
いつも笠木透のそばには彼がいた。
ますだ やすのりという男だ。
多くは・・・笠木さんの意をくみ・必要な事柄を準備し・ギターを弾く。
笠木透、作詞・増田康記作曲の名曲は多い。

だが僕は、笠木以前に、彼はフォークソングを愛し、一人で、あるいは、グループを作って歌ってきたことも知っている。
それでも、あえて言えば、「笠木さん亡き後」一義的には、笠木さんを包み、伝えたいが笠木さんだけでは無しえない技の才を補完して、共に生きていた人々はこれからどうなるのだろう?
そのように思った人たちは多いと思う。
雑花塾・・・そして、増田康記。

けれども、彼らは、悲しみにとどまることなく、すぐに活動を始め、前に進んでいるすがたを確認していた僕は、それだけでうれしかった。
その増田さんが、東北から回って、館林でやれないかと言ってきた。嬉しいじゃないか!
写真・埼玉の「憲法フォークジャンボリー」から立ち寄ってくれた、せいごう氏と北嶋氏の加わったギグ。

聞いてすぐ、僕らロストは「スミレの花」をわが物とし、あちこちで歌ってきた。
作曲者との共演だねぇ・・・
それにしても、彼のステージが始まって、1曲目から、客席の歌声が始まり、最後まで、皆歌っていた。
増田氏も、ちょいと驚いたようである。
「あかんべ山ブランド」・・・・・・・そんな、呼ばれ方がある。
この町は、30年も、たゆまずフォークソングのコンサートを続け、笠木透をずっと歌ってきた町だ。
ここに来た満席のお客も、きっと、あかんべ山に集い続け、そうしてきた人たちに違いない。
増田康記・・・ソロになって、思う存分であり、客席と一体感の中で、アンコールを歌う姿は、結構ステキだったぜ。
この町は、笠木透とその匂いのする、フォークシンガーやフォークソングシンガー好きなのだ。
またいつか、その匂いを持った人たちが、歌いたいと言えば、「いらっしゃい!」と、三々五々、集まってくるに違いないのだ。
いいコンサートだったぜ!!!

ここのコンサートは、もれなく、打ち上げがついてくる。打ち上げだけ参加も、ゆるすのだ!

新しい参加者も加わって、またまた、乾杯!

うたいまくるので、ダダで、フォークソングが聞けるぜ!

ロストの宴会が、実に似合う、男だ。
わしなぁ・・・呑みすぎ。
しかも、2時まで・・・普段は9時には寝る男は、2日分起きていたのであった。
酒・・・・旨かったなぁ・・・・。
打ち上げの酒は最高!
今度は7月30日の「よしだよしこ」コンサートで、旨い酒だな。