キーワード : 2023年10~12月ぐるっとパス
10/17 会期も終盤、ぐるっとパスで行きました。予想以上にステキでした。
秋晴れの昼下がり、
大倉集古館へやってきました。
ポスターが並んでいます。
近づいて、
玄関を見上げる。
フロアー案内。
展示会場は、撮影禁止です。
午後1時~3時、ゆっくり楽しみました。
めも:2023/10/17 Xperia10Ⅳ で撮影
会場ではまず 大きな布が壁に展示してあります。
カラフルでおしゃれな模様。インドの伝統の染めものや織りものの布地。
そのまま、ショールやサリーとして使うんですね。 かなり大きいのにびっくりしました。
身につけるところを 紹介してほしかった~。(*^_^*)♪
ターバンもずらりと並べてぶら下がっています。
カラフルでステキ! ひとつ欲しくなりました~。(*^_^*)♪
インドの染織の技術はとても高度で、手仕事で高価な布地はヨーロッパの王侯貴族の憧れだったようです。
インド製のカシミヤ山羊の綾地綴織のショールは、作るのに3年もかかる手の込んだものなんですよ!
イギリスではなんとか手作業を機械化しようとし、やがて産業革命へと進んでいきました。
印刷技術の発達が染織に応用されたとは驚きだけど、なるほどです。
会場には 凸版ローラーによる加彩、銅板プリントや、ジャガード織りの「倣カシミールショール」(イギリス、フランス製)など ヨーロッパ製の布地もたくさん展示されています。
真っ白のモスリンも目を引きます。 薄くて柔らかそう。
チカン刺繍という精緻な刺繍が散りばめられた、夢のような生地です。
少女のワンピース。花嫁衣装。~
インドの布地は、東インド会社を経て、東南アジアや日本にも輸入されました。
独自ルートでイスラム諸国にも輸出されたそうで、モスク模様の礼拝用布などアラビア風です。
日本でも人気だったそうで、男性用に仕立てられた着物がおしゃれでしたよ。
一番驚いたのは、「牛用掛布」、華やかな赤い色の豪華なもの。神聖な牛にピッタリ!
展示された布地には穴のあいた物やツギハギのものもあり、多分長く愛用された歴史ある貴重なものなんでしょうね。
今残っているのは、主に王侯貴族などが使っていたもの。
庶民のものは、残っていないんだとか・・・。
大地のパワーに育まれたインドの人々の色彩感覚の豊かさ・華やかさを感じるとともに、技術の高さ・精密さにも感動しました。
身近にある 更紗模様のカーテンやハンカチなど、見る目が変わりそうです。
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参考:以下のサイトでは 展示の内容の写真が掲載されています。
・ 【レビュー】 「恋し、こがれたインドの染織 ―世界にはばたいた布たち― 」大倉集古館で10月22日まで 綿布の源泉はインドにあり 2023.08.23 美術展ナビ
・ IM レポート 恋し、こがれたインドの染織 2023年8月24日
・ インドから世界に伝わった染織の魅力【特別展 畠中光享コレクション 恋し、こがれたインドの染織―世界にはばたいた布たち―】 花人日和
・ 特別展「恋し、こがれたインドの染織」東京・大倉集古館で - “色鮮やかなインド布”世界での展開を紹介 FASHION PRESS
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展示されているのは、「畠中光享さんのコレクション」です。
どんな人? → 畠中光享(はたなか こうきょう) Wikipedia 日本画家、インド美術研究家、真宗大谷派僧侶。
作品は? → 畠中光享 作家紹介
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インドと言えば、美しい「サリー」と「ターバン」
身近なところでみかけるインドの女性は、着慣れた様子でサリーなどを身に着けています。色彩感覚が違いますね。
最近見た映画「燃えあがる女性記者たち」でも、女性記者たちが、カラフルな衣装で取材に出かけていたのが印象的でした。
⇒ Myブログ: 9/28 映画「燃えあがる女性記者たち」を見る
そして 映画「RRR] 最後の戦いの前に、神様に奉納されていた真っ赤な布を身にまとった主人公は、まさに神の化身でした。
⇒ Myブログ:3/21、25、29 インド映画「RRR」を3回も見る(*^_^*)♪
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本:会場に並んでいた本を数冊読むことにしました。
・ アジア・中東の装飾と文様 単行本(ソフトカバー) – 2023/5/19 海野 弘 (著)
・ カンタ刺繍 そのモチーフと技法: インド・ベンガル地方で生まれた美しい刺し子の手仕事 単行本 – 2021/10/8 望月 真理 (著)
・ ジャワ更紗の美とその技法: ウィ・スー・チュン工房のバティックアート 単行本 – 2015/8/7 ピテカントロプス (編集)
その他の本など → インド染織 ・ インド 綿布
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