パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

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長年利用していた Autopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」が 2022年8月1日でサービス終了。2022年5月25日に新しくGooブログを開設して、旧ブログの全記事をここに引っ越しました。 まだ記事を見直し、修正中です。(*^_^*)♪
美術館巡り、宇宙や深海のこと、手作り作品、ITパソコン、美味しいものなど 内容あれこれです。
どうぞ、よろしくお願いします。(あとりえ「パ・そ・ぼ」の ベルル)
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※「高畑勲展」東京国立近代美術館に行く

2019-09-20 22:02:00 | アートを見に行こう!
キーワード : 「近代美術館へ行く」


 高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの特設サイト

東京国立近代美術館 7月2日(火)~10月6日(日)

 本展覧会では、絵を描かない高畑の「演出」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら、その多面的な作品世界の秘密に迫ります。

2019/9/20 行きました。 予想以上に面白かった。

竹橋の 「東京国立近代美術館」に着きました。



高畑勲展 です。


会場の外に ハイジの家の再現コーナー。


展示会場に入りましょう。 (撮影不可です)

最初に出会うのは、高畑さんと宮崎さんが並んで座っている写真。
まるでそこにいらっしゃるかのようで、ちょっと驚き!
そして、日本と世界のアニメーションの長~い年表が、興味深い。

展示内容は、年代を追って進みます。

1968年公開の 映画「太陽の王子 ホルスの大冒険」のコーナーは、
若き高畑監督の仕事ぶりが伺える多くの資料があり、すごく充実した内容です。
アニメーション映画がどういうふうに作られるのか、そこにどんな工夫がされているのか よくわかります。
映画「太陽の王子 ホルスの大冒険」 みてみたいですね!

TV名作シリーズ 「アルプスの少女ハイジ」(1974年)、「赤毛のアン」(1979年)などは ずいぶん後で再放送をみました。テーマ音楽を聞くだけで楽しい気分が蘇ります。

毎週毎週放送される番組を多くのスタッフで効率よく作業するため考案された「レイアウトシステム」など。
高畑監督の書いた資料がたくさんあるのですが、ちょっと丸文字系でとても読みやすいのがいいなと思いました。
一緒に仕事をする人たちがさっと読める文字、これはスムーズな情報共有におおいに役だったことでしょう。

ハイジの撮影コーナーがあります。

アルプスの少女ハイジのすんでいる世界のジオラマ。


ハイジとおじいさんがいますよ。


めも:2019/09/20 CX2 で撮影


会場は、更に多くの作品が紹介されます。
事前にTVで、「NHK 日曜美術館」や 「ぶらぶら美術博物館」をみましたが、そこでは紹介されなかった作品の展示もあって 興味深かったです。

マンガ本で読んだ「となりの山田くん」が動く!! アニメーション、最高に面白い。
簡単そうな線画をアニメーションにするのは、これまで以上に手間がかかるなんて思いもしませんでした。 o(*'o'*)o

高畑作品には、常に新しいことへの挑戦があります。
アニメーションの背景もリアルから超リアル、そして余韻のある水彩画と変化していくのが作品と相まって素晴らしいの一言!
こだわりの背景画をじっくり見ることができてよかった。

そして最後は、「かぐや姫の物語」のコーナー。
壁面には 3~4箇所 大画面のアニメーションが流れています。
高畑監督のやりたかったこと、手書きの線による表現が作品になっていきます。

じつは、この映画は迷ったけれどみていません。
高畑監督こだわりの、姫が走るシーン。 予告編ではあまり好きでなかったからです。
今回会場で映し出されたアニメーションの中では、「捨吉と姫が空を飛ぶシーン」 あれが一番好き!
今度TVで放送されたら「かぐや姫の物語」、絶対みます。(*^_^*)♪

展示会場は、丁度いいくらいの入場者で ゆっくり見ることができました。
最後は、グッズコーナーを眺めて、2時~4時半という長時間があっという間に過ぎました。

高畑監督が「日本のアニメーションに残したもの」が、こうして網羅的に展示されることで、若いアニメーターにもいい刺激となり これからも素晴らしい作品が生まれるでしょう!(*^_^*)♪

東京国立近代美術館「所蔵作品展」も見たかったけれど、ちょっと疲れたのでまた次回。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

参考
・ 高畑 勲 展 - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

・ “日美”が初のアニメーションを特集! 高畑勲のリアルとは?
 日曜美術館 2019年9月8日(日)[Eテレ]前9:00 
     【再放送】9月15日(日)[Eテレ]後8:00
日曜美術館「アニメーション映画の開拓者・高畑勲」
 アニメーション映画は「思想を表すことができる」「ただのファンタジーではない」と信じ、リアリティーを追求し続けた高畑勲。その熱き信念をゆかりの人々が語る。
 「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」。高畑勲監督は背景や人物表現のひとつひとつに、臨場感や説得力を追求した。
 遺作「かぐや姫の物語」は構想から50年を経て制作へ。アニメーションの常識を覆す表現が生まれた。
 高畑の助手を務めたこともある「この世界の片隅に」の片渕須直監督と、かぐや姫の声優として、高畑の演技指導を受けた女優・朝倉あきが、高畑が現代に残したメッセージをよみとく。
【ゲスト】アニメーション監督…片渕須直,女優…朝倉あき,
【出演】美術史家…辻惟雄,アニメ美術監督…山本二三,アニメーション監督…ミッシェル・オスロ,映像研究家・亜細亜大学講師…叶精二,【司会】小野正嗣,柴田祐規子


・ 高畑勲展@東京国立近代美術館に行ってきました!中川大志さんの音声ガイドがイイ! 2019年7月6日

・ ぶらぶら美術博物館 2019年09月10日 放送
 #321 高畑勲展 「ハイジ」から「火垂るの墓」まで ~ジブリアニメのルーツに迫る…宮崎駿との秘話~

 #321 高畑勲展「ハイジ」から「火垂るの墓」まで You Tube


・ 【tv】ぶらぶら美術博物館「高畑勲展」~ ・*・ etoile ・*・
 
コメント
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