KADOKAWA主催の『日本ホラー映画大賞』。
2021年に始まった第1回大会、その優勝作品《みなに幸あれ》。
10分ほどだった短編映画を長編化。
大会の選考委員長である清水崇監督自らプロデュース。
Jホラーに新風を巻き起こす。
下津優太監督の長編デビュー作品。
CMとか見てて、めっちゃ楽しみにしてましたよ。
2023年の暮れからJホラーの話題作がズラッと並んでて「こりゃ忙しくなるぞ」と期待しながらの視聴。
まぁ、結論から言わせてもらうと「よく分からん」。
これがね、作品の持ち味ってわけでもなし。見てて苛つく部類のよく分かんなさ。
ストーリーは、祖父母の実家へ帰省した孫。
徐々に、実家がある集落に違和感を覚え……という閉鎖的な村で巻き起こる系のホラー。
ただ、単純に村に代々伝わる因習、生贄がどうのとかテンプレな内容ってわけじゃなく。
なんか哲学的な話でもあるんよね。他人の不幸の上に自分の幸せがあるとか。
人間の内面の部分を映画として抽象的に表してる。
でもねぇ、それがどうした?って感じでもあるからw
ホラーが見たいんだけど?
そういう中身の作品が見たいんじゃなくて、鳥肌立つような怖いのが見たいのよ。
清水監督はどこを評価して、この作品を大賞にしたの?
もしかして長編化して良さが消えたんじゃないの?
これからJホラーの未来のため、意義のある大会が出来たと思ったのに。
初っ端の作品がこんなんじゃこの先不安よ。
まぁ、下津監督の処女作ってのを加味して多少甘く見れるかなぐらい。
次作に期待ってとこですかね。では、また。