おジャ魔女どれみと徒然

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MIU404について、その重点密行

2022-11-05 18:36:00 | ドラマ作品

 2019年。働き方改革により警察庁は刑事部所属『MIU』。
 既存の機動捜査隊を増設。第4機動捜査隊発足。

 配属された志摩は破天荒なバディ・伊吹事件の解決へ挑む。

 『亜人』見てから綾野剛熱が冷めやらず。
 評価が高いこの刑事ドラマを見ようと思ったら……

 クッソ~! 面白ぇ~!!

 冷める所か再燃すっわ~。ちくちょう。
 第1話の煽り運転編はまぁまぁ、面白い程度だけど。

 第2話で一気に引き込まれた。泣いちゃったよw
 「感電」が流れるタイミング良すぎ。惚れた!


 1話完結で見易いし、何より各話の完成度高い。
 相棒方式ですね。相棒みたいに重厚ではないけど、何よりポップ。

 時事を取り上げて、興味・共感を引きつつストーリーに絡める。
 単純にトレンドをポンと置くんじゃなしに昇華させる。凄い。


 特に第6話。一番好き。志摩の相棒殺し回
 思わず「脚本誰!?」って調べちゃったよw

 野木亜紀子さんかぁ。逃げ恥の脚本家。
 『アイアムアヒーロー』とか『図書館戦争』。俺の好きなのばかりw

 話の広げ方、キャラの繋げ方。上手い。面白い。
 「最悪になる前に止められるか」あるいは「スイッチ」

 ドラマのテーマに沿った内容かつ志摩の過去・内面を丁寧に纏め。
 話も二転三転。スイッチする。最後まで飽きさせない。

 単純なハッピーエンドとは違う。スカッとする終わり方。
 それでいて、しんみりと。ここでこの作品がしっかり確立した。


 次点で第8話。恩讐であったり、キリスト教で言うとこの受難
 かなり深いテーマ。それを暗くは見せず、MIU流を貫いてる。

 ここでも「最悪になる前に止められるか」
 第6話と変わって今度は伊吹回。このテーマは伊吹のセリフでもある。

 自分の言葉に締め付けられる。苦しめられる。その様たるや。
 ここは綾野さんの演技力も光った。見事な回。

 『不幸』という、誰しもに起こる不変のテーマでもある。
 この不幸に何の意味があるのか、人を許すべきか。

 視聴者に問いかける、考えさせる内容。
 

 ここまで良かったんだけどな~。問題は最終回。
 面白い作品だけに、シビアに行こうかな。悪い点は悪い点だから。

 つまらんとまでは言わんが、10話と11話。正直、微妙
 言うならラスボス戦。う~ん、いらんなぁ~。

 1話完結を貫いてほしかった。第6話か第8話が最終回で良かった。
 なんか特別なことをしようって意図が見えすぎた。

 どうせなら劇場版でやれば?
 シーズン2、3やって人気の地固め。その後やるなら、まぁ……。

 ラスボスの久住自体、あんま魅力的なキャラじゃないのがな。
 菅田将暉さんは別に悪くないんだが、とにかく久住というキャラ。

 ただ胸クソなだけだし、おまけにしつこいんだよね。
 ジョーカーの劣化版。MIUのライバルとしては力不足。

 10話に関しては内容的に面白くなかったし。
 ネットの反応って、あんな幼稚か?w

 『CRISIS』でもあったが、視聴者をバカにしてるよ……。
 TV側の主観。TV側からそう見えるんだろうね。驕り

 最後の最後、ドーナツEPの意趣返しが良かったくらい。
 てか、「感電」って良い曲。米津さんにホンマ助けられたな。

 相棒路線で行ってほしかったが、最後悪い方へスイッチしちゃった。
 まぁ、最悪ではないが。踏み止まっただけ良しとするか。

 
 終盤の微妙な出来のせいでお茶を濁された感じはあるよな。
 続編作ってほしいし、楽しみなんだが。

 まぁ、サクッと11話を気楽に見れる作品として。オススメです。
 では、また。




最愛について、その君に夢中

2022-08-20 15:19:00 | ドラマ作品

 もう最高。

 『ドラマのTBS』。看板に偽りなしの傑作。
 TSUTAYAで借りよう見ようとしてたんだが、いっつも無くてさ~。

 見るのにここまでかかっちゃったい。
 だが、期待に違わぬ作品。そりゃ皆見るわな。面白いもんw

 ストーリーは、ちょっと説明し辛いんやが。
 別に複雑ってわけじゃなく、見たら分かるからw

 2006年と2021年に起きた二つの事件。
 これが全てというか、話はシンプルで分かりやすい。

 なのに、謎が増えてきて、続きが気になって気になって……
 こういうの中毒って言うんやろうな。マジで面白いぞ。

 てか、俺は纏めて見れたから良いけど。
 これリアルタイムで1週間待ってた人達はたまらんかったやろw

 やはりドラマは纏めて見るに限るな。
 特に最愛は。1日で全部見終わってしまった。こんな経験初めて。

 まぁ、その分、最愛ロスも深いですがw
 なんで面白い作品って終わっちゃうんだろう。寂しい。鬱だ。

 
 ちょっとラストが拍子抜けではあったかな。
 所謂「真犯人」が分かるんですが、「あっそう」って感じw

 ちと、なんか動機が薄いような。
 なぜそこまでしなきゃならなかったのか。

 家族っていうのが一つのテーマですが、う~ん……
 まぁ、ストレート。シンプルなのもこの作品の魅力ですから。

 なんだか吉高由里子さんの「好きやよ」に誤魔化されてる気もw
 いや、いい。もう何度でも騙されようw

 
 主演は松下洸平さん。
 味のある良い役者さんですね。ちと地味ですけどw

 だが、それが良い!
 華のある人使ってたら、ここまでのめり込めなかったと思う。

 今、YouTubeにwacciさんの「恋だろ」って曲。
 それを松下さんが歌ってる動画上がってんだけどさ~。

 これがまたかっけぇんだよな~。惚れたわw


 ドラマ主題歌は宇多田ヒカルさんの「君に夢中」。
 マジで名曲。もう毎日聞いとるわ。

 このサスペンスに、外連味のないラブソング。
 これ抜擢した奴、神やと思う。粋じゃん。


 俺の夏休みは「最愛」と「ちいかわ」を両脇に抱えての終了です。
 最高の期間。人生で一番楽しかったかもせんw

 では、また。 




なぜ君は絶望と闘えたのかについて、その夏の海

2021-07-27 09:40:00 | ドラマ作品
 光市母子殺人事件をテーマにした本作。想像を絶する。見たら言葉を失う。
 本当なら自分の意見を書いた方がいいでしょうが、書き様がないねこれは。

 てか、本村さんって嫁さんと同い年だから、23歳からずっと戦い続けてたんやな。
 仕事続けながら裁判出てテレビ出て総理に会ったり。それを10年間も。誰ができるこんなん?

 当時はボーッとニュース見てただけだったけど、この事件から色んな物事が変わったんやな。
 被害者の保護について。国から法律から裁判や社会。それを全て1人の青年が始めたんだから、すごいよね。

 家族への愛か。犯人に対する憎しみか。社会に対する怒りなのか。
 何がこの人をそうまで突き動かしたのか。人間には秘められた力があるんやな。今を生きる使命や理由が。

 でも、そんな力に気付かず家族と幸せに暮らせていたら……
 本村さんは再婚なさって今は穏やかに暮らしてるそうですが、それにしても何と壮絶で残酷な運命か。

 一概に加害者が全て悪いってわけでもないのがな。
 遺影持ち込みの下りも最初は怒ったけど、裁判官も人の子だからって後々話を聞くと納得できるんすよね。我ながら直情過ぎてあのシーンはシュンとなってしまったw

 少年側の弁護士の立場だって、犯罪者は全員死ねばいいでは社会が崩壊しかねん訳で。実際に冤罪だってあるし。
 死刑の有無も、じゃあオウムみたいなテロリストやノルウェーのブレイビクのような大量殺人鬼をどうするのか。

 今回は18歳だったけど、もし小学生や中学生が2人3人殺す事件が起きたら?
 少年法や未成年はどこまで守られるべきで、境界線はどこから引かれるのか。

 そして、こういう時に絶対聞かれる「自分の家族殺された時どう思うねん?」というテンプレ質問返し。
 本来ならこんなん感情論以外の何物でもないんですが、切っても切り離せないのもまた事実。

 単純な二択じゃないのがな。
 人間が人間を裁くという時点で、何よりの矛盾なんだと思う。

 色々御託を述べてしまいましたが、とにかく題名の通りなんですよ。『なぜ絶望と闘うことができたのか?』
 イマイチなんか知名度が低すぎる気がする。もっとこのドラマ有名になってもおかしくないと思うんだけど?

 少なくとも俺はこのドラマを見てなかった自分を今恥じてます。ぜひ多くの人に見てほしい。
 では、また。


埋もれるについて、その内部告発

2021-07-21 07:44:00 | ドラマ作品
 最後「((((;゜Д゜)))」ってなるw
 WOWOWドラマだけど1話完結の2時間。もう映画の質やね。さすが他社とはクオリティが違いまんな。

 二転三転するストーリー。ちょっと主題がよく分かんなかったけど。
 内部告発とか陰謀をテーマにしたいのか。それともサスペンス物なのか。

 結局、何を伝えたかったのか。
 まぁ、そういう方向性を決めなかったからこそ、視聴者はずっと振り回されて最後まで楽しめる作りにはなってると思う。

 でも、誰が犯人なのか。もうちょい謎解きやってほしかったけどね。
 誰が誰を庇って、何を隠したがっていたのか。

 大友康平さんが存在感ある演技してたのに、チョイ役だったというw
 もっと色んな設定やキャラを絡ませる展開だったら面白かったのに。

 では、また。




CRISISについて、その公安機動捜査隊特捜班

2021-06-22 00:38:00 | ドラマ作品
西島さん主演ってことでずっと見たかったんだが、ようやく視聴。
設定といい何といい明らかMOZU意識。てか、MOZUの続編って言われても信じるわ。特捜班って倉木の再就職先ですよね?w

脚本がSPの人ってことで刑事アクション。めちゃくちゃ楽しみにしてました。
ですがまぁ、こりゃまた……なんつーか。ツッコミ所満開w もうそこまでMOZUの悪いとこ引き継がなくていいのに。

駄作も通り越すと逆に全部見てしまうw 脳トレみたいなもんですね、ツッコミ所を探すという。
第1話からツッコミ所あんのはどうなんや。なろう系にありがちですけど、主人公を優秀に見せるために周りを落とすという手法。

さすがに警察もこんなマヌケじゃないからね。
特捜班は荒事専門、警視庁やら上の命令だけに忠実に従う、命令以上のことは考えない冷徹なプロフェッショナル集団って設定の方が良かったかな。捜査までし出したら一気に物語が安っぽくなる。

特にアクションを活かすなら。SPのように岡田さんのアクションごり押し。余計なこと考えさせないようにせんと。
小栗さんも頑張ってたけどね~。これだと脚本の拙さの方が目立つな。どうせアクションしか見所ねぇんだからそれだけやってろよ!!w

政府打倒とか革命とか、今の人間が考えるわけない。さすがに視聴者をバカにした内容。
60年代70年代じゃあるまいし、そもそもの動機に無理がある。この流れだと洗脳とか、さらに宗教絡みを押すしかないんじゃない?

てか、平成維新がラスボスじゃないんやな。そこが残念というか肩透かし。「つまらない大人になる前に子供である内に反逆する」って下りはけっこう好きなんだけど。
大人VS子供へシフトしていくのが良かったかもな。ネットもあんな擁護来るわけないし。イタズラの爆破予告ですら捕まる時代にありえないじゃん。

ネットは称賛よりもバッシングとか。自分より下の人間を見つけて叩く世界ですから。
そこで思うように支持が集まらず追い詰められていく平成維新と、心に傷を持った大人である特捜班とで良い対比になってラストへ繋がる終わり方になったんじゃないすかね?

ま、所詮はフジテレビクオリティ。こいつら、踊る大捜査線の頃から何も変わってないんやな。そりゃ視聴率下がるわ。
続編ありそうだからそれ次第かな。倉木がテロリストになる所はちょっと見たいw
 
西島さん小栗さんのファンなら楽しめると思う。
それ以外の人には見るに耐えない作品。

では、また。