中東へ潜入任務中の諜報員トムハリス。しかし、情報が漏れ、身元がバレてしまう。突如としてイスラム諸勢力に追われることになったハリス。アフガニスタン・カンダハルで待つCIAの救助ヘリまで。──突破せよ。
アメリカ軍の元情報局員が脚本を担当という、本格的なスパイ・ミリタリー映画。
主演はジェラルドバトラー。正直ビックリしましたね。こんな映画あったとは。
プロのジェラルドバトラーウォッチャーである俺の目を掻い潜るとは。完全に盲点w
ちょくちょくgooブロガーの人達がレビューしてて、やっと存在を知った。
言い訳じゃないが、宣伝とかしてた? 本当に全く知らんかったわ。
作品自体が潜入しとるやん。正にCIAの仕業w
とりあえず遅ればせながら早速視聴。
まぁ、総評で言うと複雑ってとこかなw
見てて複雑。アメリカが作る中東テーマの作品はちょっとね。
イラク戦争だったり今のガザ戦争であったり。現実の所業をリアルタイムで見てるから。
作品の出来と関係ないが、後味の悪い気分になる。
とはいえ、この映画はちゃんと真面目に作られてる。そこはびっくりしました。
ロケも完璧。役者も多分ハーフとかだとは思うんだが、アラブ系で固められてるし。
吹替で見たはずなのに、アラブ語で話の半分くらい字幕だったりw
とにかく臨場感・重厚感。
見応えあり。クオリティは凄い高いです。
最近やとルッソ兄弟が手掛けた「モスル」って作品もあるが、近年になって目線がフラットなんも作られてるようになってんな。
まぁ、良い傾向ではあるんだろうけど。ただ、あんまり感想ちゅー感想も出てこないんよなw
真面目に作られてはいるんだが、それ故か、これと言って特徴はないという。
魅力はジェラルドバトラーが主演してるってだけ。せめてのツッコミ所はバトラー老けすぎってとこw
54歳にしては老けが回ってんな〜。一応、役作りでもあるんだろうけど。
後、離婚がどうたら娘がどうたら、キャラのバックボーンはいらんかった。
なんかそういう人間性とかいらん。
もっと冷徹なスパイで良い。中東のシビアな現状が薄くなっちゃう。
そこはハリウッドなんだよなw
やるんならもっと徹底してやってほしかった。
「祖国を守りたいなら家へ帰れ」ってのは皮肉やら色んなメッセージが籠もってて良いが。
それも現実のアメリカを見ちゃうとってとこ。
最近はホント、純粋に作品を楽しめる世の中でもなくなってきたよな〜。
アメリカはイエメンへ空爆したり。中東の国同士も攻撃の応酬が始まってる。
いつか、この出来事もアメリカは映画化すんのかね。
それが出来れば良いが。
では、また。
…ジェラルド・バトラーのくせに。
正に「ジェラルドバトラーのくせに」ですねw
まぁ、ご時世もあるし、作品自体の完成度も悪くはないんですが。
ジェラルドバトラーにこういうの求めてないんだよな〜w
つくづくそう思います。