御神輿はクサビと紐で組んでいきます。
最初は一年ぶりの感覚思い出すのか一番小さな子供御神輿から組み始めました。
僕が教授と呼ぶ K さんが若手に指導してました。
山車の上野太鼓には「平和記念」「昭和二十六年九月吉日」とありました。
棒の位置決めしたら神輿の下の内側から三角のクサビを入れ打ちし
棒同士は紐で結わくんですが力の分散を均等にすることが大事とのこと。
紐は「このきり」と呼ばれる木製ハンマーをテコに使いキリキリと紐が音を上げるほど締めます。
結び目は「シノ」と呼ばれる尖った金属の道具(針金等を締める)も使ったりしてました。
神輿組みと並行して山車の太鼓も固定。
組んでる最中に御神輿が動かぬようオモシはコノ位置がベストだそうです。
御神輿は棒の数で担ぎ方が違うので鳳凰の羽の端が上を向くか下を向くか違います。
正方形の御神輿の前後の見分け方が判りました。
教授は若いモンに「亀が北だから玄武で前 ・ ・ ・」そんな単語が聞こえました。
「亀」の反対側の後ろには予想した「鶴」でなく「朱雀(すじゃく)」。
正面から「亀」を見て右に「虎」左に「龍」が彫られてました。
藝大神輿は正方形でなく前後がハッキリと判るオブジェ載ってましたから迷いませんね。
屋根の四隅に鳥や鈴を付けたりタッタの一箇所太い紐を結んだだけでも
当日落ちたり緩んだりはしないかと気持ちが移るもんですね。