10/4(日) ぐるっとパスで行きました!
展示と講演、知らないことばかりで、予想以上に面白かったです!
ポルポト政権によって多くの文化・遺産が失われたカンボジア。
かつてのカンボジア貴族の生活は宗教と密接に結びついており、伝統的なシルクや日用品には宗教的モチーフが多くみられます。
戦火を逃れた貴重な資料をぜひこの機会にご覧ください。
ガンボジアの結婚式の衣装は、王子様とお姫様のよう
伝統的なクメールシルクの豪華な衣装。
ミュージアムショップには、クメールシルクも販売されています。
めも:2015/10/04 CX2 で撮影
何にも知らずに軽い気持ちで講演会に参加したら、聴衆は 蚕やカンボジアに詳しい人ばかりのようで、ちょっと場違い。でもアット・ホームな雰囲気でした。
・ 司会
ペン・セタリン先生、カンボジア人としてのポイント解説も。
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赤井 弘先生のお話は、興味深くて面白く時間が経つのも忘れます。
絹(シルク)を生み出すのは蚕の繭、日本では卑弥呼の時代から発達。
戦前までは主要な輸出産業だったけれど、今は斜陽・・・。
技術や研究は世界をリードしているので、海外に役立てたい。
また、シルクは美しいだけでなく、最近は健康にもいいと注目されている。
着るだけじゃなく、フェイスケアどころかパウダー状の健康食品も!!
繭を作る昆虫は世界にはすごく種類が多く、まだまだ、利用されていない繭が多い。
会場には、いろんな繭とそれからとった繊維(シルク)が並んでいます。
大きなものもあってびっくり。
農業の害虫が逆に、美しい繊維を得られる可能性があると、熱い講演でした!
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三浦 恵子先生のお話も、実際に活動された中身の濃いものでした。
ポルポト政権のあと、カンボジアの人に援助活動をしていく話、
引き合いに出された 森本 喜久男氏の活動。
一旦廃れたカンボジアのシルク織物の技術も、だんだんと回復しているようです。
化学染料で染めた色鮮やかなものありますが、天然染料の味わいにはかなわない。そのため、染料の材料の植物を育てるところから、活動が行われているとのこと。
【記念講演会】第1回 10月4日(日) 14:00~
【第一部】
世界のシルク事情
講師:赤井 弘 (
国際野蚕学会 会長、東京農業大学客員教授)
【第二部】
カンボジアの人の生活文化とシルク
講師:三浦恵子 (文化人類学者、早稲田大学非常勤講師)
講師 赤井 弘、三浦恵子、ペン・セタリン
カンボジアに村をつくった日本人: 森本 喜久男
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前回 「アクセサリーミュージアム」行ったのは、2012年11月18日です。
⇒
Myブログ:アクセサリーミュージアムのボタンコレクション