あるひとから、バスケットはたくさんあった方がいい…そんな話を聞きました。
母が新聞を切り抜いて一生懸命貼り付けたスケッチブック
母を毎日見ていると、本当にいろいろなことを考えます。
特に静かな時間。
寝てばかりかと思って、そっと部屋に顔をだしてみてみると、目をぱっちりとあけていることがあります。
最初病気が発症したころは、伝い歩きではあってもまだ歩くことができたので、家の中でお米をかしてご飯を炊く係をしてもらっていました。
それが、だんだん歩けないようになって、
車いすでのの生活になり、
そしてベッドで過ごすことが多くなって。
自分自身、将来
自転車に乗れないようになって、
歩けないようになって
耳が聴こえないようになって
目がみえないようになって
食べれないようになって
自転車に乗れないようになったら
歩けばいい
歩けないようになったら
音楽を楽しめばいい
耳が聴こえないようになったら
窓からみえる景色を楽しめばいい
目が見えないようになったら
花の匂いを楽しめばいい
食事ができないようになったら
想像をすることを楽しめばいい
苦しくて、きっと辛い日の方が大半だろうけど、
ちょっと気分がいいときは、精いっぱい何かを楽しめる自分でいられたらいいな。