Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

教育の奥義

2006年05月17日 | Weblog
教育の奥義とは何か・・・答えはこの写真にある。
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オランダはアムステルダム・スキポール国際空港で撮影した男子用便器だ。アホかと言われるが,実はこの便器の写真が撮りたくて,2年前の秋,わざわざオランダまで行ったのだ。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」で有名なマウリッツハイス美術館でも同じ便器が使われていた。残念ながら日本では同じものを見たことがない。

この写真がなぜ教育の奥義を語るのか。便器の中に頭をつっこむつもりで「一歩前へ」眼を近づけて欲しい。便器の中に何かいるはずだ。そう,ハエだ。このハエこそが究極の教育の姿を我々に語ってくれる。

でもよく見ると,このハエ,どうもおかしい。動かないのだ。写真だから動かないのではなく,実際に便器に頭と手を入れてハエを捕まえようとしても(誰がそんなことするんだ!)動かない。弱っているのではなく,実はこれ,便器にプリント(印刷)されている。

前に「一歩前へ」なんて書いたけど,そう,便器ではしばしば,一歩前に出て用を足すことを求められる。ちゃんと書き物を貼ってくれているトイレも多い。しかし,オランダではハエ1匹である。す・る・と・・・

便器の前に立ったすべての男子の本能が突如として働きだし,一歩前へ歩み,便器の中央少し左にのんびりと休むハエにめがけてゴルゴ13のように正確に射撃を始めるのだ。誰も「一歩前へ」なんて求めないのに。結果として便器の周りが汚れない。OH!

「○○しなさい」なんて求めないのに自然と「○○したくなる」。これこそ,教育の奥義である。
コメント
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