海辺の美女 松風と村雨 2

画中の松の枝に掛けられたものは、赦されて都に戻る行平が、形見に残した烏帽子と狩衣である。
別れに臨んで行平が詠んだ歌
　　たち別れいなばの山の峯に生ふる松とし聞かばいざ帰り来む
　
　　　英　一蝶


　　酒井抱一　　　　　　　　　歌川豊国　　　　　　玉村方久斗　　　　　　　　　　　　　　歌川豊春　　　　　　　　　　　　　　　　奥村政信
　　　　　　　　

　　　　歌川広重


　　　　歌川広重


　　喜多川歌麿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一筆斎文調　　　　　　　　　　　　　　　　　　揚州周延
　　　　

　　　月岡芳年　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　菊川英山
　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎　「松風村雨」の故事とは別に　単に「潮汲み」という作品もある。
　　月岡耕漁　能楽「松風」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　菊川英山
　　　　　
　　　
　　　喜多川歌麿






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