先日中学校で授業をしてきました。
中学生は元気です。
昼休みに、アメリカ人AET(30代男性日本語堪能白人)と話をしました。
彼は、政治の話をするのが好きです。
職員室で暇そうに見えたのでしょう。私を捕まえて大統領選挙の話しをしはじめました。(日本語)
30分もしたでしょうか。
彼が言うには、この選挙は『トランプvs.反トランプ』だということ。
これは日本のマスコミでもずいぶん言っています。
それから、『トランプ大統領はスピーチがとても上手い』のだとか。
英語がさっぱりの私には、新鮮な驚きでした。
彼曰く、「トランプ氏の話は冗談も交えてとても面白い」「バイデン氏の話はあまり面白くない」のだそうです。
第二回の討論会が中止になったことは、トランプ氏にとってはマイナスでしかなかったと言ってました。
中止の判断がバイデンよりだとトランプ陣営が言っていることも頷けました。
そんな彼が心配しているのは、『アメリカの分断』です。
民主党支持者も共和党支持者もバリアを張っているように感じているようです。
フランクな政治談議ができない雰囲気が残念だと言ってました。
芸能人でさえ支持政党を表明するアメリカの分断は、「民主主義の騎手だと思っていたのに残念だ」と伝えたところ、彼も頷いていました。
自分の意見は他人の意見との比較でよりはっきり見えてくるものでしょう。
反対意見に耳を貸さなくなっては、はっきり自己主張をする文化のアメリカでは、摩擦が生じても仕方がないです。
大統領選挙は明後日です。
アメリカの分断が、選挙結果に寄らず長引くことが無いように祈りたいです。
ちなみに、日本の政治についてもアメリカ人にどう映るのか聞いてみたかったのですが、私が少し愚痴っただけで時間が来てしまいました。