同士でお互いに辛辣な英国人的冗談口をたたく場所とか、確かに色調や調度類もかっこいいけど。画面の配色や雰囲気なんかジャン=ピエール・メルヴィルの「サムライ」(1967)のアラン・ドロンの部屋とか街並みみたいな「冷たい」感じを思い出した。
 翻って2015年の日本では連日閣僚や国会議員の失言の報道が続き、それが日を追って改善されるどころかますます悪化していくのは、何かの症状が急速に進行しているのだろうかとすら思う。意図的に作られたカタストロフィーのドラマの展開の脚本によく出てくる、戯画的かつ典型的な悪役のわざとらしい台詞のようでもある。しかもそれが虚構のドラマでもなく、現職の人間が不注意にか放つ現実の虚栄的にして酷薄な発言だという点が非常に末世的だ。(20150807)
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20150806

2015-08-06 | 矮小布団圧縮袋

○広島原爆慰霊の式典の時間はテレビをつけず、黙祷というよりも部屋で目をつぶっていた。言葉の「耐えられない軽さ」に脳の中の健康が害される心地がする上に、最近きんきんしたヒステリックな声が生理的に駄目になってきてて、ニュースをつけていても聞こえてくるとチャンネルを変えてしまう。今年もトルーマンの孫の人の活動を伝えるニュースが出てくるけれども、それにしても当時いろいろと酷く残虐な政治的思惑があったのだろうと思う。そして人間は70年後でもそれらを解決できていないし、欺瞞や虚栄や支配欲はますます横行しているらしいということも感じる。
 夕方はFR3制作の「フクシマ・地球規模の汚染へ」の動画を見ていた。それからさらに1年後、多分福島だけじゃなくて日本国内の問題が各地で発生しているようにも思う。(字幕ありの)フランス語で淡々と語られるうちに、西洋人たちが日本に注ぐ容赦のない辛辣なまなざしも感じるし、見る側にも言いようのない怒りの感情が静かに起こってくる。でも自分は今日も明日もクーラーを使うだろうし、福岡で普通に生活している以上、これからも九州電力から電気を買うことになるのだ。ひどいディストピアなSF映画を見ているのではなくて、現実に社会全体が凄まじく隠蔽しているうちに、被害は広がっている。「なかったことにする」のはあまりにも無理だ。見終わった後に、ここ1か月くらいの様々な国内の事件の報道を思い出すと、それらの狂騒全体までもがひどく嘘寒く感じられる8月6日である。

 一年前の今日付近では関連して広島の近代建築をUPしたが、今日は再び佐賀の近代化遺産的な建築を。

   
 旧佐賀銀行呉服町支店(恵比寿ギャラリー)〔昭和9年(1934)〕
 時々行く映画館CIEMAとか佐嘉神社に近い場所で、外側の柱やレリーフなども瀟洒な建物。佐賀の空襲の時に焼けなかった建築の一つであろう。最初の写真はキイロイトリが手前の橋から見たアングルによるもの。

 本日のBGM:Sweet Lies / Robert Palmer (「Sweet Lies 」)
 1988年頃のこの手の音色というと高橋幸宏の「EGO」の頃を感じる。
 そして今日もTHE GAME(AXNミステリー)で第二次世界大戦後の冷戦中の思惑が錯綜する世界を見る。(20150806)
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