神戸市にある私立K病院でほぼ1年ぶりの大腸内視鏡検査を受けました。
日本でも有数の技術を持つM先生は昨春退職、完全自費診療の医院を開業されたため、今年は初めて診察を受ける40代と思しきI先生に施術してもらうことになっていました。
看護師さんの話では、そのI先生はM先生の愛弟子であるばかりか、他の先生にも師事して熱心に勉強しておられるとのこと。
なので「今日も無事終わるだろう」と安心していたのですが…。
ところがそれは大甘な期待だったのです。
鎮痛剤・鎮静剤の量がいつもと違うのかと思うほどで、施術途中に意識が戻ってしまい、そうすると下腹部が生理痛をもっともっとひどくしたような鈍い痛みでいっぱいです!
(実際はいつもと同じ量だったのです)
耐え切れず体を動かして痛みから逃れようとすると、看護師さんが押さえて静止します。
朦朧としながら、「もういいです!」と叫んだまでは覚えているのですが…。
その後鎮痛剤と鎮静剤、および私の日頃の睡眠不足のお陰でこんこんと眠り続け、看護師さんたちの話し声で目を覚ましたのは18時過ぎ。
施術は14時半頃から始まったはずです。
大抵施術自体は半時間ほどで終わり、あとは仮眠をとって、診察結果を聞いて終わりという段取りだったのです。
I先生によると、私の大腸は極めて挿入しにくい構造らしく、以前のカルテをひっくり返しながら「あのM先生だって挿入に9分かかってるものな。過去5回のうち、一番速いときで4分だった」とのたまうではありませんか。
普通の人だとM先生は1分ぐらいで挿入を終えてしまうそうです。
ちなみに、I先生はというと延々40分も私の大腸内を押したり引いたりであちこちに刺激を与えて痛い目にあわせた挙句、挿入を失敗したのでした!!
実際はもっとかかっていたんじゃないでしょうか?
内視鏡を挿入するのは肛門から大腸いっぱいいっぱい、つまり小腸の手前までなのですが、肛門直後にあるS字結腸が医師泣かせの難所のよう。
案の上、I先生は押しても押しても内視鏡が入らず焦り、私が痛がるので(万一腸管を突き破って破裂、手術にでもなったら大変だと判断し)中断されたようでした。
「すみませんでした」って何度も何度も謝られてもねぇ…。
本音を言うと「実に許し難い!!」に尽きます。
「お前の腸の形が悪いからうまく挿入できないんだ」と、つまりI先生が言ったのはそういうことになります。
重大度は違いますが、たとえば床屋さん、パーマ屋さんが、「あんたの頭の形と髪質が悪いから、きれいに出来ないんだ!」と言ったら、客はどう思うでしょう?
どんな案件が来てもちゃんとこなす、それがプロの仕事ではありませんか!?
いくら複数の大御所に師事し、学んでいても微妙な技術力ばかりは持って生まれた能力差が大きいようです。(と思ってしまいました)
9分の成功と40分(以上)の失敗の差、それはダイレクトに医師の技術力の問題です。
I先生にはもっとプロになって欲しいです。
ケース次第では自信がないというなら初めから施術するな!と言いたいです。
あとで「人間ドックでならM先生の診察が受けられたかもしれませんねぇ」というぐらいなら、初めから「僕は腕が未熟で自信がありません。M先生がご希望なら少々高くなりますが、当院で人間ドックに入る方法を考えた方が良いかもしれませんね」と言え!!
そして詳細を調べて教えてくれてもいいぐらいでしょうが!?
私にとっての大腸内視鏡検査は健康診断的な位置づけですが、いくら年1回といえども、前日朝晩に便秘薬を服用、昼からは早食事制限が始まり、検査当日は絶食の上、1800mlもの下剤を飲み検査に備えるのです。
(尾篭な話で失礼しますが、下剤を飲んだ直後から1時間余りの間にトイレへ平均10回ぐらい通うことになり、外出はもちろんアウト、理性が吹っ飛ぶほど苦しい時間を過ごすのです)
その結果が「失敗」とはあんまりではありませんか!?
しかもK病院は病院を改装後、電子カルテを導入したのですが、これに記入するのに頭と手を取られる先生は、以前よりも患者の顔を診てくれなくなりました。
診察室の椅子に坐っても当初3~5分ぐらいは軽く無言が続くのです。
先生は怪しげな指遣いでキーボードに向かい、目はモニターに釘付け。
ずっと前、初めてこの病院を紹介されて検査を受けた時、世間では痛いので悪名高い大腸内視鏡検査なのに全然痛くも何ともなく快適に検査が終わり、ぐっすり仮眠をとったあと、看護師さんが「ずっと絶食でお腹がすいているでしょう。紅茶とコーヒー、どちらがいいですか?」と温かくて甘いインスタントコーヒーとクッキーを出してくれた親切が忘れられません。
そしてちょっと落ち着いてから、画像モニターを見つつ、改めて先生の説明を受けるという手順でした。
なかなか憎い心配りだったのです。
なのに今回、きれいになった病院はもはやそのような仕組みはなくしてしまったようでした。
今回敢えて名指しでコメントしたのは、この病院が以前の優しい心と、患者に向き合う医者の心を忘れた゛改悪゛をして平然としているから。
病院の建物自体は確かに大変立派に、そしてきれいになりました。
一部ボケをかます事務職員を除いては、看護師さんたちは皆親切で感じ良いのです。
しかし、病院で最も大事なのは優れた医療技術を持った医師であり、診察態度です。
患者に向き合う優しい心があるからこそ、医師という職業の人たちには頭が下がるのです。
それが保証されないとなったら、一体患者はどうすればいいのでしょうか??
日本でも有数の技術を持つM先生は昨春退職、完全自費診療の医院を開業されたため、今年は初めて診察を受ける40代と思しきI先生に施術してもらうことになっていました。
看護師さんの話では、そのI先生はM先生の愛弟子であるばかりか、他の先生にも師事して熱心に勉強しておられるとのこと。
なので「今日も無事終わるだろう」と安心していたのですが…。
ところがそれは大甘な期待だったのです。
鎮痛剤・鎮静剤の量がいつもと違うのかと思うほどで、施術途中に意識が戻ってしまい、そうすると下腹部が生理痛をもっともっとひどくしたような鈍い痛みでいっぱいです!
(実際はいつもと同じ量だったのです)
耐え切れず体を動かして痛みから逃れようとすると、看護師さんが押さえて静止します。
朦朧としながら、「もういいです!」と叫んだまでは覚えているのですが…。
その後鎮痛剤と鎮静剤、および私の日頃の睡眠不足のお陰でこんこんと眠り続け、看護師さんたちの話し声で目を覚ましたのは18時過ぎ。
施術は14時半頃から始まったはずです。
大抵施術自体は半時間ほどで終わり、あとは仮眠をとって、診察結果を聞いて終わりという段取りだったのです。
I先生によると、私の大腸は極めて挿入しにくい構造らしく、以前のカルテをひっくり返しながら「あのM先生だって挿入に9分かかってるものな。過去5回のうち、一番速いときで4分だった」とのたまうではありませんか。
普通の人だとM先生は1分ぐらいで挿入を終えてしまうそうです。
ちなみに、I先生はというと延々40分も私の大腸内を押したり引いたりであちこちに刺激を与えて痛い目にあわせた挙句、挿入を失敗したのでした!!
実際はもっとかかっていたんじゃないでしょうか?
内視鏡を挿入するのは肛門から大腸いっぱいいっぱい、つまり小腸の手前までなのですが、肛門直後にあるS字結腸が医師泣かせの難所のよう。
案の上、I先生は押しても押しても内視鏡が入らず焦り、私が痛がるので(万一腸管を突き破って破裂、手術にでもなったら大変だと判断し)中断されたようでした。
「すみませんでした」って何度も何度も謝られてもねぇ…。
本音を言うと「実に許し難い!!」に尽きます。
「お前の腸の形が悪いからうまく挿入できないんだ」と、つまりI先生が言ったのはそういうことになります。
重大度は違いますが、たとえば床屋さん、パーマ屋さんが、「あんたの頭の形と髪質が悪いから、きれいに出来ないんだ!」と言ったら、客はどう思うでしょう?
どんな案件が来てもちゃんとこなす、それがプロの仕事ではありませんか!?
いくら複数の大御所に師事し、学んでいても微妙な技術力ばかりは持って生まれた能力差が大きいようです。(と思ってしまいました)
9分の成功と40分(以上)の失敗の差、それはダイレクトに医師の技術力の問題です。
I先生にはもっとプロになって欲しいです。
ケース次第では自信がないというなら初めから施術するな!と言いたいです。
あとで「人間ドックでならM先生の診察が受けられたかもしれませんねぇ」というぐらいなら、初めから「僕は腕が未熟で自信がありません。M先生がご希望なら少々高くなりますが、当院で人間ドックに入る方法を考えた方が良いかもしれませんね」と言え!!
そして詳細を調べて教えてくれてもいいぐらいでしょうが!?
私にとっての大腸内視鏡検査は健康診断的な位置づけですが、いくら年1回といえども、前日朝晩に便秘薬を服用、昼からは早食事制限が始まり、検査当日は絶食の上、1800mlもの下剤を飲み検査に備えるのです。
(尾篭な話で失礼しますが、下剤を飲んだ直後から1時間余りの間にトイレへ平均10回ぐらい通うことになり、外出はもちろんアウト、理性が吹っ飛ぶほど苦しい時間を過ごすのです)
その結果が「失敗」とはあんまりではありませんか!?
しかもK病院は病院を改装後、電子カルテを導入したのですが、これに記入するのに頭と手を取られる先生は、以前よりも患者の顔を診てくれなくなりました。
診察室の椅子に坐っても当初3~5分ぐらいは軽く無言が続くのです。
先生は怪しげな指遣いでキーボードに向かい、目はモニターに釘付け。
ずっと前、初めてこの病院を紹介されて検査を受けた時、世間では痛いので悪名高い大腸内視鏡検査なのに全然痛くも何ともなく快適に検査が終わり、ぐっすり仮眠をとったあと、看護師さんが「ずっと絶食でお腹がすいているでしょう。紅茶とコーヒー、どちらがいいですか?」と温かくて甘いインスタントコーヒーとクッキーを出してくれた親切が忘れられません。
そしてちょっと落ち着いてから、画像モニターを見つつ、改めて先生の説明を受けるという手順でした。
なかなか憎い心配りだったのです。
なのに今回、きれいになった病院はもはやそのような仕組みはなくしてしまったようでした。
今回敢えて名指しでコメントしたのは、この病院が以前の優しい心と、患者に向き合う医者の心を忘れた゛改悪゛をして平然としているから。
病院の建物自体は確かに大変立派に、そしてきれいになりました。
一部ボケをかます事務職員を除いては、看護師さんたちは皆親切で感じ良いのです。
しかし、病院で最も大事なのは優れた医療技術を持った医師であり、診察態度です。
患者に向き合う優しい心があるからこそ、医師という職業の人たちには頭が下がるのです。
それが保証されないとなったら、一体患者はどうすればいいのでしょうか??