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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

雨の、海の日に寄せて

2006-07-17 | 熱帯魚
本来雨の日は嫌いですが、梅雨から真夏期にかけてはそうでもありません。
温度・湿度ともにカンカン照りの日よりもよほど涼しく過ごしやすいからです。

老衰金魚、今日は朝から流木の陰の水底に゛坐って゛いて、ほとんど動きません。
エサを撒いた時だけは気配がわかるらしく、ぽわーんと浮かんで食べにきますが、よーく見るとエサはほとんど口に入っていません。

目がよく見えないのか、あるいは機能低下のせいで目標に行き着く泳ぎが出来ないのか…。
この様子では多分あまり長くはもたないでしょう。
尾っぽが下がり、左右にふらつく泳ぎ姿勢以外は゛老化゛を感じさせる兆候は何もなく、シワもシミも、白髪化も歯抜けもありません。

保険も社会保障もなく、医者もいませんが、それでも金魚が水底で大人しく゛その時゛をじっと待っている姿はとても自然です。
とりたてて不幸には見えません。

夫や子どもが周りにいないのを嘆くこともありません。
一人で生まれてきて、また一人でいくだけ、です。
ただあるがままに、自然の摂理に従って生きています。
何故かちょっとだけ金魚の世界が羨ましく思えるのでした……。