９月１９日（金） 秋海棠

　”シュウカイドウ（秋海棠）”

　貧しくて 清き暮らしや 秋海棠　 [作者？]

　在職時、使っていた卓上カレンダーに俳句がのっていたことがあった。
気に入った句を切り取って机にしまっていた。
　しかし何時しかそのスクラップもなくなってしまっていた。

　退職時、机を整理していて引き出しの隅に貼り付いていたスクラップを見つけた中にこの句があった。

　この花の持つ印象を実に言い当てていると今でも思っている。

　

秋海棠

　秋海棠は目立たない、いや目立とうとしない花だ。
同じ色の組み合わせならコスモスがあるが、こちらの方がずっと目だってチヤホヤされている。

　しかしよく見れば淡い色を巧みに使った濃淡は、まじめで育ちの良さを感じる気品がある。

　「貧しくて清き暮らし」などという言葉は、時代の空気からは無力な言葉のように聞こえるが、
この花を見てこの句を作った作者に今も痛く共感している。

温泉へ

　”ときがわ町で”

　１６日に温泉に行くはずが鳥見に化けてしまった。
その代わりといえば言えなくもないが、今日こそ鳥見には無理そうだ。
　
　例の温泉にまじめに行った。
行く途中で秋海棠も撮った。