福井県敦賀市の「旧国鉄 敦賀港驛 驛舎」を
敦賀鉄道資料館として利用されているこの建物は「欧亜国際連絡列車」の発着駅としてかつて重要な位置を占めていた敦賀港駅舎を再現したものです。敦賀港の歴史や観光のPR館として使用されています。
「欧亜国際連絡列車」は、明治45年6月から新橋‐金ヶ崎(後に敦賀港駅と改称)間で運行されていました。ウラジオストク直行の船に連絡し、ウラジオストクからはシベリア鉄道を経由してヨーロッパへと通じていました。
当時、日本からヨーロッパへの移動は、船を利用して1ヶ月もかかる長旅でした。欧亜国際連絡列車とシベリア鉄道経由のルートでは、東京-パリ間をわずか17日間で結び、多くの人々や文化を運びました。このことから敦賀はシベリア鉄道経由でヨーロッパと結ぶ玄関口だったといえます。
展示されているジオラマ
2階の床には 飛び出すイラストが
窓の外には
船が見えますね
福井県警の警備艇と 海上保安庁の巡視船が停泊しています
右側の「PL92 えちぜん」は 2019年10月に 岡山県玉野市で進水した船みたいです
楽しい敦賀の街でした
撮影日:2021年12月5日