１月１３日（火） オオハクチョウに 合いたくて

　”石神井公園ボート池”

　練馬区の石神井公園にオオハクチョウが飛来したとのニュースが流されたのが先週末ぐらいであった。

　石神井公園駅は私が退職まで勤めていた職場がある。
かって知ったる場所で、初鳥を増やそうと出かけた。

　出来心とでも言おうか、退職した職場に行ってみようなどとはこれまであまり思わなかったが、なぜか懐かしい顔を見たくてふらりと行ってしまった。

　退職してから１年４ヶ月が経っている。
退職して新しい生活を作らなくてはならない、という力みが消えてきたのだろう。

ハシビロガモ ♂ ♀

　オオハクチョウは放送した翌日、１１日にはいなくなったそうです。

　この間３日連休はカメラマンや見学者が一杯来たそうです。
だから連休明けの今日にしたのに。

　聞くところに寄ると土日はボートが出たそうだ。ボート池だからしかたない。
カメラマンだけでも鳥を刺激するのに、ボートまで出てはたまらない。

　ハシビロガモを撮っていたかなり年配の紳士、神奈川県から来たという。
オオハクチョウの放送で来たのだという。放送の力はすごい。

　「鳥を刺激しないようにしよう」という強力な指導員でもいれば違ったかもしれない。


　

バン

　ボート池から隣の三宝寺池までを散策した。
以前と比べて鳥の数が少なくなった。

バン

カイツブリ

　パンをまくとチャラチャラ寄って来るカモ類に比べて、カイツブリはえらい。
しきりに水に潜っている。

　ついに泥鰌をゲットした。
カワセミのように魚を物に打ち付けるでもなく首を振っているだけだ。

　まして獲物は体の柔らかい泥鰌。
そう簡単に弱りはしない。

カイツブリ

　何時飲み込むのか、泥鰌はなかなか弱らない。
少し苛つき気味に見ていたら、まだ動いているうちに飲み込んだ。

　あれだったら最初からすぐに飲み込めば良いのに。
カイツブリの気持ちは分からん。

跨線橋から

　まだ日のあるうちに帰ってきた。

駅前の 出来事

　駅の自転車置き場前の赤提灯のお店。
あと一時間少しで提灯に明りが点る。

　こんな時刻に撮るのも面白い。
自転車置き場の隅の高いところに立って写真を撮っていた。

　高校生が帰る頃だ。まだ勤め人の帰る時間ではない。
私の目の前まで歩いてきた女子高生が、
「おじさん、チャリに空気入れるのない？」と聞いてきた。

　それはお困りだろう、この辺に自転車屋はない。
「駐輪場の管理人の物置小屋があるからあそこに聞いてみたら」

　「あっ！ここの人じゃないの？」
私は駐輪場の管理人と間違われていたのだ。

　間違われたのはしかたない。
客観的にはそうにも見えたのか。妙に可笑しかった。

　

白髭神社

　黄金色の葉をつけていた銀杏の木。
葉を落としても輝いている。

西日の影

　まだ日の照っているうちに帰宅。
乗ってきた自転車を止めたら、物置に自転車の影が映った。

　影に生活感を感じた。