退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

無観客

2021年07月09日 07時42分55秒 | ニュースより


東京五輪無観客実施が決まったようです。

東京五輪無観客は、 東京・埼玉・千葉・神奈川 各都県

 

一部観客は、 茨城・宮城・福島・静岡 各県

検討中なのは 北海道


一つの競技を複数会場で実施する場合、片方は観客がいてもう片方には居ない・・・ということは公平さという点で問題ないのでしょうか。

 


今後の関心は、五輪ファミリー(貴族)の扱いでしょうか。

 

 

無観客の理由は、首都圏はコロナが蔓延しているから危ない・・・からでしょうか?

危なくするのは誰で、危ないのは誰なのでしょうか。

 

 

勘違いしないでほしいのは、「無観客実施」は、東京都の感染を抑えるための政策ではないと云うことです。

プロ野球もJリーグも観客が入っているわけで、オリンピックとの違いを考えれば、むしろ海外の感染地域からの入国者による感染拡大が心配されることでしょう。

その対象は選手役員とともに五輪ファミリーや報道関係者です。

そのためにはいわゆる「バブル」が機能していないといけないのですが、どうも怪しいと報道されています。

 


ともあれ、全国から東京に集まり、コロナを携えて全国に帰っていく・・・という危険は回避できそうです。

 

 

国や都は、店舗での飲酒を制限することを唯一の政策として打ち出すようですが、昨今の感染ルートでは、むしろ家庭や職場の方が多い現状です。

日々目にする通勤電車の混雑ぶりは、飲食店での飲酒だけに焦点を当てることに疑問を感じさせます。

 


昨年、新型コロナが問題になったとき、重症化を防ぐことに焦点を置いて、高齢者のワクチン接種を優先して推し進めてきました。

しかし変異株の出現や、首都圏の感染状況を考えるに、今は家でじっとしている高齢者よりも、経済活動をせざるを得ない人たちに焦点を移さざるを得ないのではないだろうか。


その点で、職域接種は意味を持ったものだったのですが、ワクチンがなければ始まりません。

ワクチン確保と、少ないワクチンの配分の国としての戦略の不備が、大きなツケとして払わされているような気がします。

 


オリンピックのために動員されているバスのドライバーさんに、まだワクチン接種されていない方が居ると報道されていました。


穴だらけのバブルの中で支援をするドライバーさんやそれ以外の方々。

彼らに「丸腰」で立ち向えという政策は、不備などではなく暴力的と言わざるを得ません。


エッセンシャルワーカーの方々へのワクチン接種の遅れなど、このちぐはぐ感は何なんでしょう。

 


『迷ったときには原点に帰れ』

よく云われることばです。


今回のコロナ対策やオリンピック・・・原点は何処にあったのでしょうか。