2001年9月11日、アメリカニューヨーク同時多発テロ勃発。
同年10月7日、アメリカはタリバン、アルカイダ討伐のため派兵。アフガニスタン侵攻「不朽の自由作戦」。
そして、2002年1月29日。
ブッシュ大統領は一般教書演説において「悪の枢軸」発言。
イラク、イラン、北朝鮮を名指しで非難。
イラクは大量破壊兵器を所持しテロを支援していると断言した。
ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト等大手新聞社はその発言に追随し、イラク批判を強める。
国内の戦意が高まる中、ニュース配信会社『ナイトリッダー』の記者たちは疑念を募らせていた。
「イラクは本当に大量破壊兵器を所持しているのか?」と──
いや~、素晴らしい映画やなぁ~。
やっぱアメリカはやることが違うわ。
全部本当の話なんだもんねw 記者も実在の人やしブッシュやラムズフェルドも当時の映像で登場する。
ラムズフェルドって、すっげー無茶苦茶なこと言ってたんだなw びっくりしたわw
ラム「報告を聞いた時、実にユニークだと思った。
知って通り、我々には知られていると知られていることがあり、
知っていると知っていることと知らないと知っていること。
知らないと知らないことがあるんだ」
え? なんて?!
かまいたちの漫才の原型だなこりゃw
逆の立場で考えてみ? もしお前が知られてることを俺が知られていると知っていて、俺が知っていることをお前が知っていると認めてこられてきたとしても、お前が知らないと俺が知らないことを絶対に謝ってきてたと思うか?
自分で書いてて具合悪くなってきた……w
目がショボショボする……。
ようこんなラップみたいな言葉思い付くな。翻訳してくれた人にも感謝やわ。
known knowns, known unknowns, unknown unknowns.
そもそも用法的に正しいんかな? 頭悪いから分からん……。
これを真面目に聞いてた人達はどう思っていたのか。何が知っての通りなのかw
事はUFJとUSJの言い違いレベルの話ではなく、戦争が起きるか起きないかの瀬戸際やからな。
ジャーナリズムなんてどこの国も一緒。こんなん大本営発表やん。
日本はマスゴミマスゴミなんて言うけど、アメリカはまた違った意味合いよな。
売れる記事を書くって点は一緒なんだろうけど。結局新聞社は国民を煽動する機関ちゅーことやね。アメリカはそこんとこ徹底してる。
でも、そん中にもこういう良心や勇気を持つ人たちがいたことは称賛すべきだと思う。
政府批判とこういう作品を言う。新聞記者の内容ごときで騒ぐ日本人はまだまだ根性が足りない。
記者たちでは監督のロブライナーが役者としても出演するとか、獅子奮迅の活躍やからな。いやはや、お見逸れしました……
惜しむらくは、この映画はもっと世の中に知られるべきやしヒットしなきゃいけなかったということやね。
まぁ、物語としては結末が分かりきってるから仕方ないかもせんが。
イラク戦争は止められず、ナイトリッダーは買収され後に解体される。
誰も真実なんて最初から求めてない。
肝心なのは戦争に勝つかどうか。アメリカは強い国だ。それが許されるし、端からジャーナリズムなど必要としていなかった……。
考えてみれば真実ほど、世界中の政治家や政府にとって不必要で邪魔なものは他にないわけやから。
何ともまぁ、空しく情けない限り。この映画が作られたこと自体が最大の皮肉なんかもせん。
では、また
最後にはジュディスミラー。
この人も裁判にかけられるし、何だか記者って割には合わん仕事よの。
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