退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

スポット広告

2021年07月06日 13時41分29秒 | ネット記事から


PCでネットサーフィンをしていたところ、あるスポット広告を見ました。
「iPS財団」への寄付について

 

山中伸弥京大教授がiPS細胞を使った再生医療の可能性を広げ、実用化への橋渡しを目指して立ち上げた、公益財団法人を援助してほしいというものでした。


ノーベル賞を受賞した山中教授がリードして、再生医療の未来を開くであろうiPS細胞に関する研究機関が、経済的支援を得るために自ら寄付の広告をうたなければならないことに衝撃を受けました。


やはり現政権は、科学技術に対し理解がないことがわかり、がっかりもしました。


山中先生の研究は、全世界の病気や事故で不自由な身体となっている人たちにとって、希望の光だと思います。

こんなにも注目を集める研究にさえ、十分な財政的援助が成されていないということは、科学の未来を支える基礎研究に対しては、その予算は微々たるものでしょう。


資源のない日本では、『知的資源』に対する支援で世界をリードしてほしい、と思うのです。

 


以前にも書きましたが、なぜ国産ワクチン開発が遅れてしまったのか・・・。

 

記事がありました。

 

日本がワクチン開発に出遅れたのはなぜか


日本のワクチン開発資金について言えば、第1次補正が100億円余り、第2次は国内外で開発されたコロナワクチンの国内生産用の施設、設備に約1400億円、第3次が国内開発にかかる約1200億円である。合わせても2700億円である。

ちなみに、令和2年度科学研究費助成事業費は2374億円でした。

米国が2020年5月に打ち出したワクチン開発計画の予算は1兆円規模。
欧州や中国も同程度。

 


これがコロナに攻められて、14,866名もの犠牲者が出てしまった原因なのではないだろうか。


比較のために、外敵の攻撃に対する防衛費は、一般会計:5兆3133億円(令和2年度一般会計)
令和2年度防衛関係予算のポイント


令和2年度、外国からの武力攻撃で出た犠牲者は0人のはずです。

 

 


各自治体では、接種予約停止に追い込まれています。 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070101022&g=pol

 

 


何か違う梅雨

2021年07月05日 06時50分43秒 | ニュースより


熱海で土砂災害がありました。

お亡くなりになった方にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

災害救助にあたっている方々はくれぐれも二次災害に気をつけて頂きたいです。

 


今回は、災害発生の瞬間が動画として流れています。

どんなコメンテーターが雄弁に語るよりも、この画像は自然の怖さを我々に伝えてくれます。

 


近隣住民が撮った映像が、全国ネットに流れることが今風だと感心させられました。

 

撮った方も、身の危険を感じたことでしょう。

更に過激な映像を撮ろうなどと、危険な場所に近づいて災害に遭う人が出ないことを祈るばかりです。

 


気になったことは、避難指示が出ていなかったことです。


でも、これは行政を責められないでしょう。

 

それは、今回の土石流発生が、これまでの「集中豪雨型被害」ではなく「継続的長雨」による現象だったからです。

土砂崩れなどの災害は、近年多発している集中豪雨で起こるのかとばっかり思ってました。


今回の災害をしっかり検証して、対策を立てることになるでしょう。


その対策は、『擁壁』や『砂防堰堤』などだけではなく、命を守るための避難に特化すべきじゃないだろうか。

 

それだけ、今回の映像は衝撃的だったと思えるのです。

 


また、開発の仕方についても再考が求められるでしょう。


今回の土石流は、上流側の伊豆山地区の山の中で、開発のために土が盛られていた斜面が大きく崩れていたことがわかっています。

やはり人工物はもろいものなのでしょうか。

 

 

「土砂降りでなくても、避難指示を出す・・・」

そんな時代なのかも知れません。

 

 

 


『破天荒』という本を読みました

2021年07月04日 06時58分47秒 | 本を読みました


『破天荒』という本を読みました。


高杉良さんの自伝的内容で、まさしく破天荒な生き方だったと想像できました。

 

石油化学関係が中心で、知らないことだらけで難儀しましたが、読み続けました。

 


高杉良さんの今日に至るまでの記録のような展開でしたが、最後の最後に記されていた「 日本社会への提言 」のような一節がとても印象に残りました。

それは、

①役人は「日本は国家としてどうあるべきか」を考えなくてはいけない。
  役人の見る先は政府や総理大臣ではいけない。国民一人一人であるべき。

②企業経営者は内部留保に固執して小粒化してはいけない。

③メディアが劣化している。

これら問題点は、
 ・社会が高齢化している。
 ・女性が社会に登用されていない。
などが原因の一つとしています。

 

そして、政治家への忖度やデータの改竄を強いられた結果、官僚を目指す若者が少なくなったことを嘆いていました。

 


最近読んだ本にも同様のことが書かれていました。

 

大変勉強になりました。

 


赤木ファイル・・・?

2021年07月03日 05時13分14秒 | ニュースより


麻生大臣の発言が気になるのは私だけでしょうか。


しゃべりを生業とする政治家が、あの口ぶりは?


赤木ファイルで不満爆発 麻生財務相「その程度の能力」と記者批判https://news.yahoo.co.jp/articles/0acea3cff349eeb0ca285eb3ba52b4d1b2082b20

 


後期高齢者の元総理をあまり悪く云いたくないのですが、このやりとりは全くいけません。


自分のところで都合よくまとめて裁判所に提出した「赤木さん<を>まとめたファイル」を楯に取り、「赤木さん<が>まとめたファイル」を無視して報道陣を煙に巻こうとする。

質問者が誰かを名乗らせ、恫喝まがいな侮辱的な発言で、押さえ込もうとする。

質問者をリスペクトしないので、横柄な態度で対応する。


経験値から経済のことは詳しいかも知れませんが、ご高齢のためか世の中の情勢の変化について行けていない。

否、名門の家に生まれ、何不自由なく育ち、周りの者からチヤホヤされ、反対意見の者は排除してきた・・・。
そんな生い立ちにより育まれてきた深層部分が、年齢により表に出やすくなってきたのかも知れません。


つまり、彼の本音でしょう。(「何も知らないくせに何をほざいているのだ」という彼の声が聞こえそうだ)

 


コロナ禍という未曾有の災害に見舞われている今の日本で、世の中の変化、政治家とマスコミとの関係の変化、国民の政治に関する関心の変化・・・等、変化に対応できていない。


福岡8区(直方市、飯塚市、嘉麻市、中間市、宮若市、遠賀郡、鞍手郡、嘉穂郡)のみなさんは、看板や過去の実績に惑わされず、横柄な口ぶりをフレンドリーだと解釈せず、今の彼をちゃんと評価した方が良いと思います。

その看板により、発言は重く受け止められてしまうのですから。

 


公文書改ざん問題で、責任を問われる側の彼も太子党でした。

 


臨機応変

2021年07月02日 07時23分34秒 | 雑感


臨機応変か、優柔不断か。


今日、東京五輪会場における入場者数の決定が先送りされることを知りました。

 


最近、政府がことある毎に方針の変更を打ち出すことが気になります。

 


 ワクチン接種において、各自治体への分配数が変更になりました。

 ワクチン職域接種申請受付が凍結状態になりました。

 外国からの入国者に対する検疫で、濃厚接触者特定を誰がするのかハッキリしませんでした。

 緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置は、先延ばしが繰り返されています。

 オリンピック問題は「開催の是非」から「観客の数」に議論がすり替わりました。

 既にワクチン接種が進んでいる今になって、ワクチン接種証明書を発行することになりました。

 

 

 


先の見えない『コロナ禍』という国難に直面して、小回りのきく舵取りが必要なことはわかります。


しかし、「変更」のひとことで伝えられる方針転換は、現場に多くの負担を課すことになります。

ましてや、急遽変更と云うことになれば、時間との闘いになり、現場の苦労は計り知れません。


せめて、変更の可能性が残る政策に於いては、フローチャートを作り、A・B・Cなどのパターンを事前に示すと良いと思うのですが・・・(我々が知らないだけで出ているのかも知れませんが)

 


一連の流れを傍から見ていると、どうも『臨機応変』というよりも『優柔不断』『準備不足』な感じがしてなりません。

 

前首相が記者の質問に対し、「 仮定の質問に対してはお答えできない 」旨の答弁を繰り返していたのを見ていたからかも知れません。


やはり、「仮定だから答えない」のではなく、「検討していないから答えられない」だったのでしょう。

それは、「官邸が示した方針は最終結論であり、異論は挟ませない」という奢りから来るものだったのではないだろうか。


現政権の迷走は、未曾有の国難に見舞われた不運というだけでなく、この10年間で培われた官邸の姿勢が招いた結果でもあると思うのです。