退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

異見の受け止め方

2021年06月05日 06時45分54秒 | コロナ


最近、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長の発言が変わってきている。

尾身会長、目立つ「強い発言」 この3週間の変遷たどるhttps://www.asahi.com/articles/ASP6462KXP64ULBJ00G.html


『新型インフルエンザ等対策有識者会議』 は、新型インフルエンザ等対策の円滑な推進のため、新型インフルエンザ等対策閣僚会議の下に、内閣官房が開催したものです。


尾身会長の発言内容の変遷については、日々変わる状況の下では、仕方がないことだと思います。
むしろ、行政が一番苦手としている「小回り」が効いたと云えるかも知れません。


問題なのは、この発言に対する開催者側の反応です。


田村厚労相の「自主的な研究成果の発表という形で受け止める」とか、
丸川五輪相の「われわれはスポーツの持つ力を信じて、今までやってきた。まったく別の地平から見てきた言葉をそのまま言っても、なかなか通じづらいというのが、私の実感でもある」など・・・。


そもそも内閣官房が開催した「有識者会議」の会長の発言に対し、「言い過ぎだ!」などという雑音が聞かれること自体が、他人の異見を聞く耳を持たない体質が見て取れます。


先日 『チェリーピッキング』 ということばを知りました。

やはり「結論ありき」の凝り固まった頭脳が、感染拡大を招いてしまったと云えるのではないだろうか。