2014年公開、ナルトアニメの劇場版。
原作者・岸本氏が総監修。アニメシリーズ最後を飾る完結作。
ストーリーは第四次忍界大戦から2年後。
1000年の時を越え、チャクラの祖・大筒木一族の使者トネリによる人類粛清が迫るといったお話。
ナルトのラスボス、そして続編のボルトへと繋がる大筒木一族との戦い。
完結と言いながら、続編への序章も兼ねた作品。
この大筒木ってのがややこしい (^_^;)
実はナルトってSFみたいな壮大な設定があるんすよね。
まずは1000年前。神樹、十尾とも言われるチャクラを宿す生命体が地球へ飛来。
それを追ってきた宇宙人たる大筒木カグヤ。カグヤは地球の支配者となり2人の子供を生む。
後の六道仙人、忍びの祖と言われる《大筒木ハゴロモ》、その弟《ハムラ》。
兄弟は母カグヤの悪意に気付き対立。カグヤを月へ封印。その後、ある約束を交わし、兄弟は地球と月へ別れる。
そのハゴロモがインドラ、アシュラという子供を生む。
やがて、インドラの家系がうちは、アシュラの家系が千手、と本編のキャラに繋がっていく。
映画のボスたるトネリはハムラの子孫を名乗り、ハゴロモとハムラの兄弟が1000年前に交わした約束を果たすため、人類を滅ぼそうとする。
それをナルト達が止める。何か話がかなり変わったというか、途方もない展開になった。
それに加え、今作は恋愛がテーマ。
ナルトと日向ヒナタの馴れ初め、結婚までのエピソードになっています。
連載中、岸本氏は春野サクラをヒロインとして推そうと努力してたそうですが、読者人気はヒナタの方へ軍配が上がり。
とうとう公式に、ナルトと結婚する映画まで作られるというw
作者の気持ちは複雑かもだが、俺も読んでてサクラヒロインはないわなってw
ナルトヒナタは映画がどうの以前に、自然な流れでくっついたような気がしますね。
一護も織姫と結婚した訳だし。
例え創作としても、作者の意図通りに進まないのが恋愛ってもんなんすかね。なんか不思議だわな。
で、映画の感想。まず総評から言うと、めちゃめちゃ面白い。傑作。
見始めから面白そうな雰囲気が出てたけど、そのまま突っ切ってくれた。
まぁ、思ったより恋愛でしたねw
今までと作風が大分変わってて困惑。テーマとして成立したから良いけど。
静かな展開。ナルヒナの関係をしっとり描いてる。
ナルトの生い立ち知ってると、ホントに良かったなって。親心で見れる感じw
前作と同じで、バトルがそない盛り上がってないのが欠点。
頑張ってはいたけど。宇宙で対決とかぶっ飛んではいるしねw
サスケの活躍ももうちょい見たかったな。
とはいえ、他キャラに時間割いてない分はナルヒナにしっかり重点が置かれてるから、これ以上言いっこなしですかね。
1人の男として、親として、人間として。
穏やかな幸せを掴む。すごい良い物語の終わり方やったな。
ただ、これ見た後やと、ちょっと不安がよぎる。
これからボルト見ようと思ってんやけど、大丈夫か?
ナルトの完結として、これ以上の終わりはないと思う。
これの続きなんて描けるのかな? 怖くなってきたなw
ま、ボルトのことは置いといて、とりあえずこの映画。ラストと題するだけのことある。
ナルトヒナタ両人に心から祝福を。結婚おめでとうございま〜す!
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます