下の四枚の絵は Roberto Ferruzzi (1853-1934)という画家の作品で、普通「街角の聖母」というタイトルで知られているが、ほかにも「優しさの聖母」「安らぎの聖母」「ジブシーの聖母」などとも呼ばれている。
もともとは、弟を抱いたアンジェリーナ・チャンという11歳の少女をモデルにした「母性」というタイトルでヴェネツィア・ビエンナーレに出品されたが、人々から「La Madonnina 年若い聖母」と名付けられさらに上記のようなタイトルで親しまれるようになったということである。
一枚目の絵が多く見かけるようだが、これが元の作品なのか、そして他の絵が模写なのかどうかは私には判らない。
二枚目が元の作品の様な気もするが、とにかくオリジナルは消息不明だそうである。
◎ クラナッハの聖母子は昨日も出してあるが、下の絵もある。
ただ、既述のユディトやサロメの印象があって、どうもしっくりしないのだが・・・
もっともクラナッハの肖像画はほかにもたくさんこの姿で描かれれている。
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