テレビを見て、ふと疑問に思った。
①政治家は、なぜわからないのに解らないと云わないのだろうか?
(政治家全員ではないと思うが、特に与党議員にみられる顕著な傾向)
コメンテーターは適当(失礼)にでも云わなくてはいけない職業。だから感想でも何でもとにかく云う。
政治家は違う。
解らないことがあっても、(恥だと思っているのか)解らないとは云わない。
挙句、的外れであっても自分の云いたいことを云って実績をアピールしつつ話題をそらす。
お医者さんは解らないとキチンといっている。
下っ端議員は解らないことがあっても恥ではないと思う。そのあと議員宿舎で勉強すれば良い。
現政権は総理・副総理以外は下っ端議員なのだから。
②報道番組に出演される政治家の発言がよくわからない。
・評論家・・・思ったことを言う立場
・野党議員・・・現行の法律や行政に対し、不足している点を指摘する立場
・与党議員・・・良いと思われることを実行する立場
どうもTVをみていると、「与党議員の立場の人」が居ない。全員野党議員。
なぜ、自民党議員が「政府が・・・」的な発言をするのか?
やはり、『現政権は総理・副総理以外は下っ端議員』ということなのか。
③諮問委員会の尾身茂会長が「日本はPCR検査のキャパシティを上げることが他の国に比べて遅れた」といった。その理由がわからない。
今さら、
「SARSやMARSが無かったために、少しPCR体制の経過が無かった。そういう中で、当初は重症化を防ぐため限られたキャパシティを集中せざるを得ないのが事実だった」
は無いだろう。
日本はクラスターつぶしに重点を置いたのではなかったのか。
単なる「言い訳」か「嘘つき」か「隠蔽体質」だろう。
正直言ってTVを見ていて腹が立つ。
報道番組は、自粛生活でたまったストレスをさらに増やす。
でも見ます。大げさに言えば国民の義務だから。
この文面から私が感じるイメージは、本音を言うことが困る場合を思います。
>的外れであっても自分の云いたいことを云って実績をアピールしつつ話題をそらす。
正に、国会の委員会での質問に対して総理や各省大臣や官僚がテーマ周辺の建前をとうとうと述べていますね。
あるいは、質問時間を減らすためだったりして・・・。
>お医者さんは解らないとキチンといっている。
ん?これは感染症についての記述ですか?
>現政権は総理・副総理以外は下っ端議員なのだから。
そうではないと思います。
よく、総理は大臣に答弁させて、その後に「今担当大臣が述べたとおりで・・・」と続けますね。
総理、副総理の方が多岐にわたる専門的知識を持っているわけはないのですから。
委員会に於けるほとんどの質問は事前通告がされていて、答弁内容を官僚が深夜まで時間をかけて書き、
総理や各大臣がそれを読み上げているのがほとんどでしょう。
一度私が驚いたことがあったのは、安倍総理が「事前通告もないそのようなことを突然言われても、
ちゃんとした議論が出来ないじゃーないですか!」と怒って自席に戻った時です。
>なぜ、自民党議員が「政府が・・・」的な発言をするのか?
よく大臣が飛びぬけた答弁をした時は「内閣不一致」ということで、それだけでニュースになりますね。
河野防衛大臣に小泉環境大臣が入閣前には元気よく政府批判をしていましたね。
それが入閣したとたん、安倍総理が述べていることから外れたことは一切口にしなくなりました。
なんとも魅力がなくなったものです。
報道番組の自民党代表は、反安倍の旗頭、石破茂氏ですら内閣を擁護した言い回しをしていますよ。
委員会の各省大臣と同じような立場になるんじゃーないですか?
尾身茂会長の話はあまり聞いてはいませんが、先日の延長宣言に総理に同席している様子を見て、私には、医療現場の方なんか向いていなくて、あくまでも官邸の方を向いて方針を出し、説明を加えているようにしか感じませんでした。
官房長官や田崎史郎氏より専門的知識を持っているだけに思えました。
>正直言ってTVを見ていて腹が立つ。
私は、与野党の議員だけで構成する報道番組は大嫌いです。
国会の委員会の小型に思えます。
国会だと口を滑らせると紛糾しますが、テレビのそんな討論は念仏みたいに建前を繰り返していたら終わってしまいますから。
評論家だけの報道番組は好きですね。
与野党寄りの人が出ていても、けっこう本音が見えてくる気がします。
今回のコロナ騒動で、私が感じたのは
『スタートがそれまでの力の論理で始まった』ということです。
「関心ないものは丸投げで任せる」
「関心のあるもの(見栄え、五輪、経済など)は常に中心でいたい」
それを官邸のごく一部(総理副総理)が平時の方法で押し切ろうとした。
周りも、平時のように忖度した。
結果、後手に回った。
あくまでも、素人が野次馬的に感じたことです。
しかし、国民は野次馬ではいられなくなった。というところでしょうか。