『デフレの正体』・・・という本を読みました。
以前読んだ『安いニッポン』で、一見消費者に都合が良い「デフレ」が、日本という国を不況に陥れていると知り、興味を持ちました。
内容は、「経済を動かしているのは、景気の波ではなくて生産年齢人口の数の増減」と云うことでした。
これは、やはり以前読んだ『ニッポンの大問題』という本の内容と一致する部分で、すんなり入ってきました。
2010年初版の本ですが、内容もさることながら、その後の日本が直面した危機を言い当てていることに驚きました。
そして、国がとるべき方向性のみならず企業が進むべき方向を、データをバックに説き勧めていく点が印象的でした。
経済音痴の私には難しい部分もあったのですが、『生産年齢』に小指一本でぶら下がっている身としては、高齢者のとるべき行動を提案されているなど、『なるほど』と感じる部分が数多くありました。
大変興味深い本でした。