土曜日のお話・・・・ポケットに入れて沢に持って行く行動食。
夜の部屋飲み用の品々。
3年間・・・「私を蔵王に連れてって」と懇願されていた。釣りの経験は十分なベーベー、、、そして、相変わらず弟子1名。
沢は1人が良い。2名は交互に釣る、或いは身を隠して巻ける場合は、先を交互に交換する。
だが、3人はきつい。しかし同行者は沢の出口を知らないので、俺が付き合う以外にないさ~~
と。俺は、4割くらいは山菜(ミズのコブという珍品)採りと、指導と、釣り残したポイントあさりであった。2人も先行すれば、魚は警戒して釣れることはまれなのだが・・・ポイントを見逃して、餌を落としていないポイントが多く、結構拾えたから、笑えるかも~~
源流なので、こういうポイントは必ず居る。雨と言うよりは、ずっと霧の中。カッパは必要だった。こうした曇り・霧は、人間が気づかれにくいのは好条件。
昼飯は朝握ったおにぎり(大辛のほぐし鮭)。時々煎餅。
途中はらわたを捌く。この時点、俺は4匹・弟子5ぐらい、初めて源流ベーベーは3匹か?
小沢ながら、そこでは大きなポイントを、両脇を狙う者ども。
昼飯も、分けて食べる。これは最後の昼飯。おにぎり(焼きたらこ)と、ナナチキ。
リリースサイズが多いが、飽きない程度に当たりはある。後ろから、2人の釣り方など眺めるわし・・・
はっきり言ってまだまだ(弟子はかなり進歩していた)・・・この時期は産卵を前にして、荒食いが始まる。皆、魚は瀬に出て盛んに餌を追う。
つまり、相当手前の浅い場所で、流れに抗うように流れてくるえさを待ち構えているのだ。
だから、相当手前で注意深く近づかないと、気づかれてしまうのさ。
2人の行動を見ながら、見逃して先へ行ってしまったポイントなど、拾い釣りのわし・・・・
疲れには甘いもの・・・
最後は10mほどの、傾斜のきつい、「滑」。この落差は魚が遡上できないので、魚止め・・・本日終了である。
俺10匹・弟子8?匹・初めてベーベーは4であった。
初秋・・・・栗は落ち始め、ヤマボウシの実は熟して甘かった。
宿に戻って、まずは源泉かけ流し・・・・・・ずっと霧の中で、気温も低く、少し冷えた体に沁みた。
しかし、猛暑を逃れ、見事な涼で幸せだった。
乾杯!
こうして、初日は終わったのだった・・・・
疲れたようだが、蔵王の渓流は、満足だったようで、ガイドとしてはほっとした。
しかし、釣り終わっての、泡盛は最高だ!!