暴力沙汰で日本ハムファイターズで干された中田選手が、早々に公式戦出場を果たしました。
中田翔が巨人初打席はストレートの四球 好機に代打、コールにどよめきhttps://news.yahoo.co.jp/articles/682d42a14290eac96df56109510feda74f74e158
事の経緯については、この際置いておきます。
しかし、中田選手の『無期限出場停止処分』はプロ野球コミッショナーが下した裁定だと思っていましたが、違うようです。
日本ハム・中田翔、ベンチ裏で同僚に暴行 無期限出場停止処分、野球界の盛り上がりに水差す愚行
野球協約第60条では、罰金や出場停止の処分は、球団、あるいはコミッショナー、又はその両者が下せると定められています。
しかし、今回の処分については、8月20日に球団による処分解除がされたとありました。
出場停止処分解除のお知らせhttps://npb.jp/news/detail/20210820_01.html
これは、この件について『日本野球機構』は何の判断も下していないということでしょうか。
日本野球機構という組織を調べてみると、代表理事が一人(斉藤 惇氏)居て、後は非常勤理事12名と監事2名しか記されていませんでした。
コミッショナーの斉藤惇氏も
「MLBのコミッショナーが強い権限を持ち各球団を公平に扱うシステムが確立されているのに対し、日本の場合は最終決定権を持つオーナー会議の立会人という側面が強い。」Wikipedia
ということです。
想像するに、これはプロ野球12球団が集まって話をする会であって、野球界全体を統括するものではないと思われます。
これは、日本サッカー協会(JFA)と大きな違いです。
歴史的経緯も違いますから、今のNPBをどうのこうの云うつもりはありませんが、『無期限出場停止処分』に対する意思表示をしないことが、組織としていかがなものかと考えてしまう。
「無期限=8日間」で、暴力事件についても何の音沙汰無しの球団任せ。
巨人ファンの私が見ても、今回の移籍は釈然としない。
12球団はフラットではなく、特定の球団が強いパワーバランスに支配されている感が否めません。
爽やかさが前面に出てほしいスポーツ界に於いて、この「釈然としない感」は、プロ野球人気に影を落とす気がします。
今、巨人戦とエンゼルス戦が同時に放映されたら、エンゼルスを見ちゃいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます