月岡芳年の弟子として明治期に活躍した浮世絵師。
当作品は上代から幕末に至る様々の階層の女性風俗を描いたもので、特に江戸時代をメインとして一枚ごとに「何々頃婦人」と元号が記されているが、そんな細かい時代区分の風俗が描き分けられているかは定かではない。
眺月・上代 白拍子・建久 菖蒲・延応
旅路・元弘 ひさぎ女・文安 物売りの女 侍女・宝徳
見世棚・康正 ショーウインドー 辻君・応仁 夜鷹 手鞠・慶長
遊君・元和 網笠茶屋・寛永 洗髪・正保
※網笠茶屋・遊郭の近くで、顔隠しの網笠を売る店。