P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【レコード紹介#94】Dimitri From Brooklyn"Dimitri From Brooklyn Edits"

2014-04-05 01:32:55 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。
今回は 前々回前々回で 「我が家の Frankie Knuckles」を書くので後回しにした レコードの紹介記事です。

Dimitri From Brooklyn"Dimitri From Brooklyn Edits"(2013年)

Razor N Tapeレーベルから 昨年末に発売(日本のレコ屋の店頭に並んだのは今年の1,2月)された Dimitri From
Brooklyn aka Dimitri From Parisの手によるエディット作品集。Razor N Tapeが NYのブルックリンのレーベル
なのに因んで、普段のパリに代えて ブルックリンを冠したようですね。

Side-Aは Madonnaの1985年の楽曲"Into The Groove"のエディット。80年代の ダンサブルなポップス楽曲に
ハサミを入れて 原曲の趣を残しながら どこかシカゴハウスを思わせる雰囲気に仕上げたイイ仕事です。
Side-Bでは ファンキーなベースの効いたGoldie Alexanderの1981年の作品、"Show You My Love"、Paula Abdulの
1988年の楽曲、リズムマシーンのサウンド、これまたファンキーなベース、シンセのスタブの鳴るザ・80年代な音の
"Opposites Attract"の2曲をそれぞれ素材にしています。
両面とも 懐かし恥ずかしイイ80sに上手くハサミを入れて 再び輝かせる内容でイイです。
コチラで 収録曲を3曲とも聴けるので 是非チェックを!

やー Dimitriさん、つい先日も今度はDimitri From Tokyo名義で"Dancing Fool EP"というエディット集を出したり、と
目下絶好調ですね。そんな彼による Frankie Knucklesに捧ぐmix(↓)を紹介して 今回の結びとします。ではでは…!!





我が家の Frankie Knuckles~その2~

2014-04-04 02:11:38 | レコ棚
我が家にある ゴッドファーザー・オブ・ハウス、Frankie Knuckles関連音源のまとめの その2。

1.Frankie Knuckles Pres.Director's Cut"You Make Me Feel(Mighty Real)"(2012年)

Director'sCut名義で Eric Kupperと組んでSylvesterのディスコ・クラシック"You Make Me Feel(Mighty
Real)"のカヴァーを披露したのが本作。Shapeshiftersのレーベル、Nocturnal Groove発。
B. Sladeの力強い歌唱とストリングス、Frankie Knuckles仕事と言えば、な冴え渡る鍵盤使いが相まって
尋常でない多幸感に溢れた楽曲に仕上がってます。ベースがブリブリな鳴りをしてるトコも 評価高いです。
Side-Bには DJ Memeによるremixを収録。





続いて Frankie Knucklesが残した名remixの中から
2.Crystal Waters"The Boy From Ipanema"(1996年)

エイズ撲滅のチャリティー・コンピのシリーズの1枚"Red Hot&Rio"に収められた ボサノバ楽曲の
Crystal Watersによるカヴァーを Frankie Knuckles(Side-A)、Todd Terry(Side-B)がremixした盤。
王道歌モノハウス、なA-1 Classic Club、歌抜きのダブヴァージョンで、 Satoshi Tomiieの弾く
鍵盤が冴え渡るA-2 Ipadreamaともにイイ内容です(Side-Bの内容は 今回は割愛)。
最後に もう1枚。
3. Michael Jackson/Lil' Louis"You Are Not Alone/Club Lonely"(2009年)

Mr.Kこと Danny Krivitがエディットを施した音源を収録した盤で、Side-Aは Michael Jackson
"You Are Not Alone(Frankie Knuckles remix)"が素材となっています。歌の分量を減らした ダブ
寄りのアプローチで、Frankie Knuckles(と、彼の所属するDef Mix Production)の手による
トラックの魅力が 存分に引き出されてます。今回 久々に引っ張り出して聴きましたが、この曲
でのピアノとオルガンの絡みは 改めてスゴいな、と。王道中の王道、な ハウスサウンドです。
(尚、Side-Bは Lil' Louisによるハウス・クラシック、"Club Lonely"のエディットで コチラも
良い仕事となってます)

70年代後半のシカゴで Warehouse、Power PlantでDJを務めた際のプレイがハウスの礎となり、
その後は プロデューサー・チーム、Def Mix Productionでの活動でビッグ・ネームのremixを
多く手がけて ハウスの普及・発展に多大な影響を及ぼした ゴッドファーザー・オブ・ハウス、
Frankie Knucklesの早過ぎる死。本当に残念です。

我が家の Frankie Knuckles~その1~

2014-04-02 03:06:56 | レコ棚
こんばんは っす。

今回は Frankie Knucklesが先月の30日の夜に亡くなったとの報せがあったのに触れ、氏への哀悼の意と共に
ゴッドファーザー・オブ・ハウス、Frankie Knucklesが残した楽曲(と関連した音源)をご紹介、です。

1.Frankie Knuckles"The Whistle Song Revisited/Gimme-Gimme( Disco Shimmy)"(2006年)

1991年にリリースされた氏の代表作、情感をたたえたフルートのフレーズがフィーチャーされた 大名曲(!!)
"The Whistle Song"の2006年版(Side-B)。Side-Aは ピアノの鳴り響くセミ・インスト曲"Gimme-Gimme
(Disco Shimmy)"で、両面とも 1991年版の"The Whistle Song"でもremixを手がけたEric Kupperが参加
してます。




2.Frankie Knuckles presents Director's Cut"The Whistle Song"(2012年)

コチラも 盟友Eric Kupperとの共作による、明け方アンセム感が一際高い2012年版。序盤のブレイクビーツ風の
ビートがイイ具合です。

ココまでが Frankie Knucklesが手がけたのの紹介で、以下は関連する音盤です。

3.V.A."Leads&Bites Vol.1"(2010年)

Ibadanレーベルから出た、共作やremixを含めた レーベル主宰のJerome Sydenhamの手による楽曲を
収録した盤で、 Christian Prommer's Drumlessonでの活動で知られるChristian Prommerとの共作
"Love Test(A1)"で Jamie Principleによる初期ハウス楽曲"Your Love"のベースが引用されています。

1984年に制作された(発売は1986年)"Your Love"、は 生まれ育ったNYから招かれてDJとして シカゴに
移ったFrankie Knucklesがプレイしたコトで人気に火が着きました。その後1987年に、半ば騙したような
形の契約(※無断で、と言っても良いような形だそうな)で、知名度で勝るFrankie Knucklesの名前を冠した
レコード
としてTrax Recordsから発売された、という いわく付きの楽曲。更に 1991年には Traxから
またもや「Frankie Knuckles Presents」で Lisa Millettが歌う"Your Love"("Your Love(You Got The Love
remix)")も出てます。経緯を見ちゃうと コレ、ホントに Frankie Knuckles仕事か大分怪しいですね…。
尚、上記の Eric Kupperと組んでのDirector's Cutで、Frankie Knuckles自ら"Your Love"をリメイクしています。



(vo.は Jamie Principleです)

と、今回は 自分なりのFrankie Knuckles追悼記事でした。改めて ゴッドファーザー・オブ・ハウスの
ご冥福をお祈りします。

Twitter aka_ABE_DQN