退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

報道1930を見ました

2023年12月21日 15時29分45秒 | テレビを見ました

20日の報道1930を見ました。

「パーティー券収入不記載」による裏金作りが問題になっています。
マスコミも大々的に報道していました。

でも、それは東京地検特捜部の捜査に関することがほとんどでした。

今後、会計責任者による記載漏れだから修正申告すればよいとか、会計担当者のみが訴追されて幕引き・・・なんてことが心配されます。


そんな中でこの番組は、「なぜ政治に金がかかるのか」に焦点を当てていたので見応えがありました。

 

視聴して思ったのは、金をかけているところは「政(まつりごと)」ではなく、「(お国入りなどの)広報」なのではないかと云うことです。

国の政をする国会議員が地元のお祭りに参加するのは、広報以外の何者でも無いでしょう。

お祭りを盛り上げようとするのは国政ではない。


公設秘書のうち、政策秘書以外の2人の秘書や私設秘書の仕事は、地元対策・・・即ち次の選挙のための広報活動なのではないかなどとと思ってしまいました。


選挙民も「イベントに顔を出した」くらいでいい人だと判断するのはどうかと思う。

群の顔役でもあるから地元に帰るのは仕方がないのだけど、それは政治家の活動費とは違う。

 

リクルート事件をきっかけに企業団体献金に制限をかけ、その代わりに政党助成金を新設しました。

しかし、パーティー券による裏金作りなどと、事実上紐がついて居るであろう企業献金がまかり通る現実を見るに、もう一度精査しなくてはいけないと感じました。

なんてったって、パーティー券購入は「阿吽の呼吸」で行われる『賄賂の前払い』的なもののようですから。


政党助成金と企業献金・・・今後どうなるのでしょう?

該当議員の方々は両方残すことを目指すでしょうが、これに関しては世論の盛り上がりや来年の選挙結果で左右されるでしょう。

議席数が現在とあまり変わらないかわずかな減少であれば、ただし書きをつけて何らかの形で両方残すでしょう。
あるいは新しい規制は試行の後、5年後に結論を出そう・・・などと先送りする。

議席数が大幅に減れば(それでも政権交代は起こらない。仮に公明党が離れても、維新か何処かが大臣ポストほしさに連立を組む)どちらかを削る・・・?

おそらく、企業献金は残したいのでしょう。

政党助成金は、与野党共に恩恵にあずかるが、企業献金は与党に払ってこそ意味を持つものであるから・・・前払い賄賂?であるから。

 

『政治に金がかかる』なら、かかった金について1円まで報告の義務を持たせるべきです。

そして、かかる金をどう減らすか・・・支出を公にして検証し無駄を減らす・・・でしょう。民間では当たり前のことと思いますが。


やはり次の選挙で評価するしかないでしょう。

おざなりの改革で誤魔化されない。
役職の辞任や離党などでは本質は変わらない。
首を挿げ替えても「蜜柑が腐っているのではなく、蜜柑箱が腐っている」のだから、変わらない。
地元の名士だし、普段お世話になっているから今回は目をつぶろうなどと思わない。その方には国政を任せるのではなく首長になって頂きましょう。


汚れた金をもてあそぶ政界の浄化とは、選挙民の良心が問われる・・・ことだと思います。

マスコミも営利企業だから視聴者の悪口は言いません。でもあえて言えば「投票率の高い年長者の身勝手な判断が国に寄生する輩を生み出している」ということでしょう。(自戒も込めて)


「誰がなっても同じ」だとか諦めない。

諦めたくなったら、若いのを当選させましょう。官僚がいれば大臣全取っ替えでも国は動きます。

 


終わらない戦争の行方

2023年12月18日 08時30分11秒 | ニュースより

戦争が終わらないのは誰のせいなのだろう?

国連安保理、ガザでの即時停戦決議案を否決、米国が拒否権行使        12/13ビジネス短


国連総会、ガザでの即時の人道的停戦を求める決議案採択              12/15ビジネス短信


安保理で拒否権を発動したアメリカは戦争規模の縮小をイスラエルに言うのだそうです???
【18日随時更新】米国防長官とイスラエル側がきょう会談


結局、大統領選挙前にユダヤ人票を得たいアメリカは、イスラエルに強く言い出せない。
イスラエルはそんなアメリカの足下を見て、強気に出ている。
「ハマスの殲滅」を謳っているが、彼等の中には『ハマス≒パレスチナ人』なのではないだろうか。

ナチスの愚行は、ユダヤ人に多くの不幸を見舞ったが、そのことと今のイスラエルの行為は結びつけてはいけないと思う。犠牲になっている人々は、当時ナチスを支持した人々ではないのだから。

イスラエルはパレスチナ国家の成立など微塵も考えていないと思える。


イスラエルの人々や、ロシアの人々が全て好戦的がとは思えない。彼等が思想が違うからと云って人々の命を奪うことを良しとする考えではないと信じる。

だとすれば、パレスチナ人やウクライナ人に銃口を向けるイスラエルやロシアの国民の真実はどこにあるのだろうか。それらが多くの部分で我々のそれと違っていることは、国家指導者によるプロパガンダによるものと思えてならない。

唯一イスラエル、ロシア、パレスチナ、ウクライナ全ての人々が否定できないことは、無辜の人々の血が流れていると云うことではないだろうか。

その行為を停止させることに反対をする大国(アメリカ・ロシア)が持つ拒否権は、それら国々に戦争を起こし得る権利を与えているとしか思えない。

 

やはり、ロシアウクライナ戦争の犠牲者(兵士を含む)はロシアが、イスラエルパレスチナ戦争の犠牲者(兵士を含む)の多くはイスラエルとその支持国が生んでいると思える。


人一人を殺しても死刑にはならない、むしろ死刑廃止が世界の潮流となっているのに、ロシアのナチズムからの解放や、イスラエルの人質解放ハマス殲滅は、行き過ぎた行為としか思えない。

 

ナチス政権下のドイツ国民にも、彼等なりの真実があったと思う。
しかし、1世紀近く経った今の評価は、否定される価値観だったと云うことだろう。


ロシアウクライナ戦争とイスラエルパレスチナ戦争は100年後どのように評価されるのだろうか。


戦争の評価は、その時の世界の価値観から生み出されるのだから、ナチスドイツ同様否定的なものであって欲しいと思う。


人の命を軽んじた国の政策は、どんな大義名分があろうと否定されるべきと、300万人の犠牲者を出した先の大戦から感じて(学習して)います。
(当時犠牲になった若者が生きていたら、彼等の子たちが我々の周りに居て、私の掛け替えのない親友になっていたかもしれない・・・などと考えているのです)


勉強不足で歴史や文化、現地の肌感覚を知るよしもない、遠い島国の一ポンコツオヤジの考えでした。

 


特高復活?

2023年12月14日 18時23分55秒 | ニュースより

東京地検特捜部が、パーティー券による裏金作り(帳簿未記入による税金逃れ)に対する捜査が進んでいます。

柿沢未途議員が自民党離党 選挙買収の可能性も 議員会館事務所・自宅に家宅捜索 東京地検特捜部


頑張ってほしいものです。


そんな中、あるニュースを思い出しました。

警視庁公安部、有識者聴取と異なる報告書作成か 起訴取り消し

 

ところで、「地検特捜部」と「警視庁公安部」・・・情けないことによく解ってませんでした。

特捜部(特別捜査部)は日本の検察庁の一部門。東京・大阪・名古屋の各地方検察庁に設置されている。Wikipedia

公安部警視庁の内部組織の一つ。公安警察を所掌する。警視庁公安部は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の人権指令により廃止された警視庁特別高等警察部の後継組織とされる。Wikipedia

特高日本の秘密警察。国事警察として発足した「高等警察」から分離し、国体護持のために無政府主義者・共産主義者・社会主義者、および国家の存在を否認する者や過激な国家主義者を査察・内偵し、取り締まることが目的であった。Wikipedia

その特高(特別高等警察)の後継組織だったのですね。

映画やドラマに出てくる「悪名高き特高」。

まさか警視庁公安部は、今もまだ戦前の特高のようなことをやっているのではないでしょうね?


権力を持つ立場の者が、こんなことをしてはいけません。

右傾化の進む日本の舵取りと共に、少し怖くなるニュースでした。

 


職責を全うする・・・?

2023年12月12日 04時00分49秒 | ニュースより

パーティー券収入のキックバックと収支報告書未記入について、一部の議員だけではなかったようです。

自民派閥 政治資金問題 安倍派議員 キックバック数十人規模か


「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ 永田町は騒然…「それより松野官房長官がフラフラでもう持たない」

「頭悪いね」4000万円キックバック疑惑の議員逆ギレで「日本終わってる」と批判殺到…過去には般若心経を唱えたことも


該当議員たちはことの些細を尋ねられると、
『刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認して適切に対応・・・』的なことばで一切答えようとしません。

就いている要職について辞職はあるかと問われると、
『職責を全うする・・・』などとと言っています。


ということは、「このような問題は議員や役職を続ける上で大したことではない」ということなのだろうか。

刑事告発云々・・・については、以前(12月10日)にも書いたが、
『捜査が終わった段階で政治家の「説明会見」やら「お詫び会見」を見たことがありません。』
マスコミの追取材に期待したい。


職責を全う云々・・・については、今の自分は役職を受けるに値すると考えているのだろうか。

この件については「斯々然々で、現役職を辞するに値しない」とか言ってくれないと、『やりたいんだからやらせろよ』としか聞こえない。

やはり「斯々然々」をしっかり言葉にしなくてはいけません。言葉を生業とするプロとはいえないでしょう。(言葉だけってのもマズいですが)

有権者は、納得しません。(裏金トリクルダウンの恩恵にあずかっている一部の人たちを除いて)


そして、日本と係わりがある諸外国は、そんな議員がリードする国をどのように見るのだろうか。


心配だし残念なことです。


信念があり孤高を恐れず筋の通った政策を貫こうとする姿勢こそが、対等な外交を築き上げるための必要条件ではないかと思うからです。