小さな熱帯魚店を経営する社本は再婚した妻や先妻の娘との冷えきった家庭環境に悩んでいた。
そんな最中、娘が万引きで捕まってしまう。平謝りの社本。そこへ助けに入ってくれたのが同業者である村田だった。
快活な村田に惹かれた社本はその後、何かと懇意になる。
しかし、その村田には恐るべき秘密があって──。
実際にあった埼玉愛犬家連続殺人事件を元にした作品。
めっちゃ面白かった。中毒性というか徐々に引き込まれてていく。
事件をなぞりながらも園子温ワールド全開。オリジナリティ溢れる映画。
ポンジュノ監督の「殺人の追憶」にも匹敵する犯罪映画の金字塔。
自殺サークル同様、オチが弱いという欠点はあるが。それ以外は全て完璧。
でんでんって何者? こういうの怪演って言うんやろな。てか、犯人の写真見たけど普通にクリソツw
「ボディを透明にする」。とんでもない迷言もでんでんさんが言うとすげー説得力あるw
他の役者さんもあんま有名な人はおらんけど、だからこそのリアリティや圧迫感。
サイコパスが大立回りするだけで、あんま教訓みたいなのは得られんが。
胸糞で二時間半無駄にしたって考える人もいるかもしれない。
実際、映画や物語としては本質や中身はあんま無いかなとは思う。
例えるなら肝心の料理はないのに、調味料や香辛料をガブ飲みさせられてるような……
胸にガツンと来るスパイシー映画です。
伝わるか? この例えw では、また。
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