アマプラ解禁するという話を聞き、狙ってました。
2010年の「大阪2児餓死事件」を元にした実話映画。
コレ見た後だと「ステップ」がいかに甘いか分かりますねw
シングル家庭は犯罪に及ばないだけで、大なり小なりこんなんだと。
現実でも、手を繋いでる母子見るとドキッてするよw
身近に潜む恐怖って感じがして、臨場感があります。
まぁ、実話映画好きとしては、ちょっと不満が残る出来ではあった。
現実はもっと悲惨で残酷だったから。これで鬱映画は言い過ぎかな。
加害者にも家族がいるし、全部精巧には無理なんだろうが。
設定は、加害者の女性も両親からネグレクトを受けてたみたいで。
その生い立ちを程よくブレンドした形。で、だいぶマイルド。
餓死と書いてありますが、正確には食中毒死です。
2児の姉弟は生きるために何でも口にしたようで。そう、何でも。
これ以上は俺も言いたくない。やはり現実はさらに残酷なんです。
鬱や暗い話は嫌いだけどさ、どうせやるなら振り切ってほしい。
じゃないと、社会へ問う意義が薄れてしまうと思う。
緒方監督の信念には、理解や共感をします。
でも、もうちょっと芯を突く描写でも良かったんじゃないかと。
映画表現では、これで限界なのも見てたら分かりますが。
ぬるい感じはあれど、やはり話題になった衝撃作。
見る前と後では、間違いなく価値観が変わる。
そういう作品には仕上がってると思う。
では、また。
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