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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

男女脳の違い②(テレビ情報)

2009-01-12 | シニア情報
うつ病の発症率は、13歳を超えると女性が男性の2倍に、
55歳以上になるとアルツハイマー病になるリスクは女性が男性の2倍に、
自閉症の発症率は男性が女性の2.5倍に。

アメリカのある大学が男女学生を数十人ずつテストしたところ、個人差はあるものの空間認知力は男性の方が優り、言語能力テストは女性の方が優っていたという。
ここまではよく聞く話。

この男女の違いは人類の何百万年という進化の過程で厳しい狩猟採集で生き延びるため、(食料調達に向けて)お互いの能力を違う方向に発達させたからではないかと推測されている。

一般に「女性は地図が読めない」と言われるが、指示の仕方を変えて実験したところ、<方向と距離のみの指示>では男性が女性より優れ、<目に見える目印を言葉で指示>したところ、女性が男性よりも優れていた。

つまり、これは結果にたどり着く得意な手法が男女脳で違うことを意味し、「女性は地図が読めない」という指摘は、現在の地図が男性の得意とする空間認知力をベースにしたものだからである、ということがわかっている。

知能テストの実験でも、同じ点数を獲得するのでも男女で働かせる脳の部位が違うことがわかっている。
これは知能テストが各脳の働きの統合力を必要とするから。
男性は得意な空間能力をメインに脳のネットワークを築いて事に当たり、女性はブローカ野と呼ばれる言葉を話すネットワークを生かして当たるとのこと。

大事なことは、道筋は違っても問題解決能力に男女差はないという事実だ。
同じ目的を達成するための道は一つではないという結果を踏まえ、アメリカでは現在、男女で違う教え方をする公立学校が次々に出てきている。
いわば、落ちこぼれを作らない、学力向上のための男女別の教育法というわけ。

男の子は長時間同じ姿勢でいるのが苦手なので、本を読むのも自由な姿勢でやらせ、ボスが誰か明確に意識させるようにする。
命令口調で競わせ、やる気を高める。

女の子は上下関係をはっきりさせることを好まないのでペアを組んで学習させる。
男の子はペアを組ませるとケンカするが、これは女の子だから可能と言える学習法。
男女それぞれ得意なやり方で学ばせるわけだ。

この男女脳の違いは企業活動にも導入され始めており、あるコンサルタント会社ではプレゼンテーションをするとき、クライアントが男性か女性かでやり方をガラリと変えて対応しているという。

男性客が相手の時は男性チームを行かせ、なるべく地位の高い人に物を言わせる。ポイントはズバリ指摘するのが良い。
逆に女性客が相手の時は男女混成チームで実際の担当者を多く参加させ、たった一つの答をズバリ指摘することは避ける。

というのも、プロセスを重視する女性は一つのやり方のみを強制されることを嫌うからだ。
今夜も非常に興味深かった。

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