雨穴さんが原作となった映画『変な家』とか。
Youtuberが役者をしたり、最近はYoutuberの他分野への進出が多くなってますが。
それは海外も同じようで、《RackaRacka》登録者700万人のチャンネル。
フィリッポウ兄弟という双子のYoutuberが監督をしたオーストラリア産のホラー映画。
偏見で悪いけど地雷臭プンプンw
普通なら見ない。でも、どうしても気になりすぎて。地雷覚悟で見てみました。
ストーリーは、
若者の間で流行っている”憑依チャレンジ“。剥製の手と握手をし自身の体に霊魂を憑依させるという遊び。出回っている動画を見て、興味本位でその憑依チャレンジが催されているパーティーに参加したミアとジェイドだったが……。
監督がYoutuberで無論素人ですが、製作は大手であるA24。
どういう経緯の抜擢かはよく分かりませんし、兄弟の手腕も実際のとこ分かりませんが、とりあえずこの作品は面白かったですね。
意外とと言ったら失礼だが、ヌルい作品ではなかった。
ウィジャボード的な遊び、剥製の手や90秒とルールのよく分からなさ。設定は軽いけど、中身は詰まってる。
見どころは主人公ミアのどうしようもなさかな。
最近の作品って観客を苛つかせないようにか、主人公がしっかりしてる奴多いじゃないすか。
昔のホラー映画とか、主人公がもっと馬鹿だったでしょ?w
行くな言うとこ行ったり、やるな言うことやったり。まぁ、そうじゃなきゃ話が進まないからね〜。
ただ、この作品に関しては単純にミアが馬鹿って訳じゃなく。
ミアは高校生で母親が自殺して父親と疎遠になったり、未成年の繊細な部分を憑依チャレンジという設定に乗せてる。
判断が未熟で、悪い方へ行ってると分かってるのに止まれない。ドツボへハマっていく。
後にそれが取り返しのつかない失敗。破滅へと繋がっていく。
怖くないはないけど、ホラーとして話がよく出来てました。
主人公にしっかり罰が下り、容赦ないとこも良い。
無駄のないスマートでキレのある映画。
改めて面白かったです。感服いたしました。
では、また。