本国ブラジルでは国民的作品なんだとか。
ずっと見たかった映画。ようやく視聴。
期待してたのと、ちょっと違ったが。
ブラジル、南米の実状。怖さ、闇の深さ。
だからこそ。そのままのリアリティ。
てか、BGMめちゃめちゃカッコいいw ここはさすが南米っぽい。
Batalhao de Operacoes Policiais Especiais。頭文字を取って、BOPE。
日本語での正式名称は特殊警察作戦大隊。
リオデジャネイロ州を管轄する警察部隊。
日夜マフィアと鎬を削ってるだけあり武闘派。そして悪名高い。
10代の子供を偽装殺人したのではないか、とか。
かなり弾圧的な捜査をしてて問題視されてるらしい。
まぁ、綺麗事じゃ済まないことも映画を通して伝わってくる。
お国柄ってのがあるからね。とやかく言うまい。
てか、これ続編じゃんw
2って出てたから、なんかおかしいな~と思ってたら。
まぁ、別に見てて問題は一切なかったけどねw
元は『Elite da Tropa』という小説原作。
原作者には現役の隊員も含まれてて、かなり精巧なんだとか。
当時公開されてたアバターに勝ったほど。面白さは鉄板。
良い意味で前作が気にならないくらい見易く作られてるかな。
悪を排除したはずなのに、次の悪がまた蔓延るとこ。
恐怖というより闇だよな。ホント。
意外、と言ったら失礼だが。けっこう骨太な社会派映画。
かつ娯楽性・テンポもある。ブラジル版『カリードの道』。
主人公はBOPEを率いるナシメント中佐。劇中で公安局次官へ昇進。
物語は中佐の語りで進む。この人の名前さえ覚えておけば大丈夫。
ついでにフラガ議員も。中佐とライバル関係。
後はマスコミに政府。市民。誰もが味方という訳でもなく。
かと言って敵というわけでもない。三竦みで板挟み。
中間管理職の大変さを皆で味わいましょうw
では、また。