人類の長い進化の過程で、恋愛において男が発達させてきたのは目。
女性を見た瞬間、その女性が恋愛対象であるか否かにかかわらず、ウエストとヒップの比率が7:10になってるかどうかをしっかり見るのだそうな。
7:10は出産適齢期の女性たちを実際に計測したウエストとヒップの差。
女の子どもは寸胴で、思春期になるとウエストがくびれ始め、閉経する頃になるとまたウエスト値が大きくなる。
つまり、男は本能的にその女性が出産可能かどうかを見るのだという。
これに対して女は記憶で恋愛相手の男を選ぶ。
出産・育児に著しく手間のかかる人類は、女性がその大事業に専念している間、彼女と子どもを援けてくれる相手を必要とするので、目の前の男がその役割を果たしてくれるかどうか、記憶によってしっかり判断するという。
そもそも男女の恋愛そのものが、女性が出産・育児に手を取られても人類が生き残れるよう、男性が女性を愛して常に女性の周辺にいるように仕組まれたシステムなのだという。
ところがしっかり選んで結ばれた相手であっても、恋愛感情は短ければ1年半、長くても3年でなくなってしまう。
狩猟がメインの原始社会はこれで良かったのだろうが、現代人類の暮らしにはそぐわない。
そんな男女の仲を長く保つための研究をしているアメリカ人学者たちがいる。
学者によると、男性は男女間に横たわる2つの障害を乗り越えねばならないそうだ。
アメリカにはこの、問題のあるカップルの会話を聴きながら、直接具体的にアドバイスする職業まであるとか。
①つは、女性に質問すること。
狩猟本能を持つ男の会話法は時々刻々と変わる状況に対応するのに適しているが、女性はただ話を聴いて欲しいだけのときが多い。
そこで男は女性に質問して、女性がどう感じたかを聴くようにすると、女性は自分に関心を持ってもらえたと思い心を開くそうだ。
だから男性は女性の話を聴くだけにとどめ、(決して)分析しないこと。
「君はその時、どういうふうに感じたの?」と尋ねるだけでいい。
②つめは、男女とも長い人生を共にしたいなら相手に必ずすべき質問だという。
「あなたの夢は何ですか?(あなたが人生で成し遂げたいことは何ですか?)」。
これを語り合うことによって、人生の目的や生きる意味をカップルで共有することが可能になる。
昔と違い、長寿の今は男女はパートナーとして共に人生を歩む時代になった。
最後にNASAの実験から。
ヒトが長期間何かに立ち向かうには、目的を成し遂げる力に優れた男性と、チームをまとめるコミュニケーション力に優れた女性が一緒の混合チームを作るのが一番お互いの能力を発揮し、目的を達成しやすいと言う。
考えてみれば常識的な指摘ばかりだが、内容は示唆に富む。
(おまけ)
恋人を見ると快感を感じるドーパミンが放出され、これを(学習する能力のある)脳はまた快感を感じるために恋人を見たい、と思うようになるそうだ。
そして恋愛関係になると、人は批判したり、客観的に判断したりする働きをする脳の部位を停止してしまうという。
これが゛恋は盲目゛と言われるゆえん。
脳科学は人の経験の不思議を解き明かしていく。
女性を見た瞬間、その女性が恋愛対象であるか否かにかかわらず、ウエストとヒップの比率が7:10になってるかどうかをしっかり見るのだそうな。
7:10は出産適齢期の女性たちを実際に計測したウエストとヒップの差。
女の子どもは寸胴で、思春期になるとウエストがくびれ始め、閉経する頃になるとまたウエスト値が大きくなる。
つまり、男は本能的にその女性が出産可能かどうかを見るのだという。
これに対して女は記憶で恋愛相手の男を選ぶ。
出産・育児に著しく手間のかかる人類は、女性がその大事業に専念している間、彼女と子どもを援けてくれる相手を必要とするので、目の前の男がその役割を果たしてくれるかどうか、記憶によってしっかり判断するという。
そもそも男女の恋愛そのものが、女性が出産・育児に手を取られても人類が生き残れるよう、男性が女性を愛して常に女性の周辺にいるように仕組まれたシステムなのだという。
ところがしっかり選んで結ばれた相手であっても、恋愛感情は短ければ1年半、長くても3年でなくなってしまう。
狩猟がメインの原始社会はこれで良かったのだろうが、現代人類の暮らしにはそぐわない。
そんな男女の仲を長く保つための研究をしているアメリカ人学者たちがいる。
学者によると、男性は男女間に横たわる2つの障害を乗り越えねばならないそうだ。
アメリカにはこの、問題のあるカップルの会話を聴きながら、直接具体的にアドバイスする職業まであるとか。
①つは、女性に質問すること。
狩猟本能を持つ男の会話法は時々刻々と変わる状況に対応するのに適しているが、女性はただ話を聴いて欲しいだけのときが多い。
そこで男は女性に質問して、女性がどう感じたかを聴くようにすると、女性は自分に関心を持ってもらえたと思い心を開くそうだ。
だから男性は女性の話を聴くだけにとどめ、(決して)分析しないこと。
「君はその時、どういうふうに感じたの?」と尋ねるだけでいい。
②つめは、男女とも長い人生を共にしたいなら相手に必ずすべき質問だという。
「あなたの夢は何ですか?(あなたが人生で成し遂げたいことは何ですか?)」。
これを語り合うことによって、人生の目的や生きる意味をカップルで共有することが可能になる。
昔と違い、長寿の今は男女はパートナーとして共に人生を歩む時代になった。
最後にNASAの実験から。
ヒトが長期間何かに立ち向かうには、目的を成し遂げる力に優れた男性と、チームをまとめるコミュニケーション力に優れた女性が一緒の混合チームを作るのが一番お互いの能力を発揮し、目的を達成しやすいと言う。
考えてみれば常識的な指摘ばかりだが、内容は示唆に富む。
(おまけ)
恋人を見ると快感を感じるドーパミンが放出され、これを(学習する能力のある)脳はまた快感を感じるために恋人を見たい、と思うようになるそうだ。
そして恋愛関係になると、人は批判したり、客観的に判断したりする働きをする脳の部位を停止してしまうという。
これが゛恋は盲目゛と言われるゆえん。
脳科学は人の経験の不思議を解き明かしていく。