様々な場面で『分断』という言葉が躍るこの頃ですが、気になるニュースを目にしました。
米テレビのあからさまな肩入れ報道 NYでCNNとFOXを見続けて感じた深刻な危機
報道については、意図的なプロパガンダを除いても、「取材記者の眼」や「編集者の眼」という誰かの眼を通したものだから、「完全な中立」というのは難しいことは分かります。
日本でも「讀賣」と「朝日」が違うことぐらいは周知の事実です。
しかし、このCNNとFOXはやりすぎではないか。
記事にもあるように、ここまでくると『報道』ではなく『バライティー』だろう。
しかし、より刺激的なバライティーの方が視聴率を取れてしまう。
結果、聴視者は偏った報道から自分の意見を形成していくことになるのです。
報道は中立であるべきだが、それは可能かどうか解りません。
だから、聴視者は報道機関の色を知りつつ判断すべきなのでしょう。
『アメリカの分断』・・・
これは、一般市民に『真実』を伝えるべき報道機関が、自らの正義を優先し、一方から見た事実のみを伝えた結果が生み出したものではないか。
報道機関に色眼鏡をかけさせたのはトランプ氏だろう。彼の残した傷跡は大きい。
報道機関が自らの報道を顧みて評価し、是正していく自浄努力に期待します。
そして、アメリカの分断を『他山の石』としなくてはいけない。
日本も『忖度』という傷跡があるように思えます。現在進行形で・・・。