一年間有難うございました。
よい年をお迎え下さい。
予てより問題を指摘されている『技能実習制度』に対するニュースがありました。
この報告書に対し、自民党特別委員会から異論が出ました。
報告書は、技能実習生制度の実態が、不当な労働を強いるなど実習生の人権を大きく侵害するものであることを受けてのものです。
にもかかわらず、実習制度を単なる労働力という視点からしかモノが言えない自民党特別委員会というのは、一体どのような思考をしているのでしょうか。
労働力が逃げていくことを危惧する(本来筋違いと思うのですが)のであれば、実習生受け入れに対して補助金を充てるなど、やりようがあると思うのですが。
「人権問題」と「労働力不足」・・・
どう考えても同じ重さとは思えません。
自分の支持団体目線という視野の狭さには如何ともし難いものがあり、人権を最優先できない人たちの議員集団だからこその提言だと云えます。
「人権が侵害されている」という名の下に、民間人に銃口を向けるどこぞの指導者と大差ないのではないかとさえ感じてしまうのは、老眼によりモノが見え辛くなったオヤジの視点がずれているせいなのでしょうか。