高齢者専門の精神科医和田秀樹氏の『 80歳の壁 』を読みました。
「70歳の正解」に続いての読書です。
内容は、
プロローグ 80歳の壁を超えていく 第1章 医者・薬・病院の壁を超えていく
第2章 老化の壁を超えていく
第3章 ボケ・認知症の壁を超えていく
第4章 高い壁を低くするヒント 50音カルタ
エピローグ 人生100年の壁も超えていく
「70歳の正解」以上に判りやすく、勇気づけられる内容でした。
特になるほどと思ったことは、
認知症は病気ではなく老化現象
自分の考え以外にも正解はある
記憶は苦手だが判断は出来る。だから詐欺にあいやすい
ガンというのは割と楽な死に方
楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ ウィリアム・ジェームズ
日本は福祉のせいで財政が厳しくなったのではない、政治家が必要以上に地方の公共事業にばらまいたからだ
など、他にも色々ありました。
中でも、「頑張ろう」とか「我慢しなくちゃ」などと云うことは間違いで、したいことをして、したくないことはしない・・・で良いと示してくれたことは、老化に対し身構えていた肩の力を抜いてくれた気がします。
「高齢者」を「幸齢者」と書いてリスペクトしてくれたことを嬉しく感じました。(私はまだ60代ですが・・・)
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